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<ソニー>3月期連結業績を大幅下方修正 テレビ販売不振で | Excite エキサイト : ニュース ソニーは世界に冠たるエレクトロニクスの巨人で、日本の宝だそうな。なんでも「神通力」とやらがあったらしく、それが弱ったと世間は騒ぎ立てる。電子産業関係の雑誌を個人的に購読しているのだけれど、こちらの編集部がまたずいぶんとソニーのシンパで、どうしたらソニーが復活できるのか、なんて肩入れ記事をしばしば掲載している。郵便局なら国民の共有財産ですが、ソニーは一私企業ですから、なぜそんなにご執心なのか理解しかねます。 中学生くらいの頃に「ウォークマン」のブームがあり、ちょっとミテクレにうるさい奴らはソニーのウォークマンをかばんに潜ませたりしていた。私はカタログを見て、取り立てて面白い機能もないし、同スペックの他社製品に比べてだいたい2割増しくらいの値段で売られていたソニーのウォークマンが嫌いで、そしてそういう商売をするソニーが嫌いだった。「ウォークマン」は単なる商品名だから、ヘッドフォンステレオ、あるいはその頭文字を取ってHPSと呼ぶべきだなんて声に同調していた。当然自分で購入したのもソニー製ではないそれだった。 まぁそれは、「流行は気になるけど流行に乗るのは嫌い」というアマノジャクな性格が出ていただけと言ったらそれまでかもしれない。確かにゲームウォッチブームのときも任天堂のには手を出さなかったし、ファミコンだってプログラムを入力できないものはコンピューターとは言わないという思い込みで軽蔑していた。自分でプログラムが組めたわけでもないのに。(ファミリー・ベーシックという商品は当時知らなかった) また話が逸れましたが、そんなブランドプレミアムがあったソニーが最近どうも業績が芳しくなく、特に「本業」であるエレクトロニクス分野で分が悪いようです。トリニトロン管を使ったテレビやMDウォークマンなど従来強みを発揮していた分野が、液晶テレビやMP3プレーヤーなどの新技術に押され、あわててその分野に追いつこうと大出血価格で商品を大量出荷した挙句の赤字転落とのことらしいです。 過去のソニーブランドを愛した方々であれば、何やってるんだ幻滅だぞソニーという感じなのでしょうが、アンチ・ソニーの過去を持つ身としては、やーいざまぁみろ、というでもなく、ようやく我々の目線へ降りていらっしゃいましたね、という感じであります。もうちょっと産みの苦しみを味わって、変なプレミアムを振りかざす企業を脱皮し、ちゃんと良い品を妥当な価格で世に送り出す会社に生まれ変わっていただければと思います。それじゃぁ所有する愉悦が味わえないと、ファンの方々は残念がるのでしょうが。 ---------- 昨日まとめ買いをした杉浦日向子さんの本のうち、マンガ本を会社へ持っていくのは少々憚られるので、「もっとソバ屋で憩う」というのを持ち歩いて読んでみた。まだ拾い読みの段階なのだが、冒頭に次のような一節を発見した。 昼と夕の間に、並木で(註:そば屋の「並木藪蕎麦」のこと)、焼き海苔を、蚕のようにはじからみみっちく食みつつ、徳利の冷やを、ちびちびやる。外はまだ明るい。ほの暗い店内では、おとなたちが、てんでに手酌で、つかのまのバカンスを紡いでいる。年を重ねるのも悪くはない。人生まんざら捨てたもんじゃない。ドンマイ、大丈夫。 そう言って人生を悟った人が、わずかに46年でこの世を去るのは本当に惜しい。まぁ、あんまり惜しい惜しいって言うと亡き人が成仏できないと仏法は説くから、もうこの辺にするけれども、こういう人に30代で隠居宣言させた声は、46才で冥府へ呼んだのと同じところから発したのだろうか。なんというか。 ---------- もうひとつ別のニュースを引いてみる。 男性人口が初の減少=全国1億2686万人 | Excite エキサイト : ニュース 日本では、人口減少社会がそろそろ始まる。一方で、いわゆる団塊の世代を向かえ入れる高齢者人口は、しばらく増加する。新しい世紀の幕開けにふさわしい転換点を、いま静かに迎えている。団塊ジュニアとか呼ばれる私たちの世代がすっかり棺桶に入ってしまうまでは、しばらく人口ピラミッドではなく人口茶壷というような、安定の悪い世代分布を持つ社会になるだろう。政府の借金も減らず、今後の政治は難しい舵取りが必要になってくる。 まぁ、あんなにひどい戦争があったって、この島国から人がいなくなることはなかったわけで、それほど期待せずに生きていれば、案外未来は悪くないのかもしれない。ドンマイ、大丈夫。
by antonin
| 2005-07-29 03:08
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