安敦誌


つまらない話など
by antonin
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北風と太陽

昔むかし、あるところに、長い道を歩いている一人の男がおりました。

それを空の上で見ていたのが、北風雲と太陽でした。
「どちらがあの男の外套を脱がせることができるか、勝負しよう」
と北風雲が言うと、
「かまいませんよ、やりましょう」
と太陽が応えました。

まず、北風雲がびゅーっと北風を吹かすと、男の外套は吹き飛ばされそうになりました。しかし、北風の冷たさに、男は外套の襟をぎゅっとつかむと、それを離すまじとして歩き進めました。北風雲がいくら北風を吹かせても、男はなおのこと外套を離そうとはしませんでした。

ついに北風雲は力尽き、次に太陽が男を照らし始めました。すると男はぽかぽかと暖かくなり、背筋を伸ばして歩き始めました。太陽がいつまでも男を照らし続けていると、ついに男は汗をかき始め、とうとう外套を脱いで懐に抱えて歩き出してしまいました。

この勝負、太陽の勝ちでした。

思わぬ結果に悔しがった北風雲は、
「では今度はあちらで勝負しよう」
と言い出しました。太陽は余裕のふうで、
「よろしいですとも」
と応えました。

太陽は外套を着て道を歩く男を見つけ、その男をかっかと照らし始めました。ところが、男は道をまっすぐと進み、建物の陰へと入ってしまいました。太陽は必死で町を照らそうとしましたが、建物と道は入り組み、なかなか男を照らし出すことができませんでした。陽気が穏やかになったので、男は建物の谷間のベンチで外套を着たまま休憩を始めました。

太陽がとうとう諦めると、北風雲が日差しを遮り、男が座っているベンチのある通りに向かって、強烈な北風を吹き込みました。すると、ベンチに座っていた男は堪らず席を立ち、再び道を歩き始めました。建物の谷間では北風は一層強まり、男の外套は吹き飛ばされそうなほどに巻き上げられましたが、ここでも男は外套の襟をつかんで離しません。

しかし、最後に男は一軒のカフェを見つけ、戸を開けて店の中へと入りました。暖かい店に足を踏み入れると、男はさっそく帽子と外套を脱ぎ、外套掛けにそれを預けました。男は一杯のコーヒーを注文すると、旨そうにそれを飲みながら新聞を広げ、しばらく店から出てきませんでした。

この勝負、北風雲の勝ちでした。

最近は太陽の負けが続き、太陽が少々躍起になって人間を照らしているので、辺りが昔よりも暖かくなり始めたという噂も耳にしますが、それはまた別の話。
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by antonin | 2008-05-06 20:29 | Trackback | Comments(12)
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Commented by antonin at 2008-05-07 00:11
ん、よく考えたらこれ、星新一の「未来いそっぷ」じゃないか。
中学生の頃に読んだ話の焼き直しだ。
Commented by fazero at 2008-05-07 16:53 x
そこで たいよー わ きたふーうん に 20えん はらいました
さいしょ の とき わ 10えん やったんやけど
まさか ぎゃくてん に なるとわ おもわなんだので、 えーきーになった たいよー わ こんどわ かけきん お 20えん に ねあげ して、 しょーぶ したの あるね
きたふーうん わ 10えん もーけたので、 それで ふたりで
なかよく ばなな の わぎり お 2きれ こーて たべました。 しまい
Commented by antonin at 2008-05-07 22:27
>ふぁぜろ

どーも。
太陽と北風雲は、誰からバナナの輪切りを買うたのか。
1) 日本のスーパーのおばちゃん
2) 台湾の屋台のおばちゃん
3) フィリピンの夜店のおばちゃん
Commented by fazero at 2008-05-08 22:10 x
おーさか の だがしや の おねーちゃん(おばちゃん わ かぜ ひーて ねてまふ)
Commented by antonin at 2008-05-08 22:58
大阪の駄菓子屋かぁ。
バナナの輪切りって生なのか揚げ物なのか。

大阪の街を歩いたのは2回くらいしかないけど、大阪のおねーちゃんはみんなキレイな格好してたね。

仙台のおねーちゃんは、雑誌から抜けて出たような、ちょっと最先端過ぎる格好をしてた。

東京は、キレイにしている人も多いけど、そうでない人はもっと多いので微妙な感じ。

なんなんだろう、この傾向は。
Commented by ふぁぜろ at 2008-05-09 03:47 x
それわ どこでも おなじ やよ
おーさか やて きた から みなみ の はんかがい にわ きれーなん が あつまってるけれど
ちょと はずれると ここ にほん か おもーは
とーきお わ さかりば が あちこち に いっぱい あるので
きれきれー の ひと も あちこち ちらばってるので、 いぺん に いっかしょ で みれる ことない あるねー
Commented by ふぁぜろ at 2008-05-09 03:55 x
PS ふれっしゅ ばなな いっぽん かうだけの おかね ない こども わ、
10えん やら 5えん だすと、 わぎりで うってくれる ある
ほけんじょ が うるさい ゆーて、 おみせ の おくから もってくる ある (ちょと あやしー ふんいき )
Commented by antonin at 2008-05-12 23:17
繁華街の密度、ってのは確かにあるかもなぁ。


で、そういうバナナの売り方ってまだあるんだな。
うちの近所の公園でも駄菓子屋さんがあって、夏場のカキ氷は奥で売ってて似たような感じ。
昔はおばちゃんの手作りのお菓子とか料理がまぎれて売られてたりしたよなぁ。
Commented by oki_mo at 2008-05-13 19:33
きたかんとうのおねーちゃんは それなりにおしゃれしてるんだけど くちをひらくとだいなしなのよね(笑)
Commented by fazero at 2008-05-14 03:11 x
??
くち ひらくと とゆー と 、
あー まえばに むしば あんねんな
それわ おきのどく

Commented by oki_mo at 2008-05-17 07:00
むしば じゃなくって ことばがなまってて きれいなのに だいなしなひとが おおいってことよ(笑)
Commented by antonin at 2008-05-18 04:46
虫歯(爆)

仙台では東北弁が全然聞けないでがっかりして帰ってきたのに、栃木で目いっぱい聞けて幸せでした。(笑)

どっちかっていうと、方言ガールのほうが魅力的だけどね、これだけ東京風味の言葉が定着してしまうと、逆に。
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