安敦誌


つまらない話など
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想定問答集(2) 「人間の命と地球はどちらが重いか」

「一人の人間の命は地球より重たいとか、馬鹿げてると思わないスか?」
「うーん、詩的にはあり、哲学的には用語の定義が必要、物理的にはナンセンス」
「あぁ、そいじゃ、物理的に、ってことで」
「でさ、どこらへんが馬鹿げてるかってのは説明できる? 一応」
「そりゃ、地球のほうが重たいからに決まってるじゃないっスか」
「・・・それは、ひょっとして冗談で言ってるのか?」
「いや・・・、マズかったっスか」
「そりゃ、まずいだろう」
「あ、『命の重さ』は量れないってことスね」
「そう。物理的に定義されていない」
「じゃあ、命は人間の中にあるので、少なくとも人間の体重よりは軽いってことで」
「なんだか釈然としないけど、とりあえず仮説としては認めるとしようか」
「で、人間の体重は地球の重さよりずっと軽いので、それより軽い人間の命が地球より重いというのはバカ」
「うーん・・・」
「なにか?」
「いや、ちょっと気になったんだけど、その『重さ』の単位は何?」
「そりゃ、kgっスよ、キログラム」
「はい残念」
「はっ? ありえねー」
「kgは質量の単位。重量の単位じゃない」
「あっ・・・」
「重量の単位は?」
「・・・ニュートンだ」
「そう。だとすると、人間ひとりと地球の重さの関係は?」
「同じようなもんでしょう、地球のほうがずっと重い」
「うーん・・・」
「だってそうでしょう、地球のほうがずっと重いでしょう」
「いや、だから、質量で比較すると地球の質量のほうがずっと大きいんだけどね。重量だと・・・」
「わけわかりません」
「そうか。それじゃぁ、ちょっとまぁ、怒らないで聞いて欲しいんだけども」
「はあ」
「君が逆立ちしてみるわな、で、そのとき手にかかる重さが、地球の重さだ」
「なんスかそれは。誰がうまいこと言えと」
「いや、これは冗談じゃなくて、定義のしようにもよるけれども、トンチじゃなくて本当の話」
「ムリです」
「無理かぁ・・・。じゃあちょっと頭を冷まして。今度は君が両足で普通に立ってみるわな」
「はあ」
「そのとき君の足にかかる重さは、まぁ体重そのもの」
「そうスね」
「で、地球が下から君を押し返している力が、地球の重さ。単位はニュートン」
「それはない。俺が認めない」
「いやぁ、まぁ、これは『地球の重さ』の定義の問題なんだけど」
「定義が間違ってるんでしょう」
「どう定義するか、から考えるとな、重量の出所は重力加速度で、重力加速度の出所は万有引力」
「それは、そう」
「で、あの引力の式を見ると、パラメータはふたつの物体の質量と距離だけ。F=GMm/r2
「高校で習いましたけど?」
「で、この式をよく見るとだね、ふたつの物体の質量Mとmを入れ替えても、式は等価なんだ。掛け算だからね。つまり、物体がふたつあれば、相互に働く重力は同じだけになる」
「まあ、確かに」
「月は地球の周りを回っているけど、あれは月が地球に引っ張られる重力と公転運動の遠心力がつりあう軌道になっている」
「それはわかる」
「それと同じ力で地球も月に引っ張られていて、その力につりあうように『地球と月の重心』を焦点として地球も微妙に公転している」
「へえ、それは初耳っス」
「で、このとき、『地球の重力に対する月の重量』と、『月の重力に対する地球の重量』は等しい、と言える」
「あ、わかんなくなってきた」
「質量じゃないからね、重量だから。引力そのもの」
「ちょっとわかってきたかも・・・」
「で、地上に話を戻すと、君が立っているときに足にかかっている力というのは、『地球の重力に対する人間の重量』なわけだ」
「っスね」
「一方、地球の重さは?」
「は?」
「いや、だから、月と同じ理屈でいくと」
「月と同じって・・・」
「月の場合と違って、君は別に公転軌道を描かなくてもストンと落ちていくことはない。なぜか」
「地面が固いから」
「正解。垂直抗力ってやつだ。固いものを押してやると、壊れるまでは同じ力で押し返してくるという」
「それが地球の重さっスか?」
「いや、これはまだ違う。問題なのは、君の靴の裏も、同じだけの力で向きが反対の垂直抗力で地面を押しているということ。こっちの力につりあっている力は何か」
「だから体重ですよね?」
「いや、体重は地球の中心方向への力。靴の裏が地面を押しているのも同じ方向の力。これではつりあわない」
「というと、地面が靴を押してる・・・?」
「そう。力学的にはそういうことになる。で、地面の垂直抗力は体重につりあう力としてもう出てきているから、最後に残ったのは」
「なんか、マグマとか、そんなの?」
「いやいや、それこそが、『君が発生している重力に対する地球の重さ』なわけだ」
「・・・どこかに罠が仕込まれている・・・」
「いやいや、別に罠なんて仕込んでないし。あまり日常的な話ではないけれども、別に論理の飛躍はないよ」
「これはきっと孔明の罠・・・」
「(^^; さっきの万有引力の式をもう一度見て。F=GMm/r2
「なんか、強烈な『騙された感』がぬぐえないっスね。怪しいサイトのリンクと同じ匂いがします・・・」
「まぁ、騙されたと思って聞いといてよ。逆立ちしたときに手にかかる重みが地球の重さです。だから、命はどうかしらんけど、一人の人間の『重さ』と、地球の『重さ』は、実は同じなのです」
「・・・えー、ひとつだけ断言しよう。明日になったら、たぶんこの話忘れてます」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ」
「それじゃ、ありがとうございました」
「ちょっ、まっ」
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by antonin | 2009-11-16 05:13 | Trackback | Comments(0)

