安敦誌


つまらない話など
by antonin
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スキ。

タイトルに意味はありません・・・・・というでもなく、ま、今日は少しだけ意味を持たせようと思っていますが、この文章を書き終わるころには意味がなくなっているかもしれません。フライデーナイト。今日はかなり酔っております。

--

ムスコ1号が牛乳を飲む。おかわりが欲しいとき、ムスコ1号は「もっと ぎゅうにゅう すきぃいぃ~」と言う。独特のイントネーションがあって可愛らしいのだが、保育園では「ちゃんと『牛乳のおかわりください』とか『牛乳欲しい』と言えるようにしましょうね」と指導されるらしい。早くから社会に出ている保育園児というのは何かと面倒が多くてお疲れさんだ。

「もっと」はおかわりのときだが、普通に飲み物を要求するときにも「お茶すきぃいぃ~」と言う。実際のところ、これはこれで用が足りる。3歳児に改まって「(飲み物が)好きぃいぃ~」と言われれば、その意味するところは一意に定まる。大人なら無意識にお茶を与えるというものだろう。それでは足りないとするのが教育であるのだが、なんだか意味が無いような気がしないでもない。しかし、そういう、意味があるんだかなんだか、突き詰めるとわからなくなるようなことを当たり前に受け止めるのが大人というものならば、確かにそれが教育というものなのかもしれない。

話を飛ばそう。最近また話を飛ばせるようになってきた。鬱が明けたら、そこは躁だった。面倒なものだ。

チャイコフスキーという人がある。女性ならチャイコフスカヤとなるらしい。性別で姓が変わるというのは面白いものだ。これはロシアの人名だが、「~スキー」というのは、形容詞形を作る語尾なのだという。英語で"English"というと「英語」と「イングランド人」という意味を兼ねているが、それが本来「イングランドの」という意味の形容詞であるのと同じように、チャイコフスキーといえばチャイコフという土地の出身者を指すのが元の意味だという。あの作曲家のチャイコフスキーの祖先が本当にチャイコフ村の出身なのかどうかは知らないが、日本人の苗字の由来がたいていは村落の地名に由来しているのだという話と照らし合わせても、まぁそんなところだろうという気がする。

その日本人はというと、ロシア語ではヤポンスキーとかヤポンスカヤと呼ばれるらしい。UTF-8で奔放にキリル文字のコードを使うと、それぞれ"Японский"、"Японская"と書くらしい。これがポーランドあたりまで西に寄よると、「スキー」だったのが「スキ」になる。パデレフスキとかヤルゼルスキとか、男性だとそんな具合の名前になるが、スラヴ語圏ということもあって、おそらく意味としてはロシア語と同じような語尾なのだろう。女性だとチャスラフスカやランドフスカという具合で、「スカ」になる。

ドヴォジャークというと同じくスラヴ語圏のチェコ人男性の姓になるが、ボヘミア生まれのアントニーン・ドヴォジャークさんの奥さんは、アンナ・ドヴォジャーコヴァーさんという具合になる。どんなに若くても、「おばぁ」である。今ではアメリカ人になったマルチナ・ナブラチロワさんも、日本ではロシア風に「ナブラチロワ」と呼ばれていたが、元はチェコの人なので「ナヴラーティロヴァー」というのが本来の発音になる。男性ならナヴラーティルさんになるのだろう。チェコの地名には、「チェコのどこそこ」という意味でチェスケーという語を冠した地名が少なくないこれも同じく地名由来の形容詞用法なのだろう。(勘違い。少なかった。少ないというより、チェスケー・ブディエヨヴィツェと、似たところでチェスキー・クルムロフくらいしかない。豊後高田と越前高田のように、チェコの外にある同名の土地と区別しているらしい)

これがラテン語圏になると、マリオがマリアになるごとく、女性名や女性名詞は"-ia"の語尾になるのだが、さらに歴史の古いギリシャ語からして、男性が"-ος" ("-os")という語尾になるところが女性では"-ια" ("-ia")になるという具合で、まぁヨーロッパあたりでは語尾が「ア」の音になればだいたい女性的な名詞になるのかもしれない。このあたりの地名もまた「ギリシア」だとか「ダルマティア」といった女性形の名詞になるのだが、それと関係があるのかないのか、現代英語でも地名に対する代名詞として"she"を使うことがあるという。

古くはガリアと呼ばれた、現在のフランスあたりもラテン語圏に含まれるらしいのだが、よくよく考えると、そのあたりの言葉にも「ベルガマスク」とか「アラベスク」という単語がある。詳しくは知らないが、これもまた「ベルガモ(地方)の」とか「アラブ(人)の」といった形容詞表現になるのだという。形容詞語法としてはスラヴ系のそれと同じだが、果たしてどういう関係なのかは知らない。この「スク」をフランス語で書いたときのスペルとしては"-sque"となるが、フランス語の単語の末尾につく"e"は、上にアクセント記号が無い限り、単に直前の子音を発音させるだけの働きしか持たないので、これを「~スキー」と読みたくなる衝動は抑えなくてはならない。しかしまぁ、発音だけならきっと遠い昔に何らかのつながりがあると考えても差し支えないのだろう。地中海というのは現代人が思う以上に交易の場として重要だったというし。


とまぁ、そんな具合で酔った頭で下らないことをいろいろと思い巡らすわけだけれども、こういう取るに足らないことを好き勝手書けるようになるというのは相当に幸せなことであると思った。今夜は酔った勢いでアキバのメイドカフェに単独潜入してみたりしたのだけれども、それはまた別のお話ということで。
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by antonin | 2009-04-25 02:01 | Trackback | Comments(2)
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Commented by NAF at 2009-04-25 11:11 x
>今夜は酔った勢いでアキバのメイドカフェに単独潜入してみたりしたのだけれども

↑うちの職場のセクハラ後輩 O君とすれ違いませんでしたか?笑
Commented by antonin at 2009-04-26 04:50
あ、いましたよ。

「お客さんみんなにシャンパンを振舞ってください」って。

太っ腹~
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