安敦誌


つまらない話など
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キレる現代人

私ももちろん現代人ですよ。

直接には聞いた事がないのだけれども、結婚式後の宴席で、お年寄りがまだ高砂を披露していたなどという時代には、人気のスピーチとして「3つの袋の話」というようなものが流行していたという。あれは本当なのだろうか。

曰く。世の中には3つの大切な袋がございます。ひとつは給料袋です。一家の主人となられるご新郎が稼いでくる給料袋には、ご主人の血と汗と涙が沁みこんでいます。奥様となられるご新婦はぜひ、この給料袋を大切に思い、上手にお金を使うよう努めてください。もうひとつの大切な袋は、おふくろ様です。あなた方を産んでくれたお母様をぜひとも大切になさってください。また、ご新婦がめでたくお母様になられた暁には、ご新郎はぜひに奥様をいたわって頂きたいと存じます。

残るひとつは、堪忍袋です。今は惹かれあう若いお二人も、いずれは老いていきます。その歳月の中では、いろいろと腹の立つようなこともございましょう。けれどもそこでお二人には、ぜひとも堪忍袋のありがたみを思い出していただきたいと存じます。不品行に見える旦那の振る舞いも、雑に見える女房の振る舞いも、きっとその影には大変な苦労があるに違いありません。そんな苦労を思い遣り、ぜひとも文句は堪忍袋にしまってやって、お二人とも末永くお幸せに暮らして下さいませ。といった具合。

ただし仏の顔も三度まで、仏ならぬ人の堪忍袋には自ずと限度というものがあり、堪忍袋の口を縛るひも、堪忍袋の緒が切れるという事態が度々発生する。これを指して、「あぁ、奴さん切れやがったね」などと言う。ひもが切れるにあたって音がするならば、「プッツン」と称すだろう。あるいはもっと激しく「ブチ切れる」かもしれない。なかなか表現豊かである。

平生ブチ切れる人の多い世の中ではあるけれども、ほとほと堪忍袋の中に溜め込んだものが多すぎるのではないかという辺りに思い遣って、彼の不平を自らの堪忍袋に預かるほどの器があれば仏への道も近いのだろうけれども、なかなかそうした人というのは少なくて、世の中はまだまだ因果の輪廻を回し続けていくのだろう。
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by antonin | 2008-09-21 06:34 | Trackback | Comments(0)
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