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Vista Home Premium x64 をノートPCに突っ込んではみたものの、小遣いはほとんどが書籍に消え、PCは資金の不足からほぼ素のままで、特に不具合も無く今日まで過ごしてしまった。もちろん、スリープからの復帰後に無線LANの認証に失敗して、一度切断してから再接続が必要な時期があったりして面倒だったのだけれども、Vista側の改善なのかAtherosドライバ側の改善なのかは知らないが、いつの間にか問題が解決していた。MS-IMEで「読む」と「呼ぶ」が変換できないという変な状態になってしまったものの、おおむね平穏な日々が続いていた。 そして先日、ついにヨメから予算承認を得て、秋葉原で小物を仕入れてくることができた。しかし久しぶりの秋葉原でもはや土地勘が無く、迷った果てにTwo-Topの店舗を見つけて買い物をしてきた。 SODIMM DDR2 SDRAM PC-5300 2GB x 2枚 ノーブランドで、1枚¥2,280(税込)。1枚はTranscendだったが、もう一枚は違うブランドだった(覚えていない)。DRAMはどちらもHynixのパッケージが両面16個載っていた。パッケージはfpBGAか? 販売店の相性保証は使わなかった。高額パーツなら相性も気になるけど、今どきのDIMMなら大丈夫でしょう。 他に、写真データ等のバックアップ用にSeagateの1TB SATA2 HDDを買った。我が家にはSATA I/Fを持ったマシンが無いので(我が家のデスクトップ機はストレージはATA100で、ExpressじゃないPCIにUSB 2.0のI/Fボードを増設しているという年代モノ)、USB接続できるSATA変換コネクタも一緒に買ってきた。これはふたつ合わせて1万円弱。 HDDはさておき、メモリを交換してみた。2GB SODIMM 2枚が、2年前の1GB SODIMM 1枚の3割くらいの値段に下がってしまって感慨深いものがある。で、メモリ自体は正常に認識されているようだ。この記事もメモリ増設したノート機から書いているが、基本的に問題ない。4GBしかメモリが無いはずなのに、BIOSが起動時のメモリチェックをする際にカウントが一瞬5000MBを超えているのが少し不安。この安いノート機にボードの仕様上限である4GBまでフルに積む状況ってのは結構想定外なんだろうか。あとでBIOSのアップデートを探してみよう。 で、さっそく出ました不具合。それまでVistaのハイブリッド・スリープというやつを便利に使っていたのだけれども、これがうまく働かない。これまでは、スリープに入るときは速やかに画面を消して、しばらくHDDアクセスをしてからスリープ状態に入っていた。それが、HDDに一瞬だけアクセスしていきなりスリープ状態に入るようになってしまった。そして、キーボードに触るとスリープから抜けようとするのだけれども、HDDを数秒アクセスして、あとは反応がなくなってしまう。画面は黒いまま、バックライトすら点灯しない。 調べると、Vistaに2GB以上メモリを積んだ状態でスリープさせると、いろいろと具合が悪いという現象は結構知られているようだ。今回のようにレジューム時に「死の黒画面」が出る場合もあるし、エラーメッセージが出る場合もあるという。そして、SP1を含め現段階のパッチでは問題が解決していないらしい。 困ったのでとりあえず「休止状態」を復活させ、ディスプレイを閉じたときの動作をスリープから休止状態に変更した。これで一応レジュームはできるようになったが、まだ不安定な感じ。やはり、これぐらいの不具合がないと人柱感が出ないな。転職前に当時はまだ予算に余裕があったボーナスを突っ込んで買ったこのマシンは、今や買い直し不能な高嶺の花になってしまったから、かけがえのないメインマシンでもあって、人柱とは言ってもあまり無茶はできない。 とりあえずデータバックアップだけは取っておいて、OSの再インストールは近いうちに敢行したい。なんといっても「読む」が変換できないままなのはつらい。そして、再インストール前に禁断のCドライブ圧縮にも挑戦してみよう。あまりに悲惨な状況であれば、日常的には利用できないだろうから。スリープは・・・拾った情報によると結局Vistaのバグで、再インストールしても状況に変化は無さそうだなぁ。 でもまぁ、Vistaはちょっと何かあるとメモリ消費が1GBを超えてくるので、それにキャッシュも加えると、VRAMを差っぴいた1.25GBの物理メモリでは全く不足してたのが、3倍の3.75GBになってすっかり余裕が出てきた。これは良かった。何も無くてもディスクアクセスしまくりなのがVistaなので、スラッシングが起こっていたのかどうかはわからないけれども、とにかくメモリ消費率が70%台から30%近辺に下がったのは精神的にも余裕が感じられていい。気分的なものだけ、という気がしないでもないが。 久しぶりにVista様にパフォーマンステストをしてもらったら、メモリが4.5から5.1に、グラフィクスが2.1から3.0に向上していた。グラフィクスの点数が上がったのはATIのドライバを新しくしたせいだと思うけど。とにかくマシン全体の点数も、最低点のグラフィクスにつられて3.0に向上した。気休め程度だけど。 でもまぁ、日々改善していく環境を体感する、という当初の目的は結構達成できたかな。そのあたりは細かくレポートする能力がないのだけれども。時間に余裕があればx64のSSE2系命令を使ったSIMDなコードの書き方も練習してみたいけど、余裕あるかな。ないだろうな。マイコン・プログラミングなども絶賛放置中だし。D/AとかA/Dを使ったアプリケーションなんて夢が広がるけどなぁ。気力が足りない。 2.5 条件分岐の削除 - PS3 Linux Information Site / Cell/B.E.のパワーを体験しよう いいな、こういうの。条件分岐しない。計算あるのみ。CGとかは興味ないけど、「7人の小人」SPEにどんな処理オブジェクトを投げると、どんなパフォーマンスになるのかとか。学生時代に慣れ親しんだライフゲームなんかを、ちゃんと1ピクセル=1ビットで取り扱う計算でSIMD化する練習とか楽しそう。BackPropagationなんかは単精度実数演算でも結構楽しめそうだし。PS3欲しいよ。純粋に趣味のプログラミング環境として。 「買ってもどうせすぐ飽きるんでしょ」 「はい」
by antonin
| 2009-02-11 00:43
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Comments(2)
プライベートではvistaって1ナノ秒ぐらいしかいじってないのですけど、このままwindows7に食らいつくことになりそうです・・・。しかし2G以上じゃないとサクサク動かないのにスリープで不都合が出るって・・・。シャットダウンじゃなくてスリープ推奨してませんでしたっけ、vistaって。休止状態とは別なのかな・・・。
飽きたらください。 「はい」
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Commented
by
antonin at 2009-02-13 00:32
>ら。どの
どうもです。思ったよりも凶悪でした、Vista。遅いだけで安定性は十分かと思っていたんですが、ノートPCで使うホームOSとしてはまだダメですね。ただ、ときどきマウスが動かなくなって完全フリーズすることがあるので、ひょっとするとハードウェアが悪いのかもしれません。Windows7でこのあたりまで直っているのか半信半疑なんですけど、どうなんでしょうね。 で、PS3は買えないのであげられませんが、Wiiは壊れたまま放置されているのがあります。コントローラは電池交換しても反応がないし、本体につながっているセンサーバーのコードはムスコ1号にハサミでちょん切られてしまいました。 そんなので良ければあげますよ。 PS2もメーデーの抽選会で当たったけど、すぐに飽きてヨメの妹にもらわれて行きました。なんで30過ぎるとゲームがつまらなくなるんだろう。
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