大きな浮力、小さな浮力

鉄で船を作る、ということを発想した奴は、いったいどういう性格をしていたのだろうか、などと思う。検索して調べると歴史上の個人名が出てくるのかな。調べたりはしないけれども。

最初、船は干草だとか丸太だとか、明らかに水より軽いものでできていたのだろう。船というより、舟と書いたほうがいいかもしれない。一番最初の海の男は、サーファーみたいに丸太に乗って海へ出ていたんだろう。それを、誰かがくりぬいて丸太舟を作った。荷を多く積むためだったのか、あるいは安定度を増すためだったのか。

それから、板を張り合わせた船ができた。このあたりになると、もう船という字を使ったほうがいいだろう。もしかすると、板を張り合わせて船を作った奴は、漁師ではなくて酒屋だったんじゃないか。粘土が豊富に取れる土地なら土器を焼いて酒を造ればいいが、石と木しか手に入らないようなところなら、板を張り合わせて樽を作っただろう。酒を失うのが惜しいから、水も漏らさない樽を作っただろう。

酒樽作りの技術をちょっと応用して、最初の船ができたんじゃなかろうか。いや、船のほうが先かもしれない。どちらでもいいけれども、最初の船は丸太舟と同じで、上が開けた形をしていたのだという。材料も少なくて済むが、波をかぶれば荷の重みで沈む。そういう荷の中に、水や酒を詰めた樽もあったのだろう。難破船から荷が流れ出して岸に漂着するのだけれど、その中に、無傷の樽があった。それで樽は沈まないと気づいた奴がいた。

で、船には甲板が付くようになり、どんな荒波にもまれても樽状になった船内で息を潜めて波をやり過ごせば、いつかは嵐が去って命は助かるという知恵ができた。それで外洋航海が可能になって、大航海時代が来たという説があるらしい。

