安敦誌


つまらない話など
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中川昭一の中川昭一的ココロ

酔ってます。第三のビール350mlで酔ってます。さっきの記事を書いたときは素面でしたが、今は酔ってます。薬も飲んでいます。何の薬かは秘密です。

人間、酔って失敗することってあるよな。仕方がない。25歳前なら、まぁ許されるさ。頑張っていきなよ。えっ?55歳?まぁ気にするなよ。たかだか日本国の国際的信用が失墜しただけじゃないか。東証の株価も全然下落してないよ。こういうのを、「織り込み済み」って言うんだ。親は無くとも子は育つ。大臣無くとも国は進む。まぁ、楽にいこうや。

中島敦いいよ。すげー面白い。「山月記」も最高だけど、「悟浄歎異」もいいよ。いいね、この悟浄視点。中島さん、33歳で死んじゃったんだな。「文字禍」も最高だよ。アッシリアって。漢文古典以外も書くんだね、中島さん。うはは。ゲシュタルト崩壊起こしてるよ、ナブ・アヘ・エリバ博士。

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)

マックス ヴェーバー / 岩波書店


ここらへんを読んでから、現代のホームレス批判、生活保護批判を読むと、視界が変わるらしい。是非読んでみたいが、時間が無い、あるいは時間を捻出する気力が足りない。

しかしなんだ、文明社会ってのは難儀なもんだ。こんな軽薄な大衆の一人が、ミレーの晩鐘に描かれるような農民よりも、パスカルだのデカルトだのラ・ロシュフコーだの、フランス王宮に出入りする宮廷人の、そのまた花形のほうにより強く共感を覚える社会って一体なんなんだ。宇宙の深遠と人間心理の真髄に関心を持ちながら、日々の労働に必要な忍耐、創作意欲を鋭い自制心によって押さえ込む実利主義。そして、その実利主義を食い破るほどの能力を欠いた虚弱な没落貴族としての熊公と八公。とんだ落語じゃねぇか。

本田宗一郎さんのエッセイを再読している。転職の後押しをしてくれた大切な本だが、しばらく本棚に眠らせていた。私は平凡だが誠実なエンジニアになろうとしていた。理論の有効範囲を理解し、仮説を検証することにより、民生の向上に貢献する技術者を志向していた。だが、全てのベスト・プラクティスが「土台から書き直せ」と警告するような、コンパイラが数千項目の警告を発するような、そんなコードを立ち直らせるための忍耐力が今、求められている。繊細な組み木細工を壊さずに、さらに繊細な細工を付け足すことを求められている。「既に消化してしまった予算」のために、これから消費される無駄な予算が、私を、私の同僚を、私の家族を養っている!

あぁ、これが現実というものだ。実に素敵だ。将に酒を進めんとす。私と同じような立場を明日も守り続ける道路予算に乾杯!

知恵のある人には、知識とは良薬であるが、知恵のない人間にとっては、知識とは毒薬である。武士は結局のところ死に場所を求めているのだと言ったが、現代には合法的な死に場所というものは無い。結核をわずらってさえ、短期の入院で全く元通りだ。どんなに低俗な人間も、虚栄心の欲するがままに貪欲に知識を求め続け、ついにはそれを処理しきれずに、精神が通風を起こして痛みの中に生き続けることになるのだ。過剰な知識の摂取を戒める医者はいないのか。通風程度では死なないものだから、痛みを抱えながら天寿を全うするのだろう。外見には現れないが、醜く肥満した脳を引きずりながら、今日も明日も生きるのだ。

日本軍は、国家戦略は愚直で稚拙だったが、戦場における戦術は愚直で屈強だった。日本軍に従軍する兵士には常に逃げ道が用意されていた。たとえ死んでもその死に様が潔いものでありさえすれば、祖国の英霊として靖国に祭られるという栄誉ある逃げ道が用意されていた。だから、天皇陛下万歳と叫べばどのような状況でも勇猛に戦うことができただろう。

今の日本には、潔い負けが存在しない。潔い死が存在しない。全ての死は犬死にであり、生き続けるしか名誉の道はない。しかし、自殺を禁じる文化と違って、相変わらず日本では失敗も恥である。自殺を認めない文化は通常、失敗は成功の母として、一時的な負けに寛容である。しかし現代の日本には、負けに対する寛容も、潔い玉砕に対する崇敬も、どちらも存在しない。火災で照明が落ちた地下街で、全員が出口を目指して殺到し、互いに踏み潰しあいながら光に集まり、結果としてほとんど全員が圧死するような世界だ。

まぁ、いいじゃねぇか。世界大戦があったって、死んだのはただかだ人口の1割以下だ。今、毎年の自殺者は人口のたった0.03%に過ぎない。毎年の妊娠中絶数は人口のたった0.3%に過ぎない。大したことはない。ニヒリズムに陥らず、前向きにいこうぜ。
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by antonin | 2009-02-19 03:52 | Trackback | Comments(0)
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