安敦誌


つまらない話など
by antonin
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空虚の効能

今年はいろいろなことがあった。詳細は省くが、とにかく密度が高すぎた。少し密度を下げなくてはならない。生活も、頭の中も。

密度を下げるにはいくつか方法がある。ひとつは、材料そのものの密度を下げるやり方。鉄で作っていたものをジュラルミンにしたり、チタンにしたりする。これは単純かつ確実なやり方ではあるが、一般的にはあまり経済的な方法ではない。

もうひとつのやり方は、材料を薄くしたり細くしたりして、要は隙間だらけにしてやる。材料のカサを減らすと大抵は強度が落ちるので工夫が必要だが、うまくいけば材料の消費量も減るし、柔軟性のような副産物までもたらすことがあるので、工学としては挑戦しがいのあるテーマになる。

蜂の巣の構造などはハニカムといって代表的な軽量構造の例だが、あそこまできれいに組織化した構造を作り出すのは難しい。もう少し雑にやると、スポンジや発泡スチロールといった発泡材料のようなものになる。発泡スチロールの材料はポリスチレン樹脂で、これは水より若干比重の大きい透明素材なのだが、これにガス化する成分を混ぜて成型すると、密度も下がり弾力性に富んだ素材が出来上がる。

ここ数年、いろいろと本を読んで頭の中にいろいろな情報がたまってきた。それでいろいろな現象について解釈可能な範囲が広がったのはいいのだが、どうにも思考が重く重くなってきてしまった。生活についても無駄を省きすぎて重く重くなってしまった。これはどうにも具合が悪く、ちょっとした衝撃で心が粉々になってしまう。もっと無駄がなくてはいけない。空虚の力が必要だ。わずかな材料を、空虚の力で大きく膨らませ、少々の衝撃でも部分的な損壊が全体の破綻に至らないようなロバストネスを獲得しなくてはならない。

知識が蓄積して密度が高まるとして、それを発泡させて低密度化させる空隙剤は何か。それはおそらく、笑いなのではないかと思う。本田宗一郎さんの書き物を読んだり、あるいはタルムード由来の説教を読んだりしても、だいたいそのあたりなのではないかという気がする。今は良質の笑いが必要だ。

「東京を試そう」というCMがあった。といって新聞を購読したりはしないわけだが、せっかく東京に居るのだから、近いうちにちょっと寄席にでも顔を出してみようかと思う。先日夜中に車を走らせていたとき、NHK第一放送の落語を流していた。人によって上手い下手があって面白かったが、上手い人の話は勝手に笑えるものだから、さらに面白かった。東京の劇場は入場料が馬鹿にならないことが多いから、経済的に都合がつかなければ、あるいは図書館でCDを借りるというあたりに落ち着くかもしれない。

笑わねばならぬ、というのもなんだか無粋な結論ではあるが、まぁなんにせよいろいろと試してみようと思う。
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by antonin | 2009-12-04 21:34 | Trackback | Comments(6)
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Commented by fazero at 2009-12-05 18:40
こーそく はしってる とき に、 らくご きーたら、 すてあ が ぶれて、 あぶない ある
うまい らくご お きくと、 ぶれ つづけ で・・・
Commented by antonin at 2009-12-06 20:44
気がつくと知らない町にたどり着いているという・・・
Commented by fazero at 2009-12-08 19:32
ぎゃはははは
「あなた たれ あるか」
「わたし にほんじん ある」
「にほん て どこ に あるある か」
Commented by antonin at 2009-12-10 19:22
「あれだよ、あれ、『ほんしゅう』っていう島があるところだよ」
「きいたこと ない あるね」
Commented by fazero at 2009-12-14 18:55
「ぽんじうす なら してる ある、 ちょと こーてくるね」
Commented by antonin at 2009-12-16 03:16
「そ、それは伊予の国だよ!」
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