by antonin
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「金魚」について、と、「ヘルツ」について、途中まで何か書いたけれども仕上がらず、保留。単身暮らしの手慰みに始めた安敦誌だけれども、今度はPCを持たずに単身赴任しているので、妄想を書き留める習慣が消えつつある。まあ別に誰もそれで困らないことではあるけれども。 で、断片をいくつか。 -- 韓国と台湾の対日感情の理由というか原因というか、そこの部分が李承晩さんと李登輝さんという、二人のLee氏の政治姿勢に由来するんじゃないかということを思うようになった。自民党と民主党、あるいは読売新聞と朝日新聞の意見の隔たりというのも、系統をたどれば山県有朋さんとマッカーサーさんあたりの政治方針の違いの名残なのかも知れないし、そういう目で見ればイギリスとフランスでの日本文化の受け入れられ方の違いでさえ、ひょっとするとサッチャーさんとシラクさんの対日感情の違いあたりが尾を引いているだけのことかもしれないと思えてくる。 近代国家にはたいてい学校という制度があって、使いようによっては50年後の国民感情を規定することなども案外簡単なのかもしれないと思った。問題を過剰に単純化してもいけないのだけれども、そういう切り口も面白いかもしれない。 -- 人間の体液の組成が、人類の祖先が海から陸へ上がった当時の海水に近いんじゃないかという仮説がある。女性の子宮と卵巣というのは直接的にはつながっていなくて、卵巣から放出された卵子は一度腹腔の体液中に浮いてから、子宮の中に吸い込まれるようにできている。これも海水中で卵子と精子を結びつけていた時代の生物のシステムをあまり変更せずに流用するのに都合が良かったからと考えると、理解しやすい。 もしそういう仮説が成立するのだとすると、人間の体温が摂氏36度程度だというのも、もしかすると動物上陸当時の海水温に近い温度を維持しているのかもしれない。古典的な進化論では、現在の魚類のような脊椎動物から始まり、現在の両生類のような動物と、現在の爬虫類のような動物、更には現在の猿のような動物を経て人類に進化したと考えられていた。けれども、現代的な進化論では、猿と人間には、ある時点で共通の祖先があって、そこからそれぞれ別の方向に進化したとされていて、必ずしもどちらか片方が共通祖先と同じ姿をしているとは考えられていない。 そういう意味では、海から陸に上がった生物は低体温で生きられる両生類的な変温動物で、その後の進化の過程で体温を上げながら恒温性を身に付けたというよりは、摂氏36度からそう遠くない海水中で生活するのに適応していた共通祖先がまず陸上に進出し、そこから派生して哺乳類と爬虫類が生まれたのだが、どちらも地球環境の変化に合わせてそれぞれ違う方向へ進化しただけと考えたほうがいいのかもしれない。 哺乳類の祖先が採用したと考えられる陸上適応戦略は、体内に原始海水と似た組成と温度を再現できるような能力を身につけ、その環境に対して最適化された当時の生理活性を持つ代謝システムを使い続けるという方向の進化だったのに対し、両生類や爬虫類の採用した戦略の方は、環境温度と同程度の体温で生きるという性質の方を維持して、代わりに温度変化の大きい陸上環境の変化範囲でも生きられるよな代謝の仕組みを、新しく身に付けていくという方向の進化だったのではないか。そう考えれば、海に残った魚類というのは体積あたりの比熱の大きい海水温度に合わせて生きざるを得ない中で、徐々に冷えていく海水温に合わせて現在のような代謝システムへと漸進的に進化したと考えることもできる。 ここからは比喩的な話になるけれども、企業組織などでも外部環境の変化に合わせてそれなりに自身も変化しながら永続する適応の方法もあれば、外部環境の変化とはある程度切り離された内部環境を保守的に維持することで、その限られた環境の中で昔ながらの慣れ親しんだ仕組みを使いながら、組織としては結局永続していくという適応の方法もあるのかもしれない。世界は世界、国は国、我社には我社のやりかたがあるというような、そういう企業が案外に潰れないということも、実は哺乳類の進化の戦略に似ているのかもしれない。 我が道を 笑わば笑え ガラパゴス -- 一部で「フィーチャーフォン」と呼ばれる電話端末を使っているが、そこでフルブラウザ替わりになるiアプリを使っている。性能と使い勝手が良く、これを使っていると、最近の流行の主流を外れているために事業者固有の新規サービスに対応したアプリが提供されないという制限を別とすれば、基本的にスマートフォンと同等のことができる。 ただし、機能と性能が同等になってくると、一般には電池寿命に定評のあるフィーチャーフォンであっても、電車内でブラウジングを続けているとフル充電でも2時間くらいで電池切れになるし、回線品質に定評のあるNTT docomoのハイスピードFOMAであっても画像表示などではさすがにもたつくし、電車待ちの乗客たちがみんな携帯電話端末をいじっている乗換駅構内などでは、ちょっとした通信でもかなり待たされることが多い。