安敦誌


つまらない話など
by antonin
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“The world is a book and those who do not travel read only one page.”

そういう警句が書かれた地図の図像が流れてきたことがあって、誰が言ったのかというと聖アウグスティヌスだという。出典はよくわからないが、あちらでは結構有名な言葉らしく、画像検索すると、まあたくさん出てくる。

the world is a book - Google 検索

被造物たるこの世界を創造主の作品とみて、不完全な人の言葉を経由して語られた書物なんかよりも、神の直接の作品であるこの世界そのものと対話し、よくよくその意味を読み取ろうとした、なんていうあたりがデカルトさんが科学的手法を編み出した原点であったりなんかもして、世界を一冊の書物として見るあたりも似たような感覚が出どころなのかもしれない。変なところで情熱的で、妙なところで冷静なあのアウグスティヌスさんらしい感じがする。同じ読書なら、科学的な探求による精読よりも、旅行しまくりの乱読のほうが楽しそうでもある。

世界を一冊の書物と考えると、1ページだけを読んでいては意味が分からないが、かといって全巻通読しないと意味が分からないほど一貫したものでもなく、一話完結で気軽に読めるが、それでいて全体的に通底したテーマがある連作物というように見える。別の巻を読んでから先に読んだ巻を再読すると、また違った味わいがあるような、そんな感じ。

なんだか、またどこかへ行ってみたくなった。鳥取から山口とか、三重から福井とか、そのあたりがいいかな。家族連れだと関東甲信越、南東北くらいが限界かもしれない。プラハとかカイロとか、時間と費用を気にしないでいいなら見てみたい場所はいろいろとあるけれども。

ただまあ、サブカルチャーの時代というか、まだまだ地理的な距離が文化の違いに支配的だとはいっても、都市部だったらある階層にいる人々の文化は共通したものが多くて、むしろ同じ国に住んでいても、文化的に交わらないような職業だったり趣味だったり、そういう人達の中へ入り込んでみるほうがカルチャーギャップに驚いてしまうようなことが多い。

「一冊の書籍」は実はハイパーテキストでできていて、リンクのないページへ飛ぶのは意外に難しい。それでもまあ、人間に直接関係のある文化なら、6回リンクを踏めばすべてのページに行き着くという程度の距離ではあると思うので、あとは「縁」の問題かな、という気はする。とりあえず自宅の玄関を出てみるか。


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by antonin | 2014-06-08 14:26 | Trackback | Comments(0)
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