安敦誌


つまらない話など
by antonin
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歌え 歌え 歌え

普段はクラシックを聴くことが多いが、時々ジャズも聴く。最近は小編成のも聴くようになったが、もともとはビッグバンドのスウィングを聴くことが多かった。クラシックを聴くようになったきっかけも、もともとスーパーマンやスターウォーズなんかの映画音楽を小学校低学年のころに聴いた体験が源流にあって、実はジャズもスーパーマンやスターウォーズのテーマを作曲したジョン・ウィリアムズの影響で聴きはじめたのだった。

ジョン・ウィリアムズが手勢のボストン・ポップス(ボストン・シンフォニー)を引き連れて来日公演したことがあって、民放でその様子が放映されたことがあった。その頃、確か高校生の頃だったと思うが、テレビ音声をステレオ受信できて、しかも録音できるというAiwa製の変なヘッドフォン・ステレオを使っていた。その前は三洋製を使っていたので、私が好んだメーカーは市場で滅びるというジンクスはこのころからあった。

話が逸れたが、その来日公演の放送を、なるべく電波状況の良い環境でカセットテープに録音して、しばらく聴いていた時期があった。その目玉はもちろんスターウォーズのテーマだったのだけれど、そのほかにもジャズの演奏などもあって、ベニー・グッドマンの、というよりルイ・プリマの "Sing Sing Sing" が演目に入っていた。私はもはやクラシックとしてジャズを聴くけれども、80年代当時はまだジャズを青春時代に聴いていた世代が生き残っていただろうから、まだスウィングも現役の音楽で、勢いがあった。

当時、この演奏に非常に強い衝撃を受けて、スウィング・ジャズの盤を少しずつ探すようになっていた。ボストン・ポップスの演奏は大体こんな感じで、ジャズにしては上品な感じだった。

Sing, Sing, Sing - YouTube

ただ、その日の演奏では、カデンツァというのか、ドラムスのソロがとても気合の入ったアドリブを入れていて、その部分だけはベニー・グッドマンの有名な録音よりも刺激的な演奏だった。タイトルは "Sing" だが、ヴォーカルが苦手だったので、器楽曲なのも良かった。

懐かしくなってネットで音源をハシゴしていたら、こういうのが見つかった。

Louis Prima - Sing,Sing,Sing (With a Swing) - YouTube

こちらはほぼ当時のままの編曲になっていて、下品すれすれのいい感じの演奏になっている。映像はどこから来ているのか知らないが、映画か何かだろうか。昔は版権が生きている音源というのは非合法のアングラ物しかなかったが、最近ではYouTubeがそのあたりを商業的に解決する手段を作ったらしく、モノによってはチャンネル登録されて公式に配信されるようになり、安心して音楽を共有できるようになった。

で、いろいろな音源を聴いていたら、やたらに音がいいのがいくつかあって驚いた。PCのライブラリに入っている曲より明らかに音がいい。最近しばらくCDの音を直接聞く手段がなくなっていていたのだが、デスクトップに光学ドライブを復活させたので、手持ちのCDを2枚ほどロスレスエンコードしてみたら、非常に音が良かった。音量を上げないと細かいところは聞き取れないが、トライアングルの高音も、ホールの残響も、けっこうよく聞こえた。

確かに耳も悪くなっているが、音楽が平板で退屈になっていた原因の大きなところは、昔にWindows Media Playerの制限で128kbpsのMP3エンコードしたっきりになっていた音楽ファイルだった。外出中に聴くにはこのくらいで十分だが、室内でヘッドフォンを掛けてしっかり聞くには、やはりロスレス音源が必要ということが分かったので、一番よく聴いている盤を20枚ほどエンコードし直してみた。

聴き比べてみると、WMAやAACに直接エンコードしたファイルはよく聞かないと差がわからなかったが、MP3エンコードしたファイルは霧が晴れたように音質が向上した。ロスレスからであれば、いまどきのエンコード方式で多少の高圧縮を掛けても、中ビットレートのMP3ほどには音質の低下はないだろう。随分ともったいないことをしていた。

というわけで喜んでエンコードしていたらほぼ徹夜になってしまった。いかん。ついでにマイノリティー・オーケストラとチャラン・ポ・ランタンもエンコードしたので、ポータブル・プレイヤーに移しておこう。

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by antonin | 2014-11-24 05:11 | Trackback | Comments(2)

もしもピアノが弾けたなら

あまり、ピアノ独奏の曲には親しみがない。けれどもまあ、一人で弾ける楽器としては、オルガンを除けば最高峰だろうし、楽器の普及率でもなかなかのもので、場所によっては自由に弾けるように置かれているようなものもある。個人で音楽表現するには、やはりピアノが一番表現力があるだろう。