で、船は空気を積み込んだ密閉構造を用意すればとにかく浮くということがわかって、だったら全部鉄で作ってやれということを考える奴が出てきた。大したものだと思う。確かに、その前から木造の船に鉄製の大砲を何十門も積み込んだ戦艦があったのだから、鉄を積んでも船が浮くということ自体は感覚的に知っていたかもしれない。それでも、最初に総鉄製の船を作ろうと考えた奴は、やっぱりどこかネジが飛んでいたのではないかという気がする。

今でも時折漁船が沈んで漁師が死んだなどというニュースを聞くにつけ、鉄の船を考えた奴は罪作りだなと思う。船自体が発泡性の水より軽い素材でできていたりしたならば、沈んで死んだ船員や漁師の半分くらいは生きて帰ってきたかもしれないかと思うと、もっと何とかならないものかとも思うが、あるいはなんともならないのかもしれない。


東京タワーは、骨格の鋼材の重量で言えば、わずか4200トン程度しかないのだという。「10万トンタンカー」などという言葉を聞いて育った身からすれば、あの重厚長大の象徴のようなタワーが1万トンに遠く届かない程度の重量しかないというのは、逆に驚く。東京タワーは軽かったのだ。

東京タワー - Wikipedia

あの繊細なあや取りのような東京タワーの表面に、ヒンデンブルクのように薄い皮を張って水に浮かべれば、わずか数メートルの喫水で海水面上にあの姿を浮かべることができるかもしれないと思うと、なんだか不思議な気がする。バランスウェイトなども必要になるかもしれないが、風が吹けば灯篭流しのように流されていくだろう。想像すると妙な光景だ。


石は重いのだけれども、それでも重い軽いがあって、大陸も含めたありとあらゆる陸地は、マントルという粘性流体の上に浮力で浮いた薄皮なのだという。大陸の地下に空気を吹き込めば、大陸は船になって海の上に流れ出ることもできるのだろう。

ちょっと重たい気分になっても、あいも変わらず中身が空っぽなら、荒波の中でもそこそこ漂っていけるのではないか、という気がしないでもない。

ほげ。
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by antonin | 2009-10-19 00:38 | Trackback | Comments(2)

妄語

台風が来ているらしい。マンションの中は静かだ。

乾燥に弱い植木があって、鉢に対して大きめの受け皿を用意して、そこの水が満杯になるまで水を張っておくと、よく生長する。で、どういうわけかそういう鉢のうちのひとつに、ミジンコが泳ぎ始めた。やつらはどこから来たのか。ミジンコじゃなくて何かの幼虫なのか。どちらにしても生物というやつは謎が多い。

今年はトンボが多数飛び回って、玄関先にもときどき止まっていたりする。おそらく河岸のビオトープらしきあたりからやってきたのだろう。子供のころに、東京でトンボなんて見たことはなかった。それが今ではベランダでイナゴやショウリョウバッタなども見るようになった。コドモたちのほうが、虫には詳しい。

PCがどのように動作しているのかということは知らないが、知れば理解できない気はしない。けれども、あの小さな虫どもがどのようにうちのバジルの葉を食べに来るのか、そしていつの間にか飛び去っていくのかについては、知ったところで理解できる気がしない。

何かを作りたい。なんの役に立つのかはわからないが、何かを作りたい。造るのは苦手だが、創るのならなんとかできる。何かを作りたい。ネタが欲しい。通信路としてのネットワークよりも、情報連合野としてのネットワークに興味がある。すると、パターン認識と連想記憶ということになる。

2次元的なシリコンチップでは脳のシナプスネットワークを模することは不可能だが、ネットワーク上に分散したプロセッサ群では、それが不可能でもないスケールに到達している。あとは、そこに何を実装するかだ。

コミュニケーションツールはもう沢山だ。そろそろネットワークにもモノを考えてもらおう。人、サーバー、人の接続にはもう飽きた。人、サーバー、サーバー、サーバー、サーバー、人だ。これで格段にネットワークは賢くなるだろう。あとは、どうやってそれを実装するかだ。

