安敦誌


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仲介したことはあまりないが

んー。思索家ではあっても哲学者ではなさそうだ。ひとまずエンジニア向きでないのは自覚している。計画性ゼロ。まぁ、選択肢が自己評価なんで客観性はないが。

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by antonin | 2017-04-29 03:36 | Trackback | Comments(0)

ノーベル賞とか

帰宅途中、産経新聞のアプリにアラートがあって、「村上春樹」「ノーベル賞」だかっていうキーワードがあり、「へぇ、そんなことないだろうと思ってたけど、本当にあるもんなんだな」とか思った。で、アプリを開くと、紙面が出ない。なんだそれ、と思って調べると、どうやら誤報、というか、事前作成していた記事が誤って送信されてしまったものらしい。号外ってこういう作り方してるのねん。面白いものを見た。でもまあ、富士山も文化遺産ということでなんとか世界遺産にねじ込んだし、韓国ロビイストがノーベル財団を怒らせたりしたら、案外に村上さんの受賞なんてこともあるのかもしれない。

で、今回のノーベル・プライズの目玉と言ったら、なんと言ってもあのヒッグス先生の受賞だろう。ヒッグス先生はNambu先生以上に理論物理学界隈では知らない人のいない存在だったようなのだけれども、工学者であったノーベルさんが設立したノーベル賞の伝統として、理論学者が受賞するには理論の実験的実証が必須、という条件がある。アインシュタインさんが相対性理論ではなく光量子理論の方で受賞したのも、光電効果の測定による実証データが蓄積されていたからだった。

で、今年になってスイス・フランス国境のLHCでヒッグス粒子の生成が確認されて、めでたくヒッグス先生のノーベル賞受賞となった。齢80歳。そもそも、あの馬鹿でかい高性能装置が建設されることで観測可能になる事象はいくらでも予想されていたのに、理論上はほぼ存在が確実視されていて、実在の確認によって新たな情報が得られる可能性の少ないヒッグス粒子の検出が、なぜ最優先で進められたかといえば、そもそもそれは稀代の理論物理学者であらせられるヒッグス先生のご存命中にノーベル賞を捧げるためのプロジェクトだったから、というのが大方の解釈だった。今年の物理学賞でヒッグス先生に授賞しなかったら、それはノーベル賞の恥でもあった。まあ、小林・益川両先生の時もそんなことが一部で言われていたけれども。

そういうお祭りって、物理屋さんの中でもあるもんなんだな、ということで、ちょっと和んだ覚えがある。無事達成できてご同慶の至りである。

--

なんだか最近ヘリウムが不足しているらしくて、ディズニーランドから風船販売が消えた、なんていうニュースもあったが、最近どうなっているんだろう。

アメリカ議会、ヘリウム販売の延長を可決 | スラッシュドット・ジャパン

へぇ。備蓄を切り崩してるんだ。でもなんで冷戦が終わるとヘリウムが余ったんだろう。今度調べてみよう。で、ヘリウムは天然ガスから採取されるらしい。なんでだ、と考えてみると、比較的単純な仕組みがわかった。

地球の大気中には、重たいアルゴンみたいな希ガスは含まれているけれども、水素やヘリウムのような軽いガスはほとんど存在しない。水素はまあ、放っておくと酸化されて水になってしまうというのもあるけれども、基本的には軽い分子は大気の上層まで押し上げられて、大気圏の外層に集まる。そうすると、太陽風に吹かれて太陽圏の外側に向かって流れ出してしまう。だから、地球に存在するヘリウムは、岩石中に閉じ込められた天然ガスなんかと一緒にしか存在できない。

ただ、そんな軽いガスがいくら地中とはいえ、地球創世からそんなに大量に残っているとも思えない。で、ヘリウムの出どころを考えると、それは減速されて電子をまとったアルファ粒子なのだろうという結論になった。地殻の天然鉱物の中にも放射性同位体はそこそこ含まれていて、そのうちの一部はアルファ崩壊をする。そうすると、アルファ崩壊によって放出されたアルファ粒子は、近くