安敦誌


つまらない話など
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雑記

最近、2チャンネルのまとめサイトなんかしか読んでなくて、自宅に戻ったので久しぶりにアルファなブログなんかを読んでみた。簡単なリアクションを少し。

終風日報編集後記 他者をメディアとする風潮 - finalventの日記

はてぶにも少し書いたけど、100文字では若干消化不良なので続き。気分的には理解できる。理解できるんだけど、批判は的が外れている。わざと外しているところはあるんじゃないかと推測するので、ネタにマジレス的な野暮は感じるんだけど若干意見を。どうせ本人読まないんだろうけど。

メディアは日本語で書くと「媒体」ということになっていて、社会と個人を結びつける役割を持っている。新聞には当然そういう機能があって、ある社会で支配的な発行部数を持つことで、世論を形成する。その力というのは伝える情報の質と、伝える相手の量の積みたいなものに比例すると思うのだけれど、たかだか1日に30ページくらいの新聞の力の源泉は、やっぱり読者の人数というものが支配的になっていると思う。

「極東ブログ」とか「finalventの日記」も同じで、たかだかブログの情報量というのは知れているから、PVの物量というものがfinalventという人物のメディア性の源泉になっている。もちろん、書かれる文章の内容とか更新頻度といった質がPVの物量を担保しているのは当然なんだけど、ここに出てくる誹謗中傷なんかをする人たちが集まってくる意味というのは、けっこう誰もが話題にしているという部分に理由があったりして、文章の内容そのものというのは比較的どうでもいいのだろうと思う。

特にネット上の媒体は読者が話題に割って入る仕組みが標準装備みたいなところがあって、要するにfinalventに喧嘩を吹っかけると、ブログのPV量が媒体になって読者層に檄文を飛ばせるような仕組みが、実際のところ機能している。まあ、内容が気に食わないから著者をいじめてやれ、みたいなものは単純に読者数に比例する確率で発生するから、そちらが主要因かもしれないけれど。

誰かがどこかで書いていたけれど、平凡な情報から特異な本質を見抜くには鋭敏な感性が必要とされるのだけれど、そういう人ほどネット上の雑音の被害を受けやすいから、物書きにとってネットというのはあんまりよろしい環境ではないんじゃないかという話だった。有名税というのは昔からあったから、別にネット社会に限ったことではないと思うけれども。芥川龍之介なんかの最後のほうを読んでみると、なんだかいろいろ言われて疲れちゃったんだろうな、と思う。

無線の受信機でもそういう問題があって、あんまり受信感度の高い受信機というのは、信号強度の強い入力があると壊れてしまうから、そういうときはアッテネーターという減衰回路を通して、少し静かにした信号を入れてやるような仕組みがある。人間も同じで、感度の高い人というのは雑音源の近くではアッテネーターを導入して、精神を保護しておくべきなんじゃないかと思う。芸能人が自分でtwitterやるなんていうのは、その人自身が相当鈍感じゃないと勤まらないんじゃないだろうか。アメブロあたりじゃアッテネーター的な仕組みもちゃんと入っているらしいし。

--

なんか似てる・・・ - Chikirinの日記

「ダンシャリ」とか「在庫刑事シャリダン」とか一時期よく耳にしたけれども、個人的にはこういう考えを、理性的には理解できても生理的に受け付けないところがある。出された食事を残さず食べるとカロリーや塩分が取りすぎになるから残しましょう、だとか、着なくなった服は捨てるかリサイクルに出しましょう、だとか、そういうことが平気でできる人が苦手だ。なので、我が家は夫婦そろってそういう傾向を持っていて厄介なのだが、お互い相手の捨てられないものを邪魔に感じている利己的な部分が抑止力になっていて、なんとなく一定の限度内で済んでいる。が、ダンシャリの理想像とは程遠い。

