安敦誌


つまらない話など
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最近の読書周辺

まず、こちらから。
『「懲役」と「担当さん」の365日』

以前こちらで紹介した、エキサイト・ブログの記事が書籍化されたものです。ちょっと軽めのタイトルが付いていますが、非常に重厚な内容です。犯罪増加と聞くと厳罰化というのが昨今の風潮ですが、それだけでは問題は解決しないということを、確かな現場経験と、単なる経験ではない心理技官としての分析研究成果によって映し出しています。

そうはいっても、刑務所という「異界」を覗き見る好奇心というか下世話な興味というか、そういう部分も満足させてくれる挿話も適度に混ぜ込まれているので、勢いよく最後まで読み通すことができます。遅読の私にしては珍しく、数日の通勤電車での読書で読み終えることができました。重ねて言いますが、それでも非常に貴重な情報にあふれています。時事にも即していて、ミリオンセラーの新書に勝るとも劣らない良書でした。こういう文章が書けるような年齢の重ね方をしたい、とも述べましたが、なんだか目標が高すぎたかもしれません。ともかく、出版に感謝します。

ブログのほうでは少年院に関する新シリーズが始まっていますので、こちらも楽しみにしています。しかし出版以前から見ていたBLOGからの書籍化に対する書評でこれだけベタ褒めだと、まるでサクラか提灯記事みたいですが、BLOGのバックナンバーに文章がそのまま載っていますから、それを読んでいただければ文章の真価が知れるので、この点もまたありがたい話です。

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その他。

愛読中の「ローマ人の物語」は、文庫でようやく第22巻まで読み終えました。第1巻は新刊本で買ったので、5年半をかけてようやくここまでたどり着いたことになります。これでもまだヴェスパシアヌス帝の治世が終わったところで、まだ五賢帝もコンスタンティヌスもユリアヌスも出てきていない。先は長い。そしてこれを書き上げた塩野さんはすごい。そしてまだしばらく楽しめるというのは嬉しい。

「ローマ人」と並んで、日本人にも興味を持っていたので、司馬遼太郎さんの著作にも興味を持っていたのだけれども、この方の著作は膨大で、一体どこから手をつけたものか迷っていたら、まさに「この国のかたち」というタイトルの文庫本があったので、手始めにこれを読んでみることにした。

この作品は典型的な司馬作品である小説ではなくて、「文芸春秋」の巻頭エッセーをまとめて書籍化したものとのこと。今ではこのコーナーには阿川弘之さんが「葭の髄から」というエッセーを(旧かな遣いで!!)書かれています。私は親が「文藝春秋」を読むような家庭に育たなかったので、この雑誌を「どうせ小説ばっかり載ってるんだろ」ぐらいにしか思っていなかったのだけれども、昭和の陸海軍の特集が組まれるのを機会に読み始め、すっかりはまってしまった。以前は司馬さんの巻頭文まで毎号掲載されていたのかといまさら知ることに。

今は第2巻を読み始めたところなのだけれども、第1巻に私の興味のあることが一通り書かれていて、まさに自分の口を突いて出てきた言葉は井戸の水のようなものであるというような思いを強くした。(「ぽろりぽろりと井戸の水」) 昔に調べた呉音の話も出てくるし、原始仏教と日本仏教の違いという話も出てくるし、江戸期の文化的豊かさの話しも出てくる。第2巻では日本の金産出史の話なども出てくる。もう面白くて仕方がない。

他にも読みたい本が山積みなのだけれども、ちょっと頭が追いついていない。「数学ガール」は「数学萌え」な人にはいいのかもしれないが、私の場合に限っていえば、「算法少女」みたいには純粋に楽しめない。数式処理に苦しんだ中学・高校時代の悪夢が蘇ってしまい、どうも素直に読めない。内容はなかなか良さそうなんだけれども、登場人物である3人の高校生が優等生過ぎて、誰にも感情移入できないというのがつらい。

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何かを知ったり学んだり考えたりするのは本当に楽しいが、それを活かそうとすると、これは実に難しい。まぁ、今は本業に真剣に取り組める環境になったし、コドモたちとも同居できるような境遇になったので、しばらくは正面を向いて歩きながら、電車に乗っている間くらいは読書をするということで丁度いいのかもしれない。
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by antonin | 2008-02-01 03:30 | Trackback | Comments(0)
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