要素はおそらく単純で済むだろう。単純で厳格なルールを再帰的に適用する。入力と出力は人間に与える。学習プロセスはバックグラウンドで遂行される。伝播遅延はネットワーク上の連合野に「迷い」の余地を与える。

通過する情報は、最初のうちは文字コードになるだろう。次第にそれは単純にビット列一般になっていくだろう。洗練は、事態を複雑から単純に向かわせる。洗練は、事態を均一から多様に向かわせる。単純による多様。その段になれば、我々は生物を理解できるようになるかもしれない。

風雨が小康状態に入った。嵐はこれからだという。
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by antonin | 2009-10-08 05:11 | Trackback | Comments(0)

ほげー

昔、遊んでいる最中に疲れて一人ほげほげしていると、「ほげー禁止」などと言われたものだった。でも、最近は久しぶりにほげほげしています。たまに禁止命令が出るけど、適度に違反中。

--

高性能のプロセッサ上で動くソフトウェアで書くよりも、性能はそこそこのFPGA上にSRAMパターンとしてハードウェアを描いたほうが、より高速で動作するようなアプリケーションというのはあるのかなぁ。VHDLあたりの書法を覚えたとしたら、どうせならマイコン上で動くソフトウェアを劣化させたようなものよりは、小さくともハードウェアならではのものを書きたい。ついでに、VHDLに影響したというAdaあたりのDARPA御用達言語も、その文法をかじることができたら楽しい。

最近、新聞も読まないしテレビも見ないし、それどころかニュースサイトもあまり熱心には読まなくなったので、インプットの質が落ちている。脳がやられているので、雑誌や書籍を読んでも吸収が悪い。にゃー。

高輝度LEDを64個くらい並べて、そいつを200Hz位で駆動すると、どういう視覚効果があるのかなんてのは興味がある。普通にPWMする場合と、パルス幅を固定してPFM的にする場合と、ランダム因子を使って時間軸にランダム・ディザリングしたような場合と、空間方向と時間方向に誤差拡散したような場合と、CAなんかを使って自己組織的にしてみたりした場合では、視覚的にどのような差があるか、なんてことを試して遊んでみたい。似たようなことはDACを使って音声でもやってみたいけれど、結局ディジタル・フィルタとかΔΣあたりの完成された理論に落ち着くような気がする。もう少し感覚的に遊べるようなものがいい。

まぁ、クロックが数百MHzのマイコンでCのコードを書いても同じことができそうな気がする。つまんねぇなぁ。

だったらGHz級のプロセッサでSIMDなコードを走らせるプログラムでもVC使って書くか。それならこのノート機で完結するし。つまんねぇなぁ。

ハッピーセットのおまけのおもちゃが加速度を検知して発話すると言うのに、このヘボさはなんだ。そして退屈の根源は自分の無能さだという、この苛立たしさはなんだ。

ほげほげー。
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by antonin | 2009-08-04 23:30 | Trackback | Comments(0)

ジャガイモ1909万トン、ニンジン872万トン、塩少々

楽に行こう。世界は想像以上に快適だ。

ミイラ捕りは愉快だ。神聖文字で書かれた文言に、過去の迷信ではなく現代の真理が書かれていたのを知る恐怖体験は痛快だ。

楽に行こう。我々は自覚以上に強靭だ。

他人への不信感と、他人の自己に対する不信感が発狂の元凶であるが、それは、ただ信じることによって薄らいでいく。信じる。ただそれだけでいい。

難しいことだが、それは単なる習慣でしかない。

楽に行こう。我が国には智慧がある。
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by antonin | 2009-07-28 03:58 | Trackback | Comments(10)

知識の集成体としてのユダヤ的な何か

つまり、宗教だの民族だのは、この際関係ないとする。

衆愚の拠るところは民族的で残酷な排他意識だが、結局のところ情報に劣る人民は、性情温和にして生活に対して誠実である。一方でリテラシーに優れる層は、歴史および数学的記述の読解能力において勝り歴史的文書に対してアクセスが自由である。そこで得られる知識を知識人が純粋に活かせば、聖人君子による経世済民となる。

