安敦誌


つまらない話など
by antonin
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
検索
最新の記事
水分子と日本人は似ている
at 2016-06-04 01:49
ほげ
at 2015-06-05 03:46
フリーランチハンター
at 2015-04-17 01:48
アメリカのプロテスタント的な部分
at 2015-04-08 02:23
卯月惚け
at 2015-04-01 02:22
光は本当に量子なのか
at 2015-03-17 23:48
自分のアタマで考えざるを得な..
at 2015-03-06 03:57
折り合い
at 2015-03-01 00:19
C++とC#
at 2015-02-07 02:10
浮世離れ補正
at 2015-01-25 01:21
記事ランキング
タグ
(294)
(146)
(120)
(94)
(76)
(64)
(59)
(54)
(45)
(40)
(40)
(39)
(32)
(31)
(28)
(27)
(25)
(24)
(22)
(15)
最新のコメント
>>通りすがり ソ..
by Appleは超絶ブラック企業 at 01:30
>デスクトップ級スマート..
by 通りすがり at 03:27
7年前に書いた駄文が、今..
by antonin at 02:20
助かりました。古典文学の..
by サボり気味の学生さん at 19:45
Appleから金でも貰っ..
by デスクトップ級スマートフォン at 22:10
以前の記事

<   2013年 08月 ( 3 )   > この月の画像一覧

考えない練習

考えない練習

小池 龍之介 / 小学館



Kindle Storeでこういう本を見つけたので購入してみた。「考える…」とか「…考えよう」という系統の本よりも、すっと入り込める。こういうのを求めていたんだと思う。

夏の盛りは過ぎたけれども、まだしばらく虫の声が響く季節なので、五感を、いや、六根を研ぎ澄ませて、季節を感じる練習でもしてみよう。
[PR]
by antonin | 2013-08-21 02:03 | Trackback | Comments(0)

復興と防災

「放射能の害」というのは、福島第一原発の最前線で頑張っている人たちを除けば、まあ実在しないのだけれど、「放射能の心配」というのは厳然と存在するし、そこには害もある。物理的には存在しないが、心理的には存在する。厄介だと思う。

東北の復興というのは、まだまだ足りないのだけれど、心配というのは徐々に減っている。放射能の心配に半減期がなさそうなのに、仮設住宅からの脱出や故郷での私生活への復帰についての心配は、順調に対数減衰しているようにも見える。

職場からのイベント参加ということで、南三陸町の、あの防災センターの跡地を訪れたことがある。建物は、言ってしまうとそれほど大きいものではなかった。その屋上まで海水に飲まれたというと確かに驚くが、ビルとしてはこじんまりとしていた。鉄骨は真新しく、そこで起こった現実の悲劇からすると、あまり外見として悲劇的な印象はなかった。ただ、周囲の空虚というのか、道路のアスファルトを除くと、コンクリートと土がむき出しになっている小さな平地が続いているだけという風景が怖かった。

景色を見た。確かに自分の目で現地を把握したけれども、多くの人が死んだ現場を物見遊山で訪れているような後ろめたさがあって、感想も書けないでいた。仮設の商店街にあるお土産屋さんで若干の食品を買って郵送してもらったが、経済効果という程のことはなかっただろう。

とある駅で震災復興の募金をしていた人を冷たくあしらったこともある。政府の救済でさえ信用ならないのに、どこの組織の指示かもわからない募金など信用できるものか。そうは思うのだけれど、我ながら冷たいなとも思った。

無関心は罪である、とは言うけれども、人間の関心というのは有限の資源であって、あれもこれもという訳にはいかない。効力を発揮するにはある程度の選択と集中が求められる。残念ながら。

--

解呪 : 安敦誌

まだインド洋大津波も発生していない頃、冗談めかして上のリンクにあるようなことを書いたのだが、まさかこんな恐ろしいことになるとは思ってもみなかった。

84年を越えて : 安敦誌

プレートテクトニクスの仕組みからすると、地殻に蓄積する歪の量というのは年数に比例するから、地震のマグニチュードと頻度を対数プロットすると、だいたい直線に乗る。個別の話をするとフィードフォワードというか冪乗則というか、そのあたりが利いてくるのでランダムになって予測不能になるのだけれど、事後にプロットしてみると、統計的に見て周期性が現れるのはそれほど異常なものではないということになる。

