安敦誌


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エイプリルのバカ

コートの内側にボタン留めのインナーを入れていたのを、旧暦の四月一日頃に外した。四月朔日姓を「わたぬき」さんと読むので、古い時代にも似たようなことをしていたのだろう。たまたま今日の日付は新暦の4月1日なので、ちょっと嘘を書こうと思ったが、あまりネタレベルまで練ることができなかった。適当に羅列する。

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「モールスマウスドライバ」

Appleが世に導入した技術の中で、一番醜いものが「ダブルクリック」だと思う。IEEE1394とかもあるが、まああれはUSBを生んで引退したので別にいい。

Macintoshが登場した当時、そのGUIのインターフェイスを一手に担っていたマンマシンインターフェイスは、ワンボタンのマウスだった。ワンボタンで、いかにもシンプルそうだが、GUIはそこまで洗練されていなくて、結局はダブルクリックとホールド(長押し)という、時間軸方向で複雑な操作をユーザーに要求することになった。これはのちにWindowsによってパクられ、多くの中年サラリーマンを苦しめたらしい。

今でもiOSなどのインターフェイスにはこの時間軸でのアクションに意味をもたせるという悪趣味なプロトコルが残されている。タッチデバイスを指で擦ってスクロールさせるとき、ちょっと考え事をしていると、突然長押しアクションが発動して変なボタンがせり上がってくる。実に鬱陶しい。その因果を辿って行くと、Macintoshの「シンプルな」ワンボタンマウスにたどり着く。

Windows界隈ではMacintoshの長押しに相当するコンテクストメニューが右ボタンという物理デバイスにアサインされたので、長押しという不自然な風習は混入しなかったが、シフトキーを押したまま8秒間ボーっとしていると、マザーボードのBIOSレベルのビープ音で冷や汗をかかされる機能が、あとになって追加された。時間軸アクションというのは物理界にはなかなか存在しない現象であって、決して直感的ではなく、「シンプルな」ワンボタンデザインの代償として作り上げられた、ひどく不自然な動作でしかない。

つまりAppleは、アイコンをステートマシンではなく、通信デバイスとして定義したのだ。そして、短いクリックは選択、短いクリックの連打は起動、長いクリックはコンテクストメニューと、タイミングファクターに意味を持たせた。言い換えると、モールス符号の「E」(・)に選択、「I」(・・)に起動、「T」(ー)にコンテクストメニュー表示という機能をアサインしたのである。であれば、欧文アルファベット26文字と数字と諸記号にも、機能を与えられないという合理的な理由はない。

過去のエイプリルフールで、Googleがモールス日本語入力というのを提案していたが、あれが筋が悪い。本来の欧文モールス符号というのは、欧文における各文字の出現頻度に基づき、出現頻度の高い文字には短い符合を、出現頻度の低い文字には長い符合を割り当てている。これにより、通常の文字出現頻度を満たす文章を符号化すると、最短符号長となるように調整されていた。いわゆる固定辞書方式のエントロピー圧縮が行われることになる。シャノンの数学的解析より数十年前にこういう符合がヨーロッパには存在していたのだ。

Google 日本語入力 - モールスバージョン

しかし当時の日本にはそういう学識がなく、しかし電信の技術だけは導入したかったため、アルファベットのABC順に日本語のイロハを順に割り当てていくという暴挙に出た。仮名はアルファベットより種類が多かったので、奇怪な長符合もいくつか追加された。その出自により、和文モールスというのは欧文モールスに比べて随分と筋が悪い。もちろん明治の通信士たちは勤勉だったから、そういう筋の悪い符号系でも忍耐強く習得し、効率よく使いこなした。が、設計上の筋の悪さは隠しようがない。

アマチュア無線には最上位が1級、最下位が4級という資格がある。3級以上ではモールス通信の技能が求められるが、1級だけが和文モールス電信技能を要求した。かつてのアマチュア無線ブームの中でも、この和文モールスを嫌って2アマ止まりだった人は多い。

license.html

Google日本は今さらその筋の悪い和文モールスを持ち出してきたことでシャノン先生に顔向けできない恥をかいたわけだが、ダブルクリックや長押しを駆使できる若者が欧文モールス符合を駆使するのであれば、それはあながち不合理とも言えない。欧文モールス+ローマ字変換であれば、訓練次第では下手なフリック入力よりもスムーズな入力ができる可能性もある。単純なモールス符合では長符号のためにスピード限界があるだろうが、バグキーやエレキーのような入力方式ではさらに高速化が可能だろう。

ただ、モールス符号を単純に電信式文字入力に使うのは若干もったいないような気がする。というのも、ダブルクリック(タップ)や長押しの使用場面を見ても分かる通り、通常のクリック(タップ)と共存が可能で、それを時間軸のアクションで区別することによって随時機能切り替えができるところに大きな意義がある。つまり、マウスやタッチパネルでのモールス入力は、文字入力という限定された場面ではなく、通常の操作インターフェイスの拡張として盛り込まれるのが最も適しているといえる。あの気持ち悪い時間軸アクションインターフェイスを認めるとするなら、という留保は付くけれども。

PCのインターフェイスにはキーボードショートカットというのが大きな位置を占めていて、某エディタのようにCtrlやAltを駆使したショートカットキーなくしては基本操作もおぼつかないようなものもある。そういう場面にマウスを持ち込むとしたら、アルファベット+数字の36種のシグナルを導入するくらいのことは、むしろ自然なことのように思える。