しかし、ある個人が一定の知識資源に到達した段階で、その知識情報を囲い込み、集団に対して利己的に運用する組織に行き当たる。ここで個人の取りうる選択肢は二つ。秘められた知識を暴こうとして排斥されるか、知識を得る代償として集団利己的組織の運用に加担するか。

極めてシンプルかつ恐ろしい結論。

コモドゥスは別として、ネロは正義だったという解釈。クレメンス5世は別として、フィリップ4世は正義だったという解釈。レーニンは別として、マルクスは正義だったという解釈。ヒムラーは別として、ヒトラーは正義だったという解釈。村上ファンドは別として、ホリエモンは正義だったという解釈。どれも、マスメディア的にはタブーなので、情報として流布はしない。

可能とすれば、ミヒャエル・エンデかウンベルト・エーコ程度の「ほのめかし」としての文学表現。これらの作品に対する、「ネバー・エンディング・ストーリー」および「ダヴィンチ・コード」という娯楽作品による印象の上書き操作。

当用漢字という制度の目的。中華四千年の漢字資料へのアクセス遮断としてのリテラシー断絶。ギリシア語とラテン語を消失させた歴史に学ぶ行為。タブーとしての現代史。タブーを破ったイスラムへの報復としての近代史。民族対立という逆光の中に見え隠れする、慳貪な英知と誠実な暗愚という、真の対立。「我々を守るのに軍隊はいらない。ただ学校があればいい」「異教徒の協力者には最大限のもてなしを与える」という教訓の陰影。

--

いやぁ、陰謀論って、本当に楽しいものですね。

それでは、また来週。
さよなら、さよなら、さよなら。

次週の陰謀洋画劇場は…
「『サブプライム・ショック』 -- これからは投資より貯蓄が安心」
をお送りします。お楽しみに。
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by antonin | 2009-07-28 03:48 | Trackback | Comments(2)

マイクロスチームパンク

一時はバイポーラトランジスタなんかを使っていてややこしい時期もあったが、真空管とかFETなんかは流路に対する隔膜弁による流量制御と似たようなことをやっているから、低周波ロジックではあまり難しい理屈にはならない。

一方、蒸気機関車の蒸気圧制御なども、ノズルと弁の組み合わせでPID制御を実現していたらしく、そういう機構を使えば蒸気圧によって別系統の蒸気圧を制御するなどということも十分可能になってくる。

チャールズ・バベッジは歯車によって階差機関を設計し、動力機関は単に動力源として考えていたけれども、現代的視点に立つと、電圧で電圧を制御するCMOSロジックと等価な回路を、蒸気圧で蒸気圧を制御するスチーム・ロジックに変換して妄想することが可能になってくる。

おそらく今から蒸気機関を復活させる工学的メリットはないのだろうが、あるいはMEMSなどのメカニカルな機構中で、メカニカルなエネルギーをメカニカルなまま利用したいというような場面も出てくるかもしれない。マイクロリアクターの移動層流体の圧力を一部流用して、簡単なNANDロジックが組めるような小技を持っていても、一部のエンジニアには面白いことになるに違いない。

微細領域では、純シリコンもけっこう面白いように曲る。それでダイアフラムを作り、別系統の流体をON/OFF制御して、単純な制御機構なら電子回路の介入を経ないで可能になるかもしれない。アメリカの特許などをよく探せば、既にそうしたものもありそうな気がする。ジェットエンジンの内部なんかは結構「硬い」流体が流れていて、しかも電子制御をするには温度が高すぎたりするから。

