安敦誌


つまらない話など
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白秋

この季節にもなると空も水分を徐々に失い、夜になれば星なども見えてくるのだけれども、宇都宮ではオリオン座が骨格だけでなく肉付きまで明らかだったのに比べ、東京の空ではあの目立つ三連星を探すのも難しい。

代わりといっては何だけれども、東京では西の空に富士が見える。富士を隠すのが黒ずんだスモッグであることも多いのだけれども、主な要因はやはり水分がまとわりついたエアロゾルなのであって、これは江戸の昔から変わらないのだろう。

江戸も幕府成立から数十年して江戸城の天守閣が焼け落ち姿を消す頃になると、経済も安定し庶民も旅の楽しみを覚えるようになったという。目指す旅先は、あるいは富士、あるいは日光東照大権現、あるいは伊勢の宮だったのだという。当時の町人向け旅行ガイドブックなども現存しているらしい。当時の人たちにはほぼ徒歩しか移動手段がなかったから、まさに「日本の歩き方」とでも呼べるだろう。

実家が営んでいる店の客に英国紳士の大学教授がなぜか混ざっていらっしゃるのだけれども、まだ足が丈夫だった頃に東海道を自分の足で踏破されたらしい。沿道の人にもずいぶんと親切にしてもらったらしいのだけれども、ガイジンさんであればなおのことだったろう。

歩くのはもちろん、自転車に乗ってでもいいけれども、自分の体力だけで移動すると、いろいろなことが感覚的にわかっていい。たとえば、1kmとはどういう距離であるとか、どういう土質の土地にはどういう草が生えてどういう花が咲くのかなど。最近は電池式が増えたが、自転車のライトがダイナモ式であれば、わずかに3ワットの電球を光らせて心もとない明かりを得るのにどれくらいペダルが重くなるのかを知ると、電球の60ワットや、電子レンジやドライヤーの1000ワットがどれくらい恐ろしい数字であるかも感覚的に知ることができる。

女性はあまりこういうことをしないかもしれないが、若い男であれば眠れない夜は退屈で、小銭をつかんで夜道を散歩するということもあるのではないか。東京あたりでは夜もうるさいが、地方では夜空くらいしか楽しめるものがなく、月がどういう姿をしているとか、アンタレスは確かに赤いとか、昴が確かにモヤモヤとしているのを観察して、なるほどプレイアデス星団なのだな、などとつまらないことを確かめながら歩くことになる。

中緯度帯にあって亜熱帯の気候を持つヒートアイランド東京では、今頃が来春に開花する花の種の撒き頃になる。9月頃に落実した種は早くも芽を出してしまったりして、あれでは冬は越せないだろう。今年はあまり花の世話などできなかったので、来年は控えめにしたい。とりあえず食用になるバジルだけは早めに撒いておいて、あとはゴールデンウィーク頃に撒けば十分間に合う朝顔と風船かずらあたりでお茶を濁すか。マンション生活の花にも、夏場にはちゃんと蜜を求める虫が飛んできてくれて、おかげで種を収穫することができた。

暖かいお茶のおいしい季節になってきた。日本煎茶、玄米茶、中国青茶、黒茶、紅茶、セイロン紅茶などいろいろと在庫が溜まっている。夏場は氷の上に深めに焙煎した豆からレギュラーコーヒーを落として入れたアイスコーヒーばかり飲んでいたので、これからの季節にはお茶を楽しんでおきたい。愛用していた御茶屋さんで偶然目にした入れ方なのだけれども、フレンチプレスのガラス容器の中で茶葉が開いていく様子を目にしながらお茶を入れるのも楽しい。茶葉によっては浮き沈みを見せてくれたりもする。

近所のスーパーマーケットではすでにクリスマスソングが流れていたりするのだけれども、そういうのをさらっと無視して、11月には11月の風景を楽しみたい。
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by antonin | 2007-11-04 00:18 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 鬼港一輪 at 2007-11-05 19:37 x
金魚屋です。ガラス容器で茶葉を開かされる時に、騙されたと思って、氷を2つ入れてみてください。少し味がマイルドになりますよ。
Commented by antonin at 2007-11-05 22:31
おお、いいですねぇ。
よく番茶は100℃近く、煎茶は70~80℃、玉露は60℃くらいって聞きますが、実際にはカルキを飛ばす関係上水道水はぐらぐらと沸かさないといけないし、温度調整は結構難しいんですよね。

氷を入れるというのは今度試してみます。
コーヒーにも応用できるかも。
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