今はもうどうでもいいけれども、若いころには本当に自分の気持ちを言葉ではなく音楽で表現できたらいいのに、というようなことを何度も思った。けれども、20を過ぎて楽器を覚えても程度は見えていて、その程度で自分の表現したいものが出し切れるとは思えなかった。無理なこと時間を割くのなら、その分をコンピューターのハードとソフト、ついでに言うと素子の物理あたりの理解に時間を使いたかった。

そして、ピアノが弾けるようになったらこういうのを弾きたい、と妄想して脳内で弾いていたのが、スメタナのチェコ舞曲第3番だった。

piano: Jan Novotný - music: Bedřich Smetana: Czech Dances, Book 1: No.3, Polka in F major - YouTube

ドヴォジャークの土臭いスラヴ舞曲集はわざとやっていた部分もあるのだが、スメタナ先生の国民楽的音楽は、ポルカと言ってもなんだかんだで都会的に洗練されている。プラハあたりの社交場ではそれなりのクラスの人々もこういうのを踊っていたらしい。ピアノを弾く女性はモーツァルトとかショパンとかラフマニノフとかが好きという場合が多いようだが、そういう人達のピアノソロだと、あまり面白い曲に出会ったことがない。

手足で楽器を弾いてアウトプットすることはできないのだが、頭の中ではピアノ曲だったり弦楽四重奏だったり管弦楽だったりが、ぐるぐる巡っている。ときどき、「ファミリーマート入店の主題による交響詩(1812年風)」みたいなのも頭の中に流れたりするが、演奏にしても譜面にしても、アウトプットすることができない。

1812年という曲は、ロシアの旋律に迫る黒い影、という割には明るすぎるラ・マルセイエーズが暴れまわって、そして最後は冬将軍の前にフランス軍は自滅する。そして最後に民のロシア賛歌が鐘を鳴らしながら派手な凱歌となって終わる。一方、序曲ファミリーマートは、花飾りを編む少女の歌声のようなフルート独走で入店の主題が導入される。主題の最初の4音を繰り返しながら徐々に音階を駆け上がり、そこへ中低音楽器が追いついてきて、大きな祝い唄になる。そして、導入主題が穏やかに消えたところに、軍楽っぽい小太鼓のリズムが刻まれる。最初は単なる「タン、、トン」なのだが、徐々に拍を増やし、シンバルのサポートなども入りながら、だんだんに「セブンイレブンのリズム」に成長する。

「ダッダン、ダダダン、 ダッダン、ダダダン、 ダッダン、ダダダン、 ダダダダ、ダン」のリズムが徐々に強さと不協和音を増しながら迫ってくると、ようやく危険を知らせる導入主題が羊飼いのラッパによって変奏される。しかし住人は混乱のうちに甲高い乱れた音を発するのみで、セブンイレブンの行進は止まらない。そこにようやく、本部の主題「あなたとコンビにファミリーマート」が進軍ラッパ風に登場を告げ、セブン太鼓は一時停止する。

一瞬の静寂の後、セブンイレブンとファミマ本部とやや頼りない入店の主題が変奏をぶつけ合う。ほとんどはセブンがファミマを蹂躙する展開だが、なぜか一転、冬将軍に負けた仏軍のようにセブンの主題がどんどん低い短調に落ち沈んでいく。そしてセブンの主題が息を引き取ると、逃げ回っていただけの入店の主題がいきなりキエフの大きな門のような凱歌を上げ始める。最後はチャイコフスキーばりに楽器を巻き込んで調を上げていくが、上がりきったところで弱音ヴァイオリンの高音を引いた後無音になり、冒頭部の入店主題が、少女がゆっくりと歌うようなフルートで再現される。それを2回繰り返し、オクターブを合わせた弦、木管、金管、打楽器が徐々に集まり、主題の最後5音をffffで鳴らしきって、結。

こういうのを通勤中にときどき脳内で鳴らしながら歩いたりしている。
ゴーストライターがいたら譜面に落としてもらいたい。

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何年か前にこういう流行があった。

【ファミマ入店音】もしもモーツァルトがファミマの入店音を作曲したら - YouTube
【ファミマ入店音】ファミマヴァチカン店に入ったら浄化された - YouTube
【ファミマ入店音】ファミマウイーン店に入ったらオーケストラ‐ニコニコ動画ββ - YouTube

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8年前に同じネタで書いていた。すっかり忘れてた。
もしもピアノが弾けたなら : 安敦誌

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by antonin | 2014-11-20 02:14 | Trackback | Comments(0)


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