安敦誌


つまらない話など
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およげたいやきくん

コドモたちが「妖怪ウォッチ」を録画して、食事中にそれを見ていた。私も子供のころはこうしてテレビを囲んで食事をするような家庭に育ったが、ヨメのお母さんはそういう無作法を厳しく叱っていたらしいので、ヨメもテレビを見ているコドモに腹を立てて、テレビを消す消さないの大喧嘩になる。

それはそれとして、妖怪ウォッチのアニメを見ていると、昭和ネタがたくさん出てくる。USOというグレイタイプの宇宙人みたいな妖怪が出てきて、これに取りつかれた人間はくだらない嘘をつき、相手がだまされると、踊りながら「ウッソー」とシメる。で、この踊りがピンクレディーの「UFO」のパロディーになっている。当然コドモたちはそんな物は知らないのだが、親はちょっとニヤニヤする。

後半に出てくる「ネタバレリーナ」といのも、取りついた人間に映画のクライマックスシーンに秘められたネタをバラさせるのだが、このネタというのが、スターウォーズ・エピソード5「帝国の逆襲」に出てくるダース・ベーダーの有名なアレのパロディになっている。これもまた、コドモたちにはわからない。父親だけがニヤニヤする。「帝国の逆襲」の公開年は1980年、和暦でいうと昭和55年、パパはまだ小学校3年生で、今「妖怪ウォッチ」に夢中になっているムスコ1号くんと同じ歳だったころの話なんだよ、君たち。

そういえば、子供の頃に「およげ たいやきくん」というドーナツ盤がバカ売れして話題になったことがあったが、あれも歌詞をよく読むと、子供向けというよりは子供たちの親、特に父親に向けたメッセージが満載だったりして、結局のところ子供向けの商品というのは、購買行動の最終決定権を持っている親に向けて売るべきものなんだろう。

オイルショックとニクソンショックの洗礼を受けた当時のお父さんたちは、まいにちまいにち鉄板の上で焼かれて嫌になっていて、店のおじさんとけんかして海に飛び込みたい気持ちだったのだろう。ももいろさんごに手を振ってもらいたかったのだろう。それでも実際にそれをやってしまえば最後に釣り上げたおじさんに食べられてしまうという結末も予想できていて、生活は変えられない。それで子供にかこつけて「およげ たいやきくん」を聴いていたのだろう。

父が自営業で比較的悠々自適にやっていた我が家には「およげ たいやきくん」のレコードは無かったが、父はレコードを買う代わりにインベーダーゲームあたりに随分入れ込んで、その勢いで勝ってきてくれたテレビゲームで私もけっこう遊んだものだった。ある時にはどこからか喫茶店用のブロック崩し内蔵テーブルを借りてきて、1週間くらい遊び放題だったこともあった。あの背徳感というかチート感覚というか、あれはなかなか良かった。

やなせたかしさんのアンパンマンが息の長いヒットをしたのも、著作権の行使方法に商業的ガメツさが少なかったのもあるだろうが、第一にお母さんたちにカワイイと思ってもらえる絵柄というのがあったんじゃないかと思う。ウォルトディズニーがディズニーランドを作った時点ではすでにそういう、親も子も楽しめるものが一番売れるという黄金律は知られていたのだろう。

ポケモンというのは、ピカチューとかヒコザルあたりまでにはゲームで遊んだ経験のない親にも理解できたが、ミュウツーあたりから先はもう理解不能になっている。何が楽しいのか、正直わからない。あれもまあ、ポケモン世代の親を持つ子供たちがもう少し大きくなればまた復権するだろう。ただ、ポケモン世代はあまり親になっていないという問題があって、そのあたりはどうなるのだろう。それはそれで小さくなった市場に占める割合は高くなるだろうからヒット扱いになるような気もするが。

団塊ジュニア世代も、自分たちの社会的権利を主張するにも自分たちの世代の視点だけに留まっていないで、団塊の世代の心情を直撃するような物語で訴えかけるような工夫が必要なのかもしれない。そのためには多少の勉強というか、60年代から70年代の彼らに何があったのかをもっと肌感覚として知る必要があるんじゃないだろうか。学生運動的なパターンには確かに嫌悪感があるけれども、それを少し脇へやって当時の「時代の空気」を感じてみると、また違った解釈も出てくるような気がする。

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by antonin | 2014-10-12 15:46 | Trackback | Comments(0)
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