安敦誌


つまらない話など
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東京に雪。窓の外を見ると、交通量の少ない路地にはすっかり雪が積もり、幹線の方にもぼちぼち積もり始めているらしく、車の流れがゆっくりとしている。隣の建物の屋上には鳩の棲み家があるのだが、鳩が雪の中で身を縮めて眠っている。この時ばかりは人間に生まれて良かったと思う。

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最近読み終えた本。

移民と現代フランス ―フランスは「住めば都」か (集英社新書)

ミュリエル・ジョリヴェ / 集英社


内容はフランス人女性が現代フランスと人種差別を問うドキュメンタリータッチの新書なのだけれども、その移民の出所が(ポルトガルなどEU圏内を除けば)旧フランス植民地各国であり、間接的に語られる移民たちの母国の実情が興味深かった。中でも現代フランスで問題になっているのが、マグレブと呼ばれるアルジェリアやチュニジアといった北アフリカのイスラム諸国からの移民だった。

同じ移民でもカンボジアやラオスといったアジアからの移民は働き者というイメージもあってあまり嫌悪されていないのに対し、非黒人でありイスラム教徒であることの多いマグレブ出身の移民や、ブールと呼ばれるフランス生まれの移民2世たちは、比較すると非常に面倒な立場にあるということが書かれていた。宗教的あるいは文化的な衝突の影響もあるのだろうけれども、一番大きな理由はやはり、その数の多さなのだろう。

北アフリカというと、エジプトにまで及んだ民主化運動の震源地でもあり、フランスへ渡った人々が「帰るに帰れない」と語る状況を読みながら、長期政権下の閉塞感のようなものをなんとなく想像できるような気がした。ただしマグレブの政治状況や経済状況を直接に解説するような記述はないので、移民やその子供世代の感想から推し量るしかないのだけれども。とにかく、フランス人にとってはチュニジアやアルジェリアの政治経済が決して他人事ではないということが感じ取れた。


フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

サイモン シン / 新潮社


かつてのベストセラー。そして非常に読みやすい本。訳者のあとがきにあるとおり、日本人数学者や女性数学者といった、マイノリティに対して非常に温かみのある視点で物語が描かれている。肝心な数学についてはほとんど何もわからないが、作者の筆力のおかげで息もつかせず一気に読み終えることができた。

この手の本が文庫でどんどん発売されると嬉しいのだが、ちょっとした偶然からブームになったもの以外は単行本で終わってしまうことが多い。手許にも「四色問題」「ケプラー予想」「ガリレオの指」などといった読み物があるが、いずれもハードカバーなので混雑した電車の中で読むには苦しい。電子書籍が普及するとデバイスサイズとコンテンツ販売が切り離されて、この手の問題が解決された便利な世の中になるのだろうか。


ローマ人の物語〈37〉最後の努力〈下〉 (新潮文庫)

塩野 七生 / 新潮社


文庫の方も、今年の秋で完結。まあ急ぐこともないか、ということで、ゆっくりと読んでいる。ついにコンスタンティヌス帝が登場して、千年の都ローマからビザンティオンに遷都する。ややこじつけの感もあるけれど、千年の都だった平安京から遷都した我が国を省みて、やっぱり都を移すと国も変質するのですね、というような感想を抱く。他にも思うところはいろいろあるが、そちらは折を見て。


で、今読んでいるのは、このあたり。

道草 (新潮文庫)

夏目 漱石 / 新潮社


全体に漂う、なんだかなあ、という気分が心地良い。中島敦に自伝的な作品があるが、その原型になっているんだ、ということに気付く。へぇ。


カバーを掛けて鞄には入れているが、まだ怖くて開いていないのが、これ。

宇宙創成はじめの3分間 (ちくま学芸文庫 ワ 10-2 Math&Science)

S.ワインバーグ / 筑摩書房


実はまだ読んでいないのでした(学生時代には読んだけど内容は忘れた)。これは文庫になった科学読み物だが、文庫になるまでいったい何年待ったことやら。


積ん読の在庫はまだまだある。

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今日の漂着地:93才のホームページ

仏印」を検索していて漂着。フランス移民の中にカンボジア難民がいたが、そうえいば歴史上フランス領の東南アジア地域があったな、と思い立って検索したら、当事者による飾らない戦争体験という貴重な資料を発見。Javaアプレットがあったりして、サイトデザインの面でもマイクロノスタルジーにひたれる。文章も面白く、時間を掛けて読んでみたい。
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by antonin | 2011-02-14 23:13 | Trackback | Comments(0)
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