もちろん、微細流路では粘性による圧力損失が大きいから、あんまり微細回路に水溶液なんかを流すと、外部からの圧送ではそれらしいロジックは実現できないかもしれない。でも、どこかに電熱ヒーター級に原始的な熱源を用意して、そこで発生する気泡の圧力で局所的な駆動力と付帯的なロジックを作りこむなんていうこともできる。いや、一体なんの役に立つのか見当も付かないけれども。名付けて「バブルロジック(R)」

SFぐらいなら、炭火と氷で挟むと動き出す集積回路なんてネタも、十分に面白そうな気がする。高い演算速度を実現するための媒質が有毒性なんかだとドラマ性も出そうだ。もしそういう作品が既にあるようなら、ぜひ読んでみたい気がする。
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by antonin | 2009-07-24 01:41 | Trackback | Comments(0)

陰謀論レボリューション

陰謀論愛好家には垂涎の情報が目白押しです。
よく、眉につばを塗っておいてくださいませ。

--

まずは、復習から。日本語訳が消失しているので、英語版でどうぞ。

Army: 3 vials of virus samples missing from Maryland facility - CNN.com

In 97 percent of cases, humans with the virus suffer flu-like symptoms, but it can be deadly in about 1 out of 100 cases, according to Caree Vander Linden, a spokeswoman for the Army's Medical Research Institute of Infectious Diseases.

「陸軍感染症医学研究所の広報官キャリー・ヴァンダー・リンデン氏によると、このウィルスに感染した人間の97パーセントがインフルエンザに類似の症状を示すが、その致死率は100例に1例程度である」

馬の血液を蚊が媒介して感染するウィルスらしいですよ。コイツが原因だとすると飛沫感染するスペイン風邪とは媒介要因が異なり、夏場が感染拡大時期になりますね。うーむ。陰謀の香り。

そして日本のニュースです。

【新型インフル】感染の小学生に幻覚症状 急性脳炎を発症 - MSN産経ニュース
厚生労働省は22日、新型インフルエンザに感染した神奈川県の小学生の男児が、急性脳炎を発症したと発表した。男児は幻覚症状などがみられたが、感染症指定医療機関に入院しており、快方に向かっているという。新型患者の急性脳炎の報告は初めて。

いい具合の疑わしさ加減ですね。夏という季節性といい、高熱より急性脳炎を誘発する点といい、ひとくちに「新型」で「インフルエンザ(みたい)」といっても、冬のやつとは違うんじゃねぇかという疑いが湧いてきて興味深いです。みなさん、蚊には刺されないように注意しましょう。

まぁ、通常のインフルエンザでも高熱による急性脳炎は普通にあるよ、みたいなことが記事に書いてありますけど。でもそれだと陰謀論にならないので、ここでは「米陸軍の感染症研究施設から消えたウィルスがついに日本上陸、蚊が媒介する殺人ウィルス蔓延」ということにしておきます。

次。とうとうビジネスの香り。

CNN.co.jp:新型インフルエンザ用ワクチンの治験、米国でも開始へ
米メリーランド大学は22日、新型インフルエンザ(H1N1型)ワクチンの治験を8月初旬にも開始すると発表した。全米10カ所において、最大で1000人の成人と未成年者を対象に実施し、有効性を確認する。

有効性を確認というより、量産と早期接種を実現すれば、DNAレベルで解明できているウィルスに対するワクチンの開発なんて、別に難しくもないような気がします。だいたい、数年前からスペイン風邪のウィルスは復元できていたのだし、今回蔓延してステージ6を招いたH1N1型ウィルスにしても、スペイン風邪のものと塩基配列にしてほんの数十しか違わないみたいだし。もう、来るべき北半球の冬季流行に向け、ワクチンも抗ウィルス薬も全力で生産しているような気がします。あとは、とばっちりを食らった貧困国で内戦が起こるとか、そんな結末が見え隠れしますが、今はあまり大胆に予測しないことにしましょう。

とりあえず安いマスクは今のうちに買いだめしておけってことで。
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by antonin | 2009-07-23 22:53 | Trackback | Comments(0)

