安敦誌


つまらない話など
by antonin
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意気地なしの告解

最近、長く生きすぎたという感じが日増しに濃くなっている。知りたいと思うことはおおかた知ったし、理解したいと思うことの一部は理解することができた。もう、脳の容量の関係からしても、何かを理解するということは、その二倍程度の何かを忘れていくことに等しいという感覚がぬぐえない。

もう、幸せなことは全て経験した。あとは失われていくだけだ。それはそれでいいのだけれど、周囲の人間が、泣く人と怒る人だけになった。なぜこうまでして生きていく必要があるのか、経済原理や社会契約通念上は理解できるのだが、感覚的には否定的な結論ばかりが出る。

昔から、自分が死ぬときの様子を夢に見ることが多かった。子供の頃は、自分の部屋にある5階の窓から、コンクリートの地面まで落ちていく夢を見た。遊園地の乗り物で真下に落とされるときの感覚から始まって、自転車で転んだときの感覚で終わる。自分の姿を見て嘆く両親の姿が見える。炉で焼かれるときは、熱さではなく息苦しさを感じた。そして、小さな壺に入って、穴に入れられて蓋をされる。

大型トレーラーに踏まれるとか、線路に落ちて骨折したあとに電車の車輪で3つに切られるとか、土砂に埋もれて肺が圧迫されて手足も動かないまま数分掛けてゆっくりと窒息していくとか、そういう夢を見たこともある。全ての夢は一人称で、目の前に二人称で見える自分が死んでいくという像は見たことがない。

先日は、今の家がある13階から落ちる夢を見た。あまり無残な遺体をさらすと家族が嘆くと思って、背中から落ちる。頭蓋は割れて脳が飛び出しており、後頭部は大きく損傷しているが、顔面はきれいに残っている。あんな高い所から落ちたのに、随分きれいな顔をしているのね、と、悲しみの感覚が麻痺した母が妻に語り掛ける。

今日は、なぜか礼服に身を包んだ状態で、同じことをする夢を見た。黒い礼服が破れて白いシャツが赤く染まりながら見えているので、通常の服装よりもかえって毒々しい色をしている。黒い靴も履いたまま着地したが、その際の衝撃で片足の靴が飛んでしまった。

先日高野山へ出たときに、家族には連絡せず、携帯電話の電源も切っておいたので、母はてっきり私が自殺しに出たものだと勘違いしたようだが、父は「あいつにそんな度胸はないよ」と冷静に言ったという。よく私のことをわかっている。さすが父だ。

こうして、私は今日も生きている。
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by antonin | 2009-07-18 22:04 | Trackback | Comments(0)
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