安敦誌


つまらない話など
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良い本というのはあるもので

本日、Amazon.co.jpより荷物が到着。全部、本。「デルタブロガーの憂鬱」で書いたもの。

日本人が知らない恐るべき真実 〜マネーがわかれば世界がわかる〜(晋遊舎新書 001) (晋遊舎新書)

安部 芳裕 / 晋遊舎


ほう、こういうことができるようになったのか。これだとExcite Japanにアフィリエイトのお金が落ちるようになっているんだろうな。exblogの運営安定化のために、なるべく利用してあげるようにしよう。

さて、上記の本の納期が3~5週間後となっていたので心配していたが、思ったより早く届いた。オドロオドロしい表題とは裏腹に、内容はきわめて健全で理知的な指摘が並ぶ。もちろん、現代経済を批判する論調なので、ちょっとした勇み足は見られる。たとえばアルミの精錬の過程で発生するフッ化水素を、さも恐ろしいようなもののように書いているが(そして実際に危険なのだが)、取り扱いさえ誤らなければ、数ある化学物質の中でフッ化水素が特段に危険というほどでもない。言いようによっては爆発事故を起こしたガソリンのほうが危険である。

名古屋立てこもり放火事件 - Wikipedia

それはそれとして、現在の経済現象を眺め、そこから日常へ至る出来事を理解するための基礎となるような知識がふんだんに盛り込まれていて、しかも読みやすい。結論はさておいて、知識だけを読み取るといいだろう。

Money As Debt(日本語字幕版)

このあたりも、金融の基礎中の基礎をマンガで楽しみながら学べて面白い。必要なのは、楽しむこと。知っておくこと。しかし、飲み込まれないこと。いずれ、その情報を利用できるようになる時が来るだろう。

ユダヤ5000年の知恵―聖典タルムード 発想の秘密 (講談社プラスアルファ文庫)

M. トケイヤー / 講談社


キリスト教や仏教を解説した本というのは多いし、むしろあちら側から押し売りに近いことをしてくるわけであるが、ユダヤの知恵とやらも同様に、しかもユダヤを名乗らずにひたひたと打ち寄せていることがわかる。しかし、ユダヤの知恵は「陰謀」と呼んで片付けるにはあまりに膨大すぎることがわかる。上記の777円の本は、ほんの入り口でしかない。簡単には理解できないので、とりあえず「陰謀」と呼んでおくことにする。理解できないものというのは怖いものである。

ユダヤ人が語った親バカ教育のレシピ

アンドリュー・J. サター / インデックスコミュニケーションズ


これも、育児の基本として非常に良い。ただし、内容は多少和風にアレンジする必要があるだろう。日本古来の子育てと、大筋矛盾はしないはずだ。子育ては大変。基本がわかっていれば、こちらも楽になる。お互い、余裕が生まれる。これが望ましい。夫婦で読もう。

最後に。

アベンジャー型犯罪―秋葉原事件は警告する (文春新書)

岡田 尊司 / 文藝春秋


最近の少年、そして現在の40歳未満に見られるという、凶悪犯罪者の心理的特徴を引用してみよう。
  1. 自己中心性
  2. 誇大な特権意識
  3. 優越的な態度
  4. 注目への過剰な欲求
  5. 責任転嫁
  6. 覆い隠された、低い自尊感情

おお、なんという俺。ただ、本書に挙げられた凶悪犯罪者と私自身には、ひとつだけ大きな違いがある。暴力的な攻撃欲求がないということだ。暴言を吐いたり怒鳴ったりすることはあるが、人を殴ったりすることは15歳くらいを最後に一度もないはずだ。これは両親の愛情のためだろう。ではなぜこのような病的な心理になったかというと、幼少期に過保護に育てられたからだ。

詳細は述べないが、母が私に限界まで愛情を注いだことによって、私は自己制御能力が劣って育ってしまった。そのため社会的能力が発揮できず、一方の能力が成果とならないことに苛立ったり、ひどい絶望に駆られたりした。そして、現在は「ネット依存症」の状態にあることが、本書でわかった。毎日、膨大な量のウェブサイトから文字情報を読み込んでいる。これによって、脳が情報を処理しきれない状態になっているのだが、同時に快楽中枢がひどく刺激を受け続けている。気になることがあると反射的に検索したくなる。「まぁ、いいだろう」などと、理性が感情を自己弁護するのも依存症の兆候だというし、このあたりが真相に近いのだろう。

経済の仕組みと人々の心理状態との関係なども、私の考察と近い内容になっている。もちろん、ラ・ロシュフコーの言葉にあるように、およそ人間は自分と同じ意見の人しか賢明であると思わないのだから、そういう「同意見」バイアスがあると考えたほうがいいだろう。けれども、同じ状況から同じような結論を見出した人が、他にもいたということは心強い。

そして、まだ健全だった時代に育った日本人による指摘と違い、岡田さんの指摘は非常に共感的で、また非常に切実であることに気づいた。つまり、彼もまた「マージナル」な人なのだろう。医者になる人というのは、儲けのためにそれを目指した人と、自身が患者として救われた経験からそれを目指した人で、大半を占められる。精神科医というのは、あまり儲かる仕事ではなかったのだし、岡田さんの共感にも何かしらの理由があるのだろう。

ともかく、私にも自己愛性障害の症状はピッタリと当てはまるが、程度は重篤ではないし、幸いにして良い出会いにも恵まれているから、不調の原因がはっきりすれば対策はとりやすい。もうこんな時間になってしまったが、しばらくネット情報を遮断し、情報の入手は読書に限定することにしよう。これで終わり、となると羹に懲りて膾を吹くようなものなので、十分な休養が取れたらまたネットへ戻ってくることとしよう。まぁ、1週間くらいでしょうかね。禁煙みたいなものです。無理なく、着実に。
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by antonin | 2009-01-23 02:47 | Trackback | Comments(0)
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