こういう性質の人間にとって、捨てられない物が特定のサイズや質量を持たないディジタルなモノに化けてくれるのは福音となる。本当は物にも愛着があって捨てたくはないのだが、せめてモノだけが残ってくれれば、物を捨てる諦めがつく。子供のころ、半年間親にねだって買ってもらったオモチャはもう捨ててしまったが、雑誌の広告ページが擦り切れるほど物欲を迸らせた物というのは、今でもときどき脳裏をよぎる。人間に絡む思い出というのはどんどん忘れてしまうのだが、物にかかわる思い出というのは、なかなか消えない。

先日亡くなった伯父の思い出も、キヤノンの双眼鏡ケースのにおいだとか、「大字典」の革表紙の手触りだとか、ビニールベッドのチューブの弾力だとか、そういう物の質感を通じたものは多く残っているが、直接の表情とか会話とか、そういったものはほとんど記憶にない。子供のころの思い出も、どんなテレビ番組を見てどんな本を読んでどんなゲームで遊んだかとか、そういう記憶をキーにしないと、なかなか思い出せない。この点、私には若干自閉性スペクトラムの傾向があるのかもしれない。

ともかく、そういう人間にとっては、物とか文字とか映像とか、そういうものは過去の人間関係を維持持続するために必要不可欠なものであり、記憶の鍵となる物を捨ててしまうのは、知り合いの人間を失うより一段と喪失感が強い。人間というのは時間とともに変化が激しいので、現在を表していても過去を表すことが少ない。旧知の人が今日知り合った人と違うというのは、過去につながる何らかの記憶を共有しているからで、そういう記憶の媒体となるのが、物であったり、映像であったり、文章であったりする。

最近は一度喪失したマイナー情報がネットを介して復元されたりするので面白いことになっているが、それでも極度に個人的な情報というのは、今でもやはり個人が責任を持って保管維持していかなくては、永久に失われてしまう。人格というものに記憶が必須なのだとすると、私などが余り極端に物を捨ててしまうと、人格も大きく崩れてしまう。

私が初めて読んだSF本は「ジェダイの復讐」のノベライズか「砂の惑星」の原作あたりだったと思うが、その付近に読んだSFで鮮明に覚えているのが、「太陽移動計画」という、1950年代の古いSFだった。まだ道路も舗装されていなかった埼玉の片田舎にある祖父の家に滞在しているときに、近所の書店に売れ残っていた本をタイトルだけ見て買ってもらったものだ。今でもアメリカのSFには適度なお色気シーンを挿入して読者サービスするのが伝統になっているが、その本でも主人公がなぜか完全に人間型の異星人女性といい関係になるシーンがあり、しかもそのシーンのイラストが裏表紙に印刷されていたりして、当時中学一年生だったが買ってからそれに気づいて、親に裏表紙を見られないように緊張しながら読んだ記憶がある。

「太陽移動計画」をネットで検索すると、一応書店のリストには挙がってくるが、さすがに在庫はなさそうだ。あっても古書を買う気はあまりないが、もし機会があれば、すっかり忘れてしまったストーリーや文体がどんなものだったのか、軽く読み返してみたい気もする。

そんな具合なので、予備役のハードディスクには20年前のパソコン通信時代のチャットログだとか、40年近く前の、よちよち歩きの自分が映ったカラー動画だとか、そんなモノが後生大事に保存されている。確かに日常はその存在すら忘れているのだけれど、数年に一度は見返してみたりすることが確かにあって、そういうときはやっぱり保存の手間をかけた甲斐があったなと思う。特に、業者に頼んで8mmフィルムから起こしたMPEG2動画からWindows Vista標準のオーサリングツールで焼いた簡素なDVDは、両親にも好評だった。S-VHS-Cで記録した妹の成長記録なども、アダプターを介して実家のビデオデッキに入れ、両親が鑑賞しているらしい。

twitterとかFacebookなんかのメリケンツール群はどうも性に合わないので登録したきりほとんど使っていないが、もし今後興味を惹かれるようなツールが登場したら、是非使ってみたいと思う。
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by Antonin | 2011-07-28 12:24 | Trackback | Comments(0)
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