安敦誌


つまらない話など
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日本史を学びたい

夏のボーナスが出たら日本史関連の本を買い集めよう。今はちょっと積ん読が多すぎて手一杯だ。できれば塩野姉さんのような語り口で通史を20冊程度にまとめて読ませてくれる本があればいいのだけれど、そうしたものがあるだろうか。

日本の歴史は長いが、文字として残された歴史はそれほど長くない。天皇家のご先祖様であるヤマトの一族が武力で西日本を平定し、大陸の朝廷と国交のようなものを樹立するあたりからそれは始まる。そもそも天皇は、ラムセス2世のような武闘派の「オオキミ」だったのだろう。それが諸国平定あたりから武力統治は臣下の仕事となり、オオキミは宗教的なシンボルとなる。このあたりもエジプトのファラオに似ている。

そして天皇周辺の諸氏が覇権を争い、特に仏教伝来あたりではひどい宗教紛争になった。結局仏教を推す蘇我氏が力を握ったが、どういう流れか宗教面では神仏和合という結論になった。このあたり、おそらく国教派の政治的な巻き返しがあったのではあろうが、あるいは「ワ」国を名乗ったヤマト一族の原特性と言えるのかもしれない。

そして鎌足あたりから藤原氏が中枢に食い込み、道長の世ではいったい誰がオオキミなのかわからないほどの隆盛を見せる。そして沈み始めた藤原の栄華とともに、貴族諸氏の紛争が再発するも、その戦いは専ら源平のモノノフによる代理戦争であり、ついには平氏が直接中枢に入り、平氏に非ずは人に非ず、となってしまう。

しかし面白いのは、ここまでの歴史で決してオオキミが廃位になったり取って代わられたりしなかったこと。これは世界史の常識では考えられない。おそらくオオキミの宗教的な権威がそうさせたのだろう。コンスタンティヌス以降、どんな皇帝も大王も法王を廃絶することはなかった。違いといえば、法王は本来生涯童貞であることが求められるのに対し、オオキミは男系男子の系統であることを求められたというところだろう。

そして平氏が源氏に倒されると、オオキミの臣であり東の蛮族を征服する武官という位である征夷大将軍が実質的な日本国王になった。しかしここでもオオキミの系統は存続する。あとは目にする機会の多い歴史でもあるし、また不勉強でもあるので書かないが、天皇家にどのような価値があって平安京は千年府となったのかという点には興味がある。


日本の歴史だけが特別素晴らしいわけではないが、国の外に出れば私たちは紛れもなく日本人なのであって、自分の国なり民族なりの歴史を問われて答えられないというのはかなり恥ずかしい事態だろうと思う。一応日本史の基礎レベルは押さえておきたいが、中学高校で使った年代用語集のような無味乾燥な丸暗記をするには歳をとりすぎた。できれば観光地をめぐり観光ガイドの話に耳を貸しながら覚えられると一番楽しいのだが、そうした余裕もない。

何かいい読み物はあるだろうか。
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by antonin | 2007-02-12 16:03 | Trackback | Comments(2)
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Commented by yurikamome122 at 2007-02-12 21:42
天皇の位置付けはとても面白いところに目を付けましたね。
世界中でまがいなりにも一つの血統で2600年以上続いているというのは大変なことであり、我が民族の誇りとするところであります。
などと柄でもないことを言ってみたりしますが、天皇は以前は武人の頭領でした。それが今のようになったのは大化改新前後ではないかと思います。つまり現在の象徴天皇はことさら憲法に書くまでもなく大化改新以降役割としては変わっていないのだと思うのです。そして天皇は誤解を恐れずに言えば皇帝であり王ではないのです。
お薦めの本は井沢元彦の「逆説の日本史」は回りくどいですが面白いです。
Commented by antonin at 2007-02-12 23:30
yurikamomeさん、コメントありがとうございます。

「逆説の日本史」、読んでみます。西欧哲学も「反哲学史」という本で勉強したので、こういうタイトルの本は好きです。

個人的にはEmpire(諸国が統一された広大な領域)があってはじめてEmperorが存在しうると思っているので、日本、琉球、朝鮮、台湾、満州あたりを治めていた時代が唯一「皇帝」と呼べる期間ではなかったかと思います。それ以外はむしろ教皇に近いという印象です。
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