安敦誌


つまらない話など
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波動の系譜

対閃光防御
って、いきなりアレですが、私の「波動」という単語との出会いはこれでした。
SFっぽい出会いとはうらはらに、現在、webで「波動」をキーワードに検索すると、出てくるのはちょっと胡散臭いページばかり。
波動というのは、つまり、「なみ」です。波が波動になると、なんでうさんくさくなるのか。

大学で物理を習ったことのある人なら、シュレディンガーの波動方程式というのは見たことがあると思います。これは学術用語なので、「波の式」とか書いてはハナハダかっこ悪く、コケンにかかわるので、難しげに「波動方程式」などと漢語を使うのだと思います。無論、いかがわしい理論ではなく、物理界で広く認められている式です。
この波動方程式が発表されたのが1926年。1905年にアインシュタインが光量子仮説を発表して電磁波の粒子性が再提案されたり、1924年にド・ブロイが物質波の概念を提案したりして、物質や光の本質が波なんだか粒なんだか、ややこしくなっていた時代の論文です。
波動方程式の波動関数は、現在でこそ、粒子の存在確率を表す分布関数ということになっていますが、シュレディンガーさんは、物質の挙動は波動で記述できると信じて、この式を導いたようです。
(参照:こことか、こことか。)

同時代の本に、ウィリアム・ジェイムズの「心理学」というのがあります。
現代の文科系な心理学とはことなり、自然科学を志向する構成となっています。後半はともかく、序盤は解剖学、神経生理学などの、当時最先端の知見に基づいて説明されます。
で、ここでも「波動」という言葉がちらほらと見受けられます。耳の説明で、ウン十サイクルからウン万サイクルまでの波動を受容する、とか、そんな感じだったり、目に入る光もこの時点では波長いくらからいくらの波動、という感じです。(手元に本がないので、うろ覚えですみません)
まあ、このあたりは至極妥当な表現ではありますが。
これを読んで思ったのですが、この19世紀末から20世紀初頭という時代は、世界の本質は波動であるという考えが一般的だったのかな、という印象を受けます。人体についても同じ原理が働いていたと考える人も多かったことでしょう。

さて、この時代、一般市民は「波動」をどうとらえていたのか。このあたりになるとなかなか有用な資料に当たれないので困ります。
おそらく、物理学をかじった医師などが、独自の治療法を開発した、なんていうところが原点なんだろうと思います。今でも実験的な医師はたくさんいますが、当時は大学病院の教授などでなくとも、けっこう挑戦的なことをしていた医師が多かったようです。(ここによると、本業以外にもがんばっていたようだ。)
波動じゃないけど、こんな医師を発見。「19世紀前半、ドイツ人医師、サミュエル・クリスチャン・ハーネマンという人が、”オメホパシー療法”発見。」(ここから引用。)
オメホパシーじゃなくてホメオパシーらしいですけど。ホメオパシーは気功とならんで、「波動」との親和性が高いようです。なんででしょう。

いろいろ検索してみたものの、いつごろから日本人が「波動」って言葉を民間療法的な目的で使い出したのか、けっきょくわからずじまいでした。まあ、けっこう歴史が長いんでしょうね。これだけたくさん使われているところを見ると。

最近では「マイナスイオン」という単語も暴走して大変なことになってますが、あしたはどっちだ。
そういえば、一時期同様に大変なことになっていた「ニューロ・ファジー」というのはどうなったんでしょう。表立って言わなくなっただけで、技術的に定着したのか、それとも全然使われなくなったのか。興味あります。あのころはバック・プロパゲーションとか、メンバーシップ関数とか勉強したけどな。

昨日の漂着地:「スター・ウォーズの鉄人!
昨日記録した「皇帝の部屋」からのリンクでたどり着きました。こちらはさらに圧倒的な情報量。すごい。キャラクター事典は圧巻。ポストEp6ネタもあるし。
おかげで夜更かししちゃいました。
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by antonin | 2004-08-18 21:19 | Trackback | Comments(0)
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