安敦誌


つまらない話など
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必ずしも牧歌的ではないチェコ音楽



日本人にとって馴染み深いチェコ音楽といえば、チェコがオーストリア・ハンガリー二重帝国から独立を目指し、文芸運動においても国民主義的な傾向を見せた時代の音楽になるだろう。しかし、かつて帝国の首都が置かれた百塔の都プラハが誇る音楽といえば、宮廷で踊られていたポルカになるだろう。ポーランド女性も確かにポルカと呼ぶようだが、この宮廷でも演奏されたチェコ民族舞踊としてのポルカは、その半歩だけ踏み出す独特のステップを指すチェコ語から来ているという説が有力らしい。

http://en.wikipedia.org/wiki/Polka

ドヴォルザークの「スラヴ舞曲」を意識して書かれたスメタナの「チェコ舞曲」にも第1集と第2集があるが、広くチェコ民族音楽に題材を採った第2集よりも、4曲のポルカからなる第1集の方が、気品ある音楽を得意としたスメタナ先生の面目躍如といった作りになっている。

アントニーン・ドヴォルザークは、肉屋兼宿屋の長男という出自から、単に土着的な曲しか書けない作曲家と誤解される傾向にあるが、実際には試行錯誤の末に、多様な民俗音楽を求める「市場の要求」にフィットする曲として、絶対音楽の形式と短調の民族的なメロディを統合した音楽様式に照準を合わせたことで、名声が欧米に広まったに過ぎない。

プラハ音楽院で、後に娘婿になるヨセフ・スクに作曲法を指導していたドヴォルザークは、短調の曲ばかり書いているスクに対し、夏期休暇の課題として長調の曲に挑戦するよう指示したという。その課題に応えて書かれたのが、スクの弦楽セレナードだった。確かに長調の曲には仕上がったが、その切ない響きはやはり若いドヴォルザークが書いた同名の作品を超える叙情が湛えられている。

日本人にとって愛着のあるチェコ音楽といえば、やはり民族的で叙事詩的な作品群だろう。けれども、長調などで書かれた典雅な作品の中に、ボヘミアの牧歌的風景には納まりきらない、中世からの古都プラハの風景が描き込まれているように思う。


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by antonin | 2009-07-26 23:26 | Trackback | Comments(4)
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Commented by ふぁぜろ at 2009-07-27 19:04 x
ぷらは の かつれつ わ おいしー らしー^^
Commented by antonin at 2009-07-28 04:14
おお、そうなのか!

カツレツとゆえば ウィーンだと おもてたある
Commented by ふぁぜろ at 2009-07-28 21:39 x
もと わ、 おーすとり はんがり てーこく やったから、 おいしー のら
Commented by antonin at 2009-08-02 04:26
おー、タルタル・ステーキとかハンブルク・ステーキとかハンバーグとかハンバーガーとか牛肉叩きとか、西回りに肉食いながら旅してみたいですなぁ。
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