安敦誌


つまらない話など
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私、恨みます

なぜエキサイト・ブログを利用しているのかというと、これを始めた当時、エキサイト・チャットを気に入っていたからだった。今ではチャットはしないけれども、当時は文字にけばけばしい色のつかない、シンプルでリアルタイム性が高い、パソコン通信時代と同じ操作性を持つチャットを気に入り、快適に使用していた。

3年ほど前になって、BLOGは始めたいけれども、当時はBLOGの何たるかもよくわかっていなかったし、CGIでBLOGを立ち上げるのは面倒と思っていたら、ExciteがBLOGサービスを正式公開したので、自分も始めてみた。

Excite BLOGは当時から今と同じようなそっけないほどシンプルなスタイルだったけれども、それなりに快適だった。ただ、広告など収益性の高そうな仕組みがほとんど存在せず、Amazonのアフィリエイト収入をExciteに上納する「ライフログ」の仕組みがあるだけだった。私も当初はこれを利用していたが、今では更新があまりに面倒なので中止してしまった。Amazon側で商品画像を用意していないような作品ばかり購入していたので、ライフログが空白だらけになってしまったというのも興醒めだった。

逆にこうした異常なまでのシンプルさや、scriptやembedなどのタグを否定する「悲観的な」管理ポリシーのため、うるさくなく落ち着いた印象のある良質なBLOGをたくさん集積するというような結果にもなった。これは、戦略的というよりも結果的ではあったけれども、Exciteの標榜する都会型アッパーミドル向けというセグメンテーションにマッチするような客層を集める結果になったのではないかと思っていた。

次はこの良質のBLOG群をいかにビジネスに結びつけるかという段階になると思うのだけれども、ここでExciteはコンテンツメーカーであるBLOG住民から「狂ったか?」と言われるようなクセ球を次々に繰り出すようになってしまった。

最初は「ネームカード」だっただろうか。これもコンセプト倒れに終わったが、とにかくインセンティブに使われた画像容量アップと簡易アクセス解析はある程度住民に受け入れられた。次にRyoomaとかいうアフィリエイト機能が追加されたが、これは全く非現実的な企画であり、常識的に考えれば住民には1円も入らないような仕組みになっていた。詳細は書かないが、まともなマーケティングをしたとは思えないような杜撰で詐欺的な内容だった。

次に、Exciteローカルの動画登録、つぶやき機能、キーワード広告などの瑣末な機能を追加し、しかもそのたびにシステムを不安定にしてしまっていた。しかも、そうした事態に悲鳴を上げる住民に対し、システム側はのらりくらり、つかみどころのない対応を繰り返すばかりだった。

この「効果」もあって、Excite BLOGのアクティブBLOG数はここ1年ほどでほぼ半減しているという。内容的にも、私のような情報価値の低い記事を書く人間だけが残り、集客能力の高い人ほど自由を求めてExcite BLOGを去ったに違いない。

きっと、Exciteの中枢で人的な損失が発生しているのだろうと思うが、その遠因を山村社長のBLOGに見出したような気がする。

エキサイト社長、山村幸広のインターネットブログ : 「正論」 10月5日

この記事では、次のように書かれている。
正論は、正論であって議論に用いる論理ではない。この「正論」が多い人は、実は会社では要注意人物です。

その一方で、同じ人の言葉とは思えない「正論」が同じ記事に書かれている。
企業には色々な考えの人がいて、色々な方向でものを見て考えている。そのような考えをリスペクトしていかないと、いい答えはでてこない。もちろん自分の信念を押し通す強い信念と執念も必要なのだが、そうであっても、その信念を相手にちゃんと伝えなくてはならないし、伝える義務がある。これがアカウンタビリティなのである。

この部分は、実に立派な正論である。

私は正論を否定しない。否定しないどころか、議論とはそもそも正論を求めるプロセスなのだと思う。本来なら、議論の前に「正論」などない。聞いただけでいきなり納得できればもちろんその時点で「正論」になるが、どうやら「正論」という言葉が曲解されているようだ。
「会社の為なんだ。」という正論の一言で、説明されたらどうであろうか?しらけるよね。それはある意味、「お国の為に死んでくれ。」という言葉に近い。それでは会社は機能しない。

「お国のために死んでくれ」を正論と思えるセンスの人間が現代日本にどれだけいるのかは別として、このような反論しにくい意見を「正論」と名付けて忌み嫌っているようでは、議論は成立しない。それを言うなら「きれいごと」とでもすればいい。もちろん企業経営はきれいごとだけでは成立しない。

もし本当に有効な議論をする気があるのであれば、その「正論」に対して「あなたの意見では真に会社のためにならないと思う。その理由は・・・」と切り返すべきで、それが上位役職者に求められるアカウンタビリティであると思う。社員は正しいと思うことを相当の勇気を持って上司に進言するのである。それを「正論だから言い返せない」とキレる上司がいたら、会社は機能しないのではないか。しかもこの人は社長だ。

最近のExcite BLOGの失態多発の舞台裏が見えるような気がする。Excite Japan から、社長の前で正論による諫言を唱えられる良質な人材が逃げ出しているのだろう。気は進まないが、私たちもそろそろ逃げ出す準備を始めよう。
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by antonin | 2007-10-18 00:19 | Trackback | Comments(0)
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