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安敦誌


つまらない話など
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戯曲「新春かくし芸大会」

N 「よう、Q」

Q 「おう、元気か、N」

N 「まあまあだな。ところでお前、今財布にいくらある?」

Q 「なんだよいきなり。一葉さんが一人いるけど貸さねぇぞ」

N 「相変わらずショボいな。まあ、なんとか足りるだろ。足りなきゃ俺が貸すから大丈夫だ、問題ない」

Q 「ああ・・・なんというか・・・とても嫌な予感がします、マスター」

R 「呼びましたか」

Q 「うわぁ、背後から音もなく忍び寄るんじゃねぇよ。それに誰がマスターだよ」

N 「よう、R。お前は、まあ心配ないな。今夜予定空けとけ」

R 「通常そういう連絡は遅くとも1週間前までにしておくものだと思いますが」

N 「で、空いてるんだろ、予定」

R 「はい。確かに」

N 「よし、これで3人確保。あとはCにメール入れておけばなんとか頭数は足りるだろうな。あいつはR以上に予定スカスカなはずだし・・・。今日は本気出すほどの相手じゃないし、この程度のメンツでいいだろ」

Q 「悪かったな、この程度で。で、何やるんだよ、RだのCと組んで麻雀は嫌だぞ」

N 「いや、(麻雀ならお前は呼ばないし、)合コンだよ」

Q 「お、いいねえ」

R 「本気を出すほどの相手ではないんですよね」

Q 「あ、そうか。なんだよN、そんな余裕ないんだよ俺は。俺は未知数の合コン相手よりも確実に手中にある一葉さんのほうを選ぶからな」

N 「あ、いや、そんなことはないぞ。というかR、今の話は忘れろ」

R 「忘れることはできませんが、口にしないことであれば可能です」

N 「ああ、それで必要にして十分だ」

Q 「Rお前、なんでそんなに素直に前向きなんだよ」

R 「世の中、実際どうなるかはその時までわからないものです」

Q 「ああ、とても嫌な予感がしますがね、マスター」

N 「ところでQ、今日の合コンの中盤に使うネタ何かない?俺達らしいやつ」

Q 「うーん、あんまり気乗りしないけど、あれにしておくか。あのな、N、お前、片手でいくつまで数えられる?」

N 「えーっ、そんなのー、1,2,3,4,5に決まってんじゃーん」

Q 「キモッ」

N 「演習だからな。続けろ」

Q 「まあいいか。で、俺は31まで数えられる」

N 「ああ、あれか。悪くないな」

Q 「いいからNも演習を続けろ。で、まず、グーでゼロでしょ?んで、親指を立ててグッとすると、1」

N 「うんうん」

Q 「で、次に親指を倒して人差し指を立てると、2。それから、人差指と親指を立てて、3」

N 「えー、ワケわかんなーい」

Q 「『えー、わかんなーい』程度ならいいけど、『ワケわかんなーい』だと終わってる気がするな」

N 「そんなことないよー。それでそれでー」(真顔で)

Q 「・・・・・・・・・。それで、中指だけ突き立ててF***なこれが、4。それから中指と親指で、5」

N 「えー、まだわかんなーい。6はどうすんの?」(真顔で)

Q 「だから、また親指を倒して人差し指を立てると、中指と人差し指で、6」

N 「あ、わかったような気がするけど、説明できなーい。教えてー」(真(ry

Q 「つまり、親指が1の位で、人差し指が2の位、中指が4の位で、これが2進数になってる。指が立っていれば、その桁は1で、倒していれば0になる。だから、中指と人差し指が立っていれば、4+2で6になる」

N 「おー、なるほどー」(ry

Q 「薬指は8の位、小指は16の位になるから、全部の指を立ててパーにすると、16+8+4+2+1で31になる。だから、片手で31まで数えられる。両手なら、なんと1023まで数えられる!」

N 「おもしろーい」

Q 「と、なると思ってたけど、ダメな気がしてきた」

N 「大丈夫だ。それでいこう」

Q 「マスター、とても悪い予感が・・・」

R 「思ったんですが」

Q 「なんだよマスター」

R 「私の場合、31ではなく27までしか数えられないのですが」

Q 「なんだよ、どこから27なんて数字が出てくるんだよ」

R 「はい。今Qさんの説明に現れた、親指、人差し指、中指までは問題なく動かせるのですが、私が同様の数え方で31までのパターンを実際に作ってみたとき、どうしても無理な指の配置があったのです。Qさん、さっきの方法で9を表すサインを作ってみてください」

Q 「9か。9=8+1だから、薬指と親指だけ立てるんだな。よし・・・えっと・・・うあ・・・つりそう・・・くそう、俺様の辞書に無理という文字はない!どうだ!!」

R 「さすがQさん、手先が器用ですね。しかし私には、小指を曲げて、同時に薬指を伸ばすという形を作ることが無理だったのです。例外として、親指を曲げているときは、曲げた親指で小指を押さえながら薬指を伸ばすことでなんとか形を作ることが可能なのです。しかし、奇数を表現するときには親指は伸ばしておかなくてはなりませんから、小指を曲げ、かつ薬指を伸ばし、かつ親指を伸ばしているときに限り、私にはどうしても表現不能なサインであるということが判明しました」

N 「ずいぶん丁寧に解析したな。感心した。それもネタに含めよう」

Q 「いやダメだろう!引くだろう、普通」

R 「私には表現できないサインを2進表現すると01XX1となりますが、不定ビットが2ビットあるので表現不能なコードは全部で4個あることになります。理論的に可能な32個のコードのうち4個のコードに数値を割り当てることが不能になるため、私にとっては片手で表現可能なコードは全部で28個ということになります。したがって、私にとっての片手で表現可能な数字は最小の0から最大で27までとなるのです」

N 「つまりだ、片手で表現可能な整数の最大値は、31を上限とする処理系依存の数値、ということになるな」

R 「そういうことになります」

Q 「もうわかったからヤメにしようよ、これ。処理系依存とかなんの地雷だよ。俺は一葉さんを愛してるんだからよう」

C 「話は全部聞かせて貰ったぞ」

N 「よう、C。早かったな」

Q 「なんでお前は2階のバルコニーで立ち聞きしてるんだよ」

C 「まあまあ、話を先へ進めようじゃないか。これぞ実に我々らしい。無理なものは無理であるということを認めるRのアイデアによって、俺は更なる無茶ができることに気付いた。つまりだ、俺の親指には2個の関節がある。他の指にはそれぞれ3個の関節がある。それぞれの関節について、曲がっていれば0、伸びていれば1というビットを割り当てることで、俺は片手に全部で14ビット持っていることになる。ただし、全てのビットが独立しているわけではなく、ビットの組み合わせの一部は実際には表現することが無理なわけだ。そうした無理な組み合わせを排除して、実現可能なビットの組を全て数え上げれば、それが俺の右手がカウント可能な数値の個数に等しいということになる」

Q 「いくらなんでも複雑すぎるだろ、それ」

N 「よし、それも採用しよう。待ち合わせの時間まであと1時間あるから、軽く何か食べながら、その可能な組み合わせを各人数え上げることにしよう」

Q 「嘘だろ!俺は嫌だー」

N 「嬉しそうだな、Q。俺はお前のそういうところが気に入ってるんだ。それじゃみんな、行こうか」

Q 「助けて!マスター!」

R 「フォースを信じましょう、Qさん」
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by antonin | 2011-01-03 00:23 | Trackback | Comments(0)
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