安敦誌


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スミスチャートと仙術

以前も株式の勉強を始めてみようかしらん、なんてことを少し書いてみたが、実際の相場データを利用したシミュレートを実行したりしているかというと、全然していない。また、自由資金がないため、実際の取引なども全くおこなっていない。かといって何も知識が増えていないかというとそういうこともなくて、いろいろとお勉強させていただいている。

株初心者、株情報、株投資、株価チャートで3695万稼ぐ

こういう広告ページがあっていかにも怪しいのだが、プロではない個人の投資心得という意味では、内容としてはおそらく健全であるように見える。投資というのは、ミクロで言うとカオスで予測不能な現象ばかりであるが、統計的に処理すると徐々に予測可能な部分が増していき、これをさらに進めていくと最小のリスクと最大のゲインを設定することができるようになる。

かといって絶対安全かというとそういうこともなくて、どんなに最小化しようと一定の損失リスクはあるのだけれども、そのあたりを覚悟して健全な運用システムを組めば、大きな利益を上げることはできなくても、一定の利益を上げることは実際に可能なのだろう。人類が繁栄してきたというのも、そういう偶発的な幸運と不運を乗り越えてきた上での統計的なアドバンテージによるものなのだろうから。

重要なことは、頭に血を上らせずに、理知的に冷静に事態に当たるということなのだろう。そういう意味で、おそらく上記の怪しい広告ページの言うことは正しい。けれどもその先にアクセスして技術情報を買う必要もないだろう。その手の情報は公開情報としていくらでも転がっているし、損切りについては微妙ではあるけれども、参考になる手記なども転がっている。

参考:
[新生銀行] 意外と簡単!?「テクニカル分析」講座
FX 経済指標で勝負!! 損切りしました。

機関投資家のような大きくなりすぎた組織は、自分自身の引き起こす取引によって相場やそのトレンドが変動したりして、非常に複雑なフィードバック系を形成するから、その制御は通常の指標では無理なのだろうが、個人投資家の場合は自分の売買が市場を左右するなどという影響はほぼ無視できるから、比較的にしても受動的で安定したコントロールが可能になってくるはずだ。あとは自分の心理を制御し、冷徹に判断すること。これができればまず大損はしないのだろう。

これは風力発電や波力発電のシステムに似ている。または、脈流を微分回路に通して交流成分を取り出し、それを検波整流して直流成分に変換するような半波整流器にも似ている。ダイオードのように機械的で冷徹な判断ができ、なおかつリスクを分散してゲインを少し落としてでも出力を安定させれば、けっこう使いものになる出力が得られるに違いない。そしてその出力が、現代ではカネでありうるのだ。厄介な世の中である。

あとは、自分の資産規模とリスク耐性と手数料率などを勘案した上での、自分専用の売買判断システムを設計するという作業が肝になるだろう。これはあまり機械的にはできなくて、かなり算術的なあれやこれやが必要になってくるはずだ。ただまぁ、全投資額が消失しても路頭に迷わないあたりを上限にして、大当たりして利益を確定したら1年で現有と同等の車が買い替えられるあたりに下限を設定すれば、まずまず妥当なのだろう。

もちろん、計算結果として下限が上限を超えているようなら、普通に貯金で資産を貯めるのが先決になるのだろう。残念ながら私は今おそらくこの状態にある。欲しがりません、住宅ローンが終わるまでは。コドモも3匹になってしまったことだし。ある程度まとまったリスクを買わないと、投資はできないのだ。コドモを質に入れて株を買うわけにはいかない。

まぁ、事前シミュレートである程度の利率を叩きだせるような運用システムを持てれば、その運用利率に安全率を掛けたあたりの限度内でレバレッジをかけて運用システムを始動してもいいのかもしれないが。始動に失敗したら、また資金がチャージされるまで一定期間待てばいいだけの話だ。

脈流からエネルギーを取り出す場合、入力信号のうち直流成分の高低というものにはあまり影響されることがなく、むしろ交流成分の振幅が重要になる。平均株価が高かろうと低かろうとあまり関係がなく、一定の振幅で株価が変動することが最重要となる。これを整流するシステムの応答性能というものがあるので、あまり高周波成分や低周波成分は利用できないだろうから、特定の周波数帯幅の中でのエネルギーが一定範囲になるようであれば、ここからエネルギーを取得することができる。

つまり、ある程度の基礎資金があれば、有価証券取引市場から一定の効率でカネを吸い上げることができる。その供給源とは常に、誰かの労働力であり誰かの損であるわけだが、取引市場というのは公開された賭場であるので、ここから胴元の利益を損なわない程度の収益を上げることは合法的な行為である。

つまりなんだ、これは現代社会における「霞を食う」という行為なんじゃないか。成功するデイトレーダーとはつまり、現代の仙人なんじゃないか。株取引などで生きていくだけの収益を上げる方法とはつまり仙術であり、これを少数の他人に教えても仙人は損をしないが、誰もが知るところになれば霞は薄れて仙人は死ぬ。なるほどねぇ。

働くことに嫌気が差したら、霞を食って生きていけばいいなどと言うが、仙術というのは難解ではあっても、決して存在しないものでもないのだろう。15年程度先には、霞を食って生きていけるようになったらいいのに、などと俗欲を出すと妖魔に幻惑されて死に至るのだろう。これも仮想的な比喩ではなくて対応する現実が存在するに違いない。

手許には置いていたが、なかなか読み始められないウンベルト・エーコの文庫本などをパラパラとめくって、はて仙術とは如何に、なんていうことを考え始めている。まぁ、先は長いのだし慌てることもないのだろう。
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by antonin | 2008-10-17 02:36 | Trackback | Comments(0)
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