安敦誌


つまらない話など
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ワクワクが足りない

Apple製品にケチをつけてみたりしたけれども、全般的に機械類への興味が失せてきている。これは問題だ。仕事でいろんなコードを書いたり、なぜこれがうまくいってこれだとうまくいかないのかなんてことを考えるのは楽しい。けれども、個人の趣味としては、特に欲しいものが見つからないのだ。

もちろん、財布が許さないという事情はあるのだけれども、店頭で大画面テレビなどを見ても感動しなくなったし、ゲームをやっても楽しくない。ワンセグも面白いけど、おそらく三日で飽きるだろう。そもそも最近家では子供番組以外テレビを見ない。オリンピック中継を見るよりも、ナイフで鉛筆を削ったり、DeAgostiniの冊子を読みながらバインドする作業のほうが楽しい。

別に最新の宣伝に踊らされる必要は全くないが、新しい技術にトキメかないというのは、エンジニアとしてちょっと問題ありなんじゃなかろうか。学生時代までは、コンピュータが欲しくて夢に出てきたものだった。本体を買っても、BASICで書くレイトレーシングプログラムに満足できず、今度はコンパイラを買う資金をバイトで蓄えながら、紙の上に一生懸命Cのコードを書いていたものだった。あの貪欲さはどこへ行ってしまったのだろう。

今はとにかく本を読んで駄文を書くのが楽しいし、仕事は仕事で楽しんでいるから、それで十分といえば十分なのだが、フラットパネル化したテレビ受像機を見ても、満艦飾の携帯電話機を見ても、最近のOSやライトウェイト言語を見ても、あんまりトキメかないのだ。ExcelのVBAでDLLのAPIが呼べる事がわかって、エクセルからデバイスドライバ経由で計測機器をコントロールして、バッファデータの読み込みからグラフ化まで一気にやって喜んだりしてた頃のワクワク感がないのだ。やっぱり歳なんだろうか。

ただ、子供が200円くらいでゲームの景品としてもらってくるおもちゃに青色や緑色のLEDが仕込まれていて、それがまぶしいくらい高輝度だと、なんだか嬉しくなってしまった。こんなに性能もコストも改善したんだね、すごいね。中学生の頃秋葉原で買ったLEDは暗かった。特に緑色なんかはひどかった。電圧を上げると、輝度が上がるのではなく熱焼けして、発光色が徐々に変わって輝度も低くなり、最後に破壊した。高校生の頃だとそろそろ赤色高輝度タイプが出回ってきたけれども、1本300円くらいして贅沢品だった。

今や、文字以外のものにあまり魅力を感じない。なぜだろう。可処分所得が足りないせいだろうか。それもあるかもしれないが、それだけではないような気がする。1日が30000時間くらいあったら、HDLを覚えてFPGAで遊んだりする気になるだろうか。作るとしたら、どんな回路になるだろう。マイクとアンプを付けて、ボイスチェンジャーでも作るか。まずはマイコンでADC/DACの使い方から勉強して。あ、なんだか楽しそうだ。

ようやく使えるようになったC++とgccなんかを使って、昔覚えたバックプロパゲーションなんかを書いてみると面白そうだ。DOSマシンの頃は24-6-5の3層フィードフォワード・ネットワークを動かすだけでひぃこら言っていたが、最近のプロセッサなら学習層の前段にパターン処理用の固定層(視神経の入力近くにある線分角度抽出カラムみたいなやつ)を実装しても、それなりに動くだろう。うまくすれば、ベイズ統計処理なんかとは一味違った迷惑メール抽出なんかができるかもしれない。「おばあさん」細胞ならぬ「地元のオバサン」細胞が発見できるかもしれない。中間層の構成によって認識精度の得意不得意なんかが見つかれば、更に面白い。

結局のところ、出来すぎた道具はつまらないのだろうなぁ。道具は道具で必要だけれども、「簡単に使えればそれでいい」という道具と、「意地でも使いこなしたい」という道具に分かれるだろう。携帯電話は圧倒的に前者で、組み込みデバイスや開発環境は後者だ。PCは基本的に前者だが、後者のポテンシャルも持っている。でも、意地になって道具を使いこなすほどの時間と意欲が足りない。今は本を読んで、子供と遊んで、花に水をやって駄文を書いたら2時3時だ。あるいはこれを充実というのかもしれないけれども。
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by antonin | 2008-08-21 01:01 | Trackback | Comments(0)
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