安敦誌


つまらない話など
by antonin
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退屈の極み

今でもときどき自分という人間の退屈さに寒気を覚えることがあるのだけれども、最近ではそれがごく自然に感じられるようになってきた。基本的に、良いことなのだと思う。

一遍という人がいて、どうやら家系をたどると私と同祖らしいのだけれども、その死の間際には全ての著作を捨て去って、「一代聖教みなつきて、南無阿弥陀仏になりはてぬ」と言ったという。凄みのある悟り様ではあるが、一方で、やはりそれは退屈の極みであるな、とも思う。

禅の世界では、「空」をニヒリズムと悟り違えることを野狐禅として退けるらしいのだけれども、やはり無常を知ることによる開き直りの先には、前向きな生き方がなければいけないということなのだろう。まぁ、当たり前といえば当たり前のような気がする。

禅を極めるときにはもうひとつの落とし穴があって、それを「魔境に入る」と呼ぶらしいのだけれども、これは深く集中した思索に頭が耐え切れなくなって精神が不安定になり、感覚の崩壊による幻覚が生じることを指すのだと、個人的に考えている。けれどもやはり、正しい師を持たない人間のこういう半可知もまた、野狐禅として退けられるという。

山月記」などを読むと、またしても「なんという俺」などと思ってしまうが、自分は妻子も捨てていないし、まだ虎にはなっていないな、とも思う。こういうのを読んで、自分はこうなってはいけないな、と素直に反省するのが殊勝な心掛けなのだろうけれども、内なる猛獣を扱いかねるような人間にとっては、なんとなく理解者を得たような安堵感のほうが先立ってみたりする。

悲しいときというのは、陽気な音楽を聴くよりも思い切り陰鬱な音楽をひとしきり聴いたあとのほうが、かえってすっきりとした気分になることがある。涙を流してしまったほうがストレス反応が消えやすい、という調査結果も聞いたことがある。葬式というものも、そうして泣き明かす場を持って、遺族が前向きに立ち直るための儀式なのだろう。「山月記」を読んでも、やはりそういう共感覚に近いものがある。愚痴なども、のべつ言い続けるのも困ったものだが、溜め込んだときには思い切り愚痴を言ってしまったほうが前向きになれるものなのかもしれない。

退屈することもまた良い退屈しのぎのひとつである、などという言葉もあって、なるほどうまいな、と思う。
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by antonin | 2009-02-08 02:22 | Trackback | Comments(14)
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Commented by NAF@休日出勤&終電 at 2009-02-09 01:41 x
たまには退屈したい・・・
Commented by antonin at 2009-02-09 12:14
>なふん。

自発的に忙しい人ほど充実した人はないけれども、強制的されて忙しい人ほど退屈している人もないんじゃないかと思います。

だんだんセリフが坊さんっぽくなってきたよー(笑)
Commented by fazero at 2009-02-09 15:39
ごーんん (おてら の かね の おと)
Commented by antonin at 2009-02-09 23:04
煩悩退散!!
Commented by NAF at 2009-02-10 01:07 x
たしかにそうかも〜。
でも、たまにはぼへーっとしてみたい〜〜〜
Commented by antonin at 2009-02-10 04:57
じゃあ、朝職場に着いたとたんに「ぼへーっ」としてみるとか。
きっと周囲からの扱いが変わると思います。
(良い方向か、悪い方向かはわからない)
Commented by fazero at 2009-02-10 19:47
それわ あつかい が かわる というより、 こわがられる と いうたほー が ええのかも・・・
(わーん ごめんなさい ごめんなさい もー ゆいません)
Commented by NAF at 2009-02-11 01:27 x
☆☆☆ギラギラギラーン!

↑今日も終電、明日も出勤で機嫌が悪い
Commented by fazero at 2009-02-11 16:09
ひーん
Commented by antonin at 2009-02-13 00:32
ひひーん
Commented by NAF@追い打ち at 2009-02-13 02:25 x
今日は朝6時起きで名古屋出張。
日帰りで会社に戻ってきたら大量の仕事がお出迎え。
終電に間に合わず、タク帰り。疲れたはずなのに眠くない。

でも、ハラすいた〜〜〜・・・

(つまり、不機嫌の頂点)
Commented by fazero at 2009-02-13 17:14
うぐぐ
Commented by NAF at 2009-02-13 21:18 x
つーわけで、今日は早く切り上げて、おうちで煮込みうどんを作りました。
Commented by antonin at 2009-02-13 23:31
2:25ってまぁ。

いっぺんだけ徹夜仕事というのをやったことがありますが、ひとりで夜明かしすると、少し気が変になったりしました。もしあれでまともな成果が上がっていたら、あるいは人生も少し変わっていたのかもしれません。まぁ、今の人生で良かったな、とは思います。

経験的に、気合で睡眠時間を2時間削ったときよりも、気合で睡眠時間を2時間増やした場合のほうが、長い目で見ると良い仕事ができていたような気がします。
そういう仕事ばかりではないんでしょうが。
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