iPhoneやSoftbankに固有の性質と思われていたものでも、案外に単なる利用法の違いに起因する問題というだけなのかもしれない。 -- 自宅に帰って無線LANの電波を見ると、5年ほど前には802.11gの電波が3波程度、窓際でも5波程度観測される程度だったが、最近では802.11nのアクセスポイントが15局ほど観測される。そのうち幾つかは同一の物理局なのだろうけれども、とにかく数が増えた。我が家には今のところ5GHz対応の子機がないので、基地局の方も5GHzを切って802.11gのプロトコルに設定してあるが、5GHz対応の端末に移行できたら、マンション内で混線気味かつ電子レンジの妨害なども受けやすい2.4GHzは切って、いっそ802.11aにしてしまったほうが接続が安定するなんていうこともあるのかもしれない。 で、そういう802.11nのAPの中に、FON_FREE_INTERNETというのがある。別に無料ではないのだが、加入者は他人のFON_APを自由に使えるらしい。最近Softbankが3G回線の帯域負荷を減らすためにFONの無線LANルータを無料で配布していて、契約者世帯以外への回線又貸し利用を禁じていることが多い固定回線の事業者と、新たな軋轢を抱えているなんていう話が検索で見つかった。 FONのルータをデフォルト設定で使用している世帯がマンション内に複数存在すると、APの識別子が衝突して見かけはひとつのFON_FREE_INTERNETしか見つからないが、気がつくとよその家の回線からインターネットに接続していたなんていう事態も発生するらしい。まあ、3GはFOMAでWLANは802.11gな我が家には関係のないことですが。 -- 常磐線に乗っていると、途中駅で車内の照明が消える。すると、交流区間と直流区間の切り替えのためというアナウンスが入る。なるほど。特急に乗っている場合に、途中で照明が若干暗くなり空調が停止することがあるのだけれども、これも客席照明をバッテリー電源に切り替え、駆動機関の切り替え中は惰性走行しているのだろう。なるほど。 東日本と西日本を区別する基準のひとつは今も残る商用電源周波数の違いで、その変換に特別な機器が必要なために、中部電力と東京電力との間での電力融通はあまり大きくできないらしい。これはイギリスとアメリカから導入した発電機の仕様の違いが今に残っているものらしいが、これに加えて鉄道業界には直流方式まで残っている、と。これも、エジソンさんとテスラさんの軋轢の影響が今に尾を引いているのかもしれない。 太陽光発電や化学電池による蓄電システムは、本質的に直流システムになっている。最近は性能の良い強電用途向け半導体が開発されているので、家庭電力程度であれば交直変換なども難しくはないが、太陽電池や電気自動車などの直流デバイスが普及してくると、ひょっとすると民生用にも直流給電が復活するなんていうことがあるかもしれない。 まあ、そういう事態になっても寝室に13.8Vの電源ジャックが設置されるなんていうことにはならないんだろうけれども。 -- 自宅に携帯電話の充電器を置き忘れ、5日間を電池だけで過ごしたことがあった。幸い、単身部屋には単3電池式の携帯充電器と、フル充電された14本のニッケル水素電池があったため、問題なく次の週末までを乗り切ることができた。 近い将来、照明とノートPCくらいは夜間電力を貯めて動かせるような室内直流化なんかを日曜工作で試みても面白いかもしれない。インバータで蛍光灯を点けるとなるとそれなりの技術が必要になるが、LED照明なら難しいのは放熱対策くらいなので、PC自作と大差ない難易度の工作になるだろう。ただ、電源電圧が12Vといった低電圧だと大電流が必要になるし、逆に直流100Vとかになると部品の選定が難しくなってしまう。交流電源は電圧がゼロクロスする瞬間があるのでリーク放電が発生しても消えやすいが、直流だと一度絶縁破壊してしまうと復旧しにくいなんていう問題があるらしく、スイッチ類が難しいらしい。 鉛蓄電池は重すぎるし、ナトリウム硫黄電池は高温電池なので個人では手が出ない。家庭用に小容量の蓄電システムを作るにしても、結局ニッケル水素電池かリチウムイオン電池のセルを使うことになるんだろうか。まあ、90度のお湯を100リットル単位で保管する電気温水器が市販されるくらいだから、保温性能の高いナトリウム硫黄電池システムが風呂場の外に置かれるなんていうこともあるかもしれないけれど。プラズマテレビと液晶テレビの運命などを見ると、結局リチウムイオン電池に資本と人員リソースが集中して、民生分野ではどんな用途もリチウム電池が汎用的にカバーするんじゃないかという気がする。 -- とある待合室で週刊文春を開いたら、若い頃の野田さんの写真が載っていて、その姿は美男子だった。こういう歳のとり方もあるのだな、と。私も学生時代より12kgも体重が増えていて、あんまり他人のことを言えた立場でもなくなりつつある。 -- ではまた。
by antonin
| 2011-09-09 16:32
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