シングルクリック即ち「E」は選択、ダブルクリック即ち「I」は実行とするなら、トリプルクリック即ち「S」はファイルへ上書き保存、短いクリックの直後に長押し即ち「A」は全選択、というように、Ctrl-*系のショートカットキーを、左クリックのモールス符号入力によって代用させることが、技術的には可能といえる。

Windowsの基本操作系で行くと、コピーは「C」なので「ー・ー・」だし、切り取りは「X」なので「ー・・ー」になり、貼り付けは「V」なので「・・・ー」となる。こういう複雑なクリックアクションが標準インターフェイスに盛り込まれていたとしたならば、PCでのマウス操作は今よりもずっと魔術的なものになっていただろう。

タッチパネルの限られた入力インターフェイスであれば、この魔術の効き目はより大きいだろう。重ねて言えば、個人的にはこうした時間軸ファクターを含んだインターフェイスが大嫌いだ。しかし、毒も食らわば皿まで。ダブルタップや長押しなどという魔術が許されるなら、トリプルタップやクアッドタップといった五十歩百歩の魔術が許されない道理はないと感じる。こういうのが普及すれば、「天空の城ラピュタ」の冒頭のムスカ大佐は、コピペ荒らしをしているようにしか見えなくなるだろう。

試験電波 - Wikipedia
VVV ‐ 通信用語の基礎知識

今世紀のマンマシンインターフェイスは、19世紀後半の最先端技術であったモールス符号の域にまで到達すべきであると、半ば呆れながらここに提案するものである。いやしかし、考え事をしながらスクロールしている時の、あの長押し機能の起動ほど不愉快なものはない。Macintoshのマウスが2ボタンあるいはXのように3ボタンだったらと思うと、今更ではあるが恨めしい。

ということで、マウス左ボタンをモールス符号入力することでキーボードショートカットを自在に操れるロシア製デバイスドライバを見つけた、なんてのをエイプリルフールネタとしたい。できれば、既存のあらゆる時間軸依存をキャンセルして、あくまでステートマシンとして振る舞うGUIを実現するモードなども、そのデバイスドライバには設定項目として持っていて貰いたい。ダブルクリックの存在しない理想郷は、はたして快適だろうか、それとももどかしいだろうか。

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「大阪都法案成立」

大阪が都になるなら、宮城県は宮城府に、広島県は広島府になってもいいなと思った。そして愛知県は中京府に、福岡県は大宰府になる。北海道は道州制下の北海道というセクションになり、その州都として札幌府が誕生する。先述の各府もそれぞれの道州の州都となる。

さて、既に府である京都府であるが、これには千年帝都の深謀遠慮が働く。京都は、近畿道の州都ではなく、日本国の首都を淡々と狙う。皇太子殿下と秋篠宮殿下のどちらが長くご存命であるかは神々のみぞ知る領域であるが、秋篠宮悠仁殿下は明らかに世代が異なる。そこで悠仁殿下を皇太子殿下の養子にお迎えいただき、平成の次の世において正統な東宮と御成あそばし、継承の不確定要素を予め排除する。ここで平成のうちに秋篠宮家を京都御所にお迎えする。

然るに平成の次の世においては京都御所が東宮御所となり、「その次」の御代には晴れて平安京が日本国の首都として返り咲き、関東大震災に怯えることなき新千年王国を樹立する。このとき、京都府は「府」が取れて単に京都となり、東京都は「都」が取れて東京府に成り下がる。政治と経済の中心は相変わらず東京にあるが、元首の在地は京都となり、これが日本国の正式な首都となる。しかし奈良県は奈良府にはなれない。悲しいことである。

そして四国の州都は依然不明である。廃藩置県で徳島藩から失われた淡路を再び四国に戻し、そこに州都を置くという意見も出ているが、淡路市民としては阪神淡路大震災の辛苦を共にした兵庫県を離れる気はなく、当の徳島県民も脱四国・近畿編入を希望しているといわれる。長宗我部家がもう少し踏ん張っていれば高知県が府となったのであろうが、現状では瀬戸内海沿岸に府が置かれることは間違いないだろう。

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「NHK分割」

日本放送協会。その実態は公社であるが、法律上は受信機を保有する国民との契約締結義務を法的に保証された「だけ」の、純然たる民間企業である。ただ任務が少し重要であるため法規による規制が少し厳しいという「だけ」であって、形式はごくごく普通の民間企業である。なので、これを「民営化」することはできない。できるとすれば、競争原理を導入することくらいである。

そこで、NHKを分割する。それも、地上波とBSとラジオで分割するとか、地方ごとに分割するとかでは競争が発生しない。それぞれの領域での小さな独占企業体が生まれるだけだ。そこで、日本放送連盟(NBA:Nippon Broadcasting Association)を作る。これは、テレビ、ラジオの全ての放送業態を網羅する。つまり、総合テレビやラジオ第1放送、BS1などが分割後の新NHKとなり、Eテレやラジオ第2放送、BS2などがNBAの所管となる。そして、受信料は毎年行われる受信者アンケートの結果によって両者への配分比率が決定される。受信料を安くするよりも放送の質を高めることに重点を置いた方式といえる。

てか、BSテレビ放送って本当につまらんのですよね。ゴールデンタイムに演歌とか勘弁してほしい。
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by antonin | 2013-04-01 00:00 | Trackback | Comments(0)
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