関東大震災がいつ、どの規模で起こるか、というようなことは何も言えないのだけれど、そろそろ発生してもいい頃だね、というのはデータとして無理がないものらしい。富士山の噴火についても似たような状態だという。地震が近いとして、常識的な備えを続けていくより他に方法はないのだけれど、今も都内には木造住宅が密集していて、ある程度の規模の地震が発生すると、倒壊というより、よく燃えるのだという。

私の母が生まれたあたりは墨田は向島の近くで、母が1歳になるかならないかのうちに空襲で焼けてしまった。その後親戚の家を転々としていた中で、数年は神戸の長田港に近いあたりに住んでいたらしい。今は商業港になっているが、当時はあまり品のいい街区ではなかったらしい。近所に住んでいた朝鮮系の人が朝鮮漬け(キムチ)をくれるのだけれど、臭いからといって祖母がこっそり捨てていた、なんていう話も聞いたことがある。そのあたりも随分後だけれど阪神大震災の被害に遭った。母は今、板橋に住んでいるのだが、運の悪い人なのでその辺りが心配だ。

あまちゃんフィーバーもいいけれど、今は東北の人たちを手厚く支えていきましょう。明日は我が身、ということで。
[PR]
by antonin | 2013-08-21 01:56 | Trackback | Comments(0)

性善説論者と性悪説論者

今、薄い文庫本を読んでいる。

秦の始皇帝 (文春文庫)

陳 舜臣 / 文藝春秋



読書に慣れた人なら数時間で読み切ってしまうんじゃないかという分量だが、いつものように3冊くらいの本を並行して、1ヶ月以上掛けて読んでいる。朝の連ドラくらいの密度。

で、その本の中に、時代と思想の説明として荀子とか韓非子なんかの名前が出てくる。対比として、孟子なども出てくる。孟子は性善説で、荀子は性悪説とある。それぞれの説の細かいところは知らない。性善説にしても性悪説にしても、人は往々にして悪事をはたらくから、それを少しでも良くするにはどうしたらいいのか、という目的意識は共有しているので、本来はそれほど隔たりのある意見でもないのだろう。

性悪説というと、人の悪い印象がある。性悪説論者は人の本来の性質を悪とみなして、これを知恵や法などによって矯めてやらないと、人は善を行うことができないと見ている。一方、性善説の方は温和な印象がある。人の本質には善がひそんでいて、それが汚れに覆われているだけなので、それを取り払えば人は自ずと善になると見ている。

「人間の本質とは」というように、三人称で人間を語ると、確かにそういう印象になる。ところが、人が人間の本質を洞察するとき、その観察対象というのは目の前に現れる大勢の人達の振舞いなのだが、その振る舞いをひと通り見てから一人思念するとき、突き詰めて観察するのに一番適した対象というのは、やっぱり自分自身だろう。

「人間の本質とは」と言うとき、その「人間」が性善説や性悪説を語るその人自身のことであるとすると、上の印象はやや様変わりしてくる。性善説を唱える人は、自分にも悪いところは多々あるが、それは環境やなりゆきから来るものであって、私の本質は善人なんです、というようなことを言っているように見える。一方の性悪説論者は、私は本来、虫を潰して遊ぶ子供のように、悪いことを悪いと知らず行なってしまう悪人なので、他人の知恵を聞いたり、他人から規則を強制されることで、ようやく善人になれるんです、というようなことを言っているように見える。

こう考えてしまうと、性善説論者のふてぶてしさに比べ、性悪説を唱える人はなんと誠実でいじましいんだろう、などと思えるから不思議だ。ただまあ、自分に自信がなく、その反動で自分に対しても無理を強いるし、周囲にも似たようなことを強いる人というのは、やっぱり面倒なものだ。それでも、歴史上の法家たちの神経症的な規律主義が、実は文字通りに神経症の繊細さから来ているのだと想像すると、いくらか同情も湧いてくる。

死後2千年以上も経過してから同情なんかされたって、どうにもならんでしょうが。

--

さて、1ヶ月以上間があいた。別に嫌になってやめたとかではなくて、その間、文章も数回書いてみたのだけれど、まとまらず全て没になった。コドモ3人のうち2人が夏休み体制で父親としても忙しかった、というあたりが一番近いところ。

久しぶりに間があいたので、おちゃらけ路線に戻そうかとか、ちょっと考えたけど適当な着地点がわからなかったのでやめた。

この1ヶ月あまりの間に選挙とか花火大会とかもあったけれども、そのあたりは省略。
[PR]
by antonin | 2013-08-07 00:21 | Trackback | Comments(0)


フォロー中のブログ
外部リンク
外部リンク
ライフログ
ブログパーツ
Notesを使いこなす
ブログジャンル