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安敦誌


つまらない話など
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大きな浮力、小さな浮力

鉄で船を作る、ということを発想した奴は、いったいどういう性格をしていたのだろうか、などと思う。検索して調べると歴史上の個人名が出てくるのかな。調べたりはしないけれども。

最初、船は干草だとか丸太だとか、明らかに水より軽いものでできていたのだろう。船というより、舟と書いたほうがいいかもしれない。一番最初の海の男は、サーファーみたいに丸太に乗って海へ出ていたんだろう。それを、誰かがくりぬいて丸太舟を作った。荷を多く積むためだったのか、あるいは安定度を増すためだったのか。

それから、板を張り合わせた船ができた。このあたりになると、もう船という字を使ったほうがいいだろう。もしかすると、板を張り合わせて船を作った奴は、漁師ではなくて酒屋だったんじゃないか。粘土が豊富に取れる土地なら土器を焼いて酒を造ればいいが、石と木しか手に入らないようなところなら、板を張り合わせて樽を作っただろう。酒を失うのが惜しいから、水も漏らさない樽を作っただろう。

酒樽作りの技術をちょっと応用して、最初の船ができたんじゃなかろうか。いや、船のほうが先かもしれない。どちらでもいいけれども、最初の船は丸太舟と同じで、上が開けた形をしていたのだという。材料も少なくて済むが、波をかぶれば荷の重みで沈む。そういう荷の中に、水や酒を詰めた樽もあったのだろう。難破船から荷が流れ出して岸に漂着するのだけれど、その中に、無傷の樽があった。それで樽は沈まないと気づいた奴がいた。

で、船には甲板が付くようになり、どんな荒波にもまれても樽状になった船内で息を潜めて波をやり過ごせば、いつかは嵐が去って命は助かるという知恵ができた。それで外洋航海が可能になって、大航海時代が来たという説があるらしい。

で、船は空気を積み込んだ密閉構造を用意すればとにかく浮くということがわかって、だったら全部鉄で作ってやれということを考える奴が出てきた。大したものだと思う。確かに、その前から木造の船に鉄製の大砲を何十門も積み込んだ戦艦があったのだから、鉄を積んでも船が浮くということ自体は感覚的に知っていたかもしれない。それでも、最初に総鉄製の船を作ろうと考えた奴は、やっぱりどこかネジが飛んでいたのではないかという気がする。

今でも時折漁船が沈んで漁師が死んだなどというニュースを聞くにつけ、鉄の船を考えた奴は罪作りだなと思う。船自体が発泡性の水より軽い素材でできていたりしたならば、沈んで死んだ船員や漁師の半分くらいは生きて帰ってきたかもしれないかと思うと、もっと何とかならないものかとも思うが、あるいはなんともならないのかもしれない。


東京タワーは、骨格の鋼材の重量で言えば、わずか4200トン程度しかないのだという。「10万トンタンカー」などという言葉を聞いて育った身からすれば、あの重厚長大の象徴のようなタワーが1万トンに遠く届かない程度の重量しかないというのは、逆に驚く。東京タワーは軽かったのだ。

東京タワー - Wikipedia

あの繊細なあや取りのような東京タワーの表面に、ヒンデンブルクのように薄い皮を張って水に浮かべれば、わずか数メートルの喫水で海水面上にあの姿を浮かべることができるかもしれないと思うと、なんだか不思議な気がする。バランスウェイトなども必要になるかもしれないが、風が吹けば灯篭流しのように流されていくだろう。想像すると妙な光景だ。


石は重いのだけれども、それでも重い軽いがあって、大陸も含めたありとあらゆる陸地は、マントルという粘性流体の上に浮力で浮いた薄皮なのだという。大陸の地下に空気を吹き込めば、大陸は船になって海の上に流れ出ることもできるのだろう。

ちょっと重たい気分になっても、あいも変わらず中身が空っぽなら、荒波の中でもそこそこ漂っていけるのではないか、という気がしないでもない。

ほげ。
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by antonin | 2009-10-19 00:38 | Trackback | Comments(2)
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Commented by ら。 at 2009-10-19 10:00 x
自分はパッチのように貼り付けて徐々に鉄分が増えていったのかな、なんて思ってます。ふが。
Commented by antonin at 2009-10-21 00:32
金具としての使用はあったんでしょうが、板金で船体を作るまでには「越えられない壁」があるような気がします。木20%、鉄80%なんていう船体があったら考えを改めましょう。
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