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google page rankが3から2に下がった理由がわかった。どうやら、安敦誌は「有害サイト指定」されてしまったらしい。ためしに、「ある貴婦人の話」で検索をかけると、この記事が検索に全く上らなくなっていることがわかる。つまり、「ある貴婦人の話」は食人系のグロ記事として、その手のアイデアに免疫のない一般市民を守るためにそっと蔵にしまわれたということなのだろう。 ここで少し、「グロテスク」という言葉のそもそもの来歴を考えるのも楽しい。 グロテスク - Wikipedia 詳しくはリンク先を見てもらうとして、「グロテスク」という言葉には、本来はグロテスクという意味はなく、単に装飾が「洞窟風」という程度の意味しか持っていなかったらしい。しかし、キリスト教がヨーロッパを支配する以前のローマ帝国とは、ネロの黄金宮が「地下迷宮」として発掘された当時のカトリック世界にとっては、異教の支配する邪悪な世界と解釈されていた。 しかし、唯一神が創造し、唯一神の支配する世界とは全く相容れない地下迷宮の美術は、人間賛美の危険な思想に満ちた、しかし非常に美しいものばかりであった。この「地下から現れた真実」の気味悪さが、現代のグロテスクという語感につながっている。そして、人間の作る社会常識の地下には、気味の悪い真実が多数眠っている。「ある貴婦人の話」は、その地下迷宮を掘り当ててしまったのだろう。危険な箇所なので、公共機関であるgoogleとしては、一般利用者の転落を防ぐために入り口を閉ざす必要がある。きわめて妥当な対策である。 そして、その記事を置いた安敦誌は、googleからペナルティを食らったわけだ。ここであの記事を削除するのもひとつのやり方なのだろうが、「東出愛子のビジネスマナー講座」あたりへのリンクをトップページに「おすすめ記事」として上げておくと、果たしてトップページのランクはどこまで下がっていくのだろうか。そういうことに興味が出てきた。安敦誌は、メルクマール解説専用サイトになるかもしれない。それはそれで面白い。危険な地下迷宮への入り口は、日常のすぐ隣に口を開いているのだ。求めよ、されば与えられん。拒めよ、されば隠されん。そういうふうになっている。 google以外の方法、というものも検討を始めてみたほうがいいのかもしれない。世界はどんどん広く、そして深くなっている。ミイラを探してミイラになるのも、それはそれで面白い生涯に違いない。 参照:中島敦「木乃伊」
by antonin
| 2009-07-23 13:05
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