安敦誌


つまらない話など
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そんなに難しい話ではないと思う

金融クライシスを引き起こしたのは「非線形」:NBonline(日経ビジネス オンライン)

宮田さんの意見というのはエンジニアの意見だけあって非常に馴染みやすいのだけれども、しばしば大きな穴が開く。この点でも私の意見に似ているので、なおのこと親しみやすい。で、今回も穴があるように思えた。確かに相場ものというのは非線形の事象だと思うし、それゆえ予測不能の挙動を見せているのだとも思う。けれども今回の金融危機というのは、別に非線形だからどうこうという性質を持ち出すまでも無いように思う。

重ねて言うけれども、一応今回の世界的な金融バブルだって、市場に渦巻くさまざまな思惑が綱を引き合って起こった非線形現象のうちだとは思う。けれどもそれ以前に、これはキャッシュフローの過剰が主要因だったのであって、それをいよいよ引き締めなくてはならないという段階でこういうことが起こるというのは以前から目に見えていたと思う。特にバブル景気とその崩壊を経験済みの日本人にとっては。

安敦誌 : 面白いような恐いような

例えば先物取引などの仕組みを導入することで、コストを払ってでもリスク低減を買う実業家と、リスクを買ってでもゲインを得ようとする投資家とのバランスが生まれ、結果として実業家にも投資家にもそれぞれの立場からメリットが生じる、というのが考案された当時に想定されていた本来のリスクヘッジの姿だったように思う。

けれどもこれには当然の前提事項があって、それはある商品の取引量の規模に対して、投資家の資金が十分小さいという暗黙の仮定があったのだろう。実業家のリスクを引き受けられないほどに小規模では機能しないが、かといって投資家の先物売買が相場形成に支配的な影響を及ぼすほどに大規模になっても、やはりこれは機能しない。

サブプライムローンだって原油だって結局のところ、市場規模に匹敵するか、あるいはそれを上回るような巨大資金がヘッジファンドに流入してしまったところが、市場崩壊の最大の原因のように思う。本来は堅実な実業家から手数料程度の利益を得て、代わりに豊富な資金に物を言わせて分散リスクをかぶるのが投資家の役割だったはずだが、実際には規模が大きくなりすぎて相場を無駄に変動させ、挙句に対象物品の流動さえも不安定にしたりして、実業家たちは大迷惑をこうむることになってしまった。

大筋、今回の事案にも「ハンロンの剃刀」は適用できるのだろうと思うのだけれども、世界金融の中枢に座っている人々が少し落ち着き払いすぎているようにも見える。新聞などは「世界的に巨額の損失が発生」ということしか言わないけれども、投資で損が出ているということは、実は誰かが得をしているということでもある。債権が破綻するというのは、100%ではないにしても借金の棒引きを意味し、どこかの誰かの手元には、そのカネが流れたまま戻ることなく終わるということを意味する。

例えば、住宅ローンを組んだサブプライムクラスの消費者が保護されるのであれば、その消費者が住宅を手に入れるという形で得をすることになる。あるいはローンが返済できずに破綻すれば、家は担保に取られて誰かがその家を安く手に入れる。だいたいこんな感じで、ひょっとすると社会保険庁の使い込みなんて屁に思えるような規模で、日本人の貯金を借りた誰かが借金を踏み倒して喜んでいる可能性もある。日本のバブル景気華やかかりし頃に地上げで現金を手に入れて、今も地方で安穏に暮らすバブル成金の存在だって知らないではない。

油井を握っているイスラムと、カネの湧く泉であるFRBを握っているユダヤの間の「経済戦争」に巻き込まれてオロオロしているだけなんじゃないのか、世界は。日本は世界に先駆けてバブル経済を経験したけれども、まず狭い日本で実験してから世界展開をしたのだと考えたら、今回の流れもまた違った風景に見えてくる。CO2削減なんていうのも、単にアラブに富をもたらし続ける石油依存経済を叩こうとしているだけなんじゃないのか。

まぁ、そこまでは考えすぎか。なんでもいいや。私なぞは流動資産なんてこれっぽっちも持っちゃいませんから。押しなべて生活は退屈である。
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by antonin | 2008-10-30 00:44 | Trackback | Comments(0)
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