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最近、久しぶりに家電のCMを見た。 というのも、先月くらいからムスメが「ちびまる子ちゃん」と「サザエさん」を見始めたからで、それまでは「アンパンマン」や「Yes!プリキュア5 GoGo!」といった幼児向けアニメしか見ておらず、そうした番組では子供向けのキャラクターおもちゃのCMしか放送されないため、番組本編とCMはあまり区別の付かない状態となっていた。 朝はNHK教育テレビの子供向け番組しか見ないため、そもそもCMが無い。夜は、保育園から帰った子供に食事をさせ、風呂に入れ、歯を磨き、寝かしつけると結構な時間になっている。それからネットでニュースをチェックしたりBLOGを書いたり本を読んだりしていると一日が終わる。テレビ番組もいくつか定期録画してあるのだけれども、ほとんど見る機会もなく上書きされていく。以前は上書きせずにHDDに録り溜めていたのだけれども、見るほうのペースが追いつかず、ほどなくHDDが満杯になってしまった。いま未視聴の録画で一番古いのは2006年の春ごろの番組で、30分番組があと130本ほど残っている。 必要な情報のほとんどはネットと書籍で賄えるのだけれども、唯一企業広告だけが新聞やTV放送などの媒体にしか乗らないので、最近ではこうした情報にすっかり疎くなってしまった。数ヶ月ぶりに「世界ふしぎ発見」の録画を見たら、ネットで話題になった超薄型テレビのCMが流れていて、なんだか感動してしまった。「へぇ、テレビでもやってるんだ」という感じで。 そういうような具合なので、ゴールデンタイムにパチンコの「合体」CMが多く流れているという話も、NTT DoCoMoがタレントを大勢使ってCMを放送しているという話も、ネットで話題になっているのを読んだので話だけは知っていたが、実際にテレビ放送で流れているのを見たことは一度もなかった。昔からサラリーマンのおじさんというのはこんな感じだったのだろうか。 録り溜めた番組を通勤電車の中で見ることができるとしたら、はたしてテレビ番組を見ようと思うようになるのだろうか。通勤電車ではやはり山と溜まった書籍を集中して読みたいし、「クローズアップ現代」とかならまだしも、「世界遺産」とか「美の巨人たち」などといった番組は、やっぱりソファーでくつろぎながら見たいと思ってしまう。 ともかく、テレビCMで初めて商品情報を知るということはほとんどなくなった。興味のある製品や企業の情報はネット商店や企業のメールマガジンで定期的に送られてくるし、業界情報が専門サイトやBLOGでどんどん流れるから、企業のプレスリリースから間をおかずに一消費者までもが情報を知ってしまう。リンクをたどれば「識者」による解説が見つかる場合も多い。場合によっては「もうすぐこういう商品が出てくるらしい」という段階でリークされてしまうこともある。最後の最後、満を持して、というような段階になって初めてテレビCMが出てくるというような場合のほうが多い。 現在使っているDoCoMo(docomoになったんだっけ?)のCMは加藤あいさんがドコモダケとCM枠を争ってフラグレースをしていたCM以来一度も見たことがないのに、なぜかソフトバンクモバイルの犬のお父さんのCMは何回も見たことがある。なんでだろう。不思議だ。子供番組の前後のスポット枠にでもCMを出していたのだろうか。だとすれば、「ポスト・アンパンマン枠」は子持ちのお父さんお母さんにも結構有効な枠ですよ、面白いCM出してね。
by antonin
| 2008-05-01 00:16
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