ダークブラウンの憎いヤツ、登場 <広告>

濡れたような光沢に包まれた、上質なダークブラウンの輝きが、驚きを加速する。新・コックローチ、誕生。

数億年の時の流れに洗練された無駄のないフォルムが空気抵抗を最小限に抑え、高い運動性と低燃費を高水準で両立。6足独立懸架式多関節サスペンションを高度に制御することで得られる、サイズを感じさせない静粛性と滑らかな走り。暗い夜道を走れば、決して目立たないながらも、すれ違う人の目をとらえて放さない、圧倒的な存在感。伝統のロング・アンテナによる障害探知能力は、アクティブ・セーフティー・コントロールの象徴。燃料ポイントの位置情報などをすばやく察知し、狭い路地も楽に通り抜ける安定性も実現。伝統と先進の高度な融合をご堪能いただけます。

7月中は夜間路上走行デモンストレーションを各地で開催中。7/18,19,20は商談会実施中です。お近くのトラッシュ・ステーションへお越しください。

※※※ チーム・ノー・ジェットスプレー ※※※
コックローチは、地球温暖化の原因となりうるジェットスプレー缶の全廃運動に協賛しています。氷結ジェットスプレー缶商品全廃運動の際には、皆様のご協力をたまわり大変ありがとうございました。
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by antonin | 2009-07-18 04:01 | Trackback | Comments(0)

DNA-level conflict

これはまだ根拠のない仮説、というか、安敦誌は根拠のない直感に基づく妄想の集積体であっていまさら特に断りを入れることもないのだけれども、一応。

私は、きっと海洋民族の血が濃く流れているんだ。

明治以降の日本は、きっと稲作民族の文化が主体だったんだ。

だから、私は近現代の日本に対する言いようのない違和感が抑えきれないんだ。

という仮説。まぁ、私的な仮説なので世間一般的には別にどうでもいい話ではあるのだろうけれども。


稲作民族は、ムラ社会である。稲作は労働集約的な産業であり、その技法は先祖伝来のもので、変わらずに伝えられることにこそ大きな意味がある。その作業の結果が収穫として得られるのは年に一度のことであり、それまではひたすら伝承に従って作業を続けることでのみ、成果が得られる。しかも、年による天候の変化によって収穫が変動しようとも、それはあくまで偶然の作用によるものであり、翌年から大幅に農作業の方法を変えてしまっては、安定した収穫は望めない。つまり、数年先を見越し、目先の変化を無視して共同作業を続けることにこそ、最大の価値がある。継続こそ力である。

一方の海洋民族は、船に乗って港を出て、港に帰るまでにすべての成果が現れる。もちろん仲間同士の結びつきは強いが、それは船に乗る人員の規模を超えず、また共同作業の期間は一回の航海に要する時間を越えない。陸に上がったときは、網を直すなどしてダラダラと過ごせばいい。ただし、海へ出れば全ての判断が命に直結する結果となって即時に現れる。航海中の団結は表裏なく全ての情報を共有し、海、空、船の示すかすかな兆候も見逃さずに察知し、瞬時の判断を要する。ときには果断が必要だが、ときには諦めが肝心となる。船の上に転がるわずかな道具を使って思いつく限りの工夫を凝らせば、成果はすぐに得られる。新しい道具が漁の方法をまったく変えてしまう可能性すらある。アイデアは命である。


とまぁ、仮説なのだけれども、私は「天皇を中心とした神の国」にあっては、やはり辺縁の民族なのではないかという気がする。父も小学校で暴れて私立小学校を退学になった武勇伝を持つというから、この国での生きづらさは身に染みているのだろう。こういう違和感はもはや遺伝子レベルなのではないかと直感している。そういう多様性を認める日本に戻ってほしい、とは思うが、まぁどうでもいいや、というような感じでもある。
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by antonin | 2009-07-15 00:16 | Trackback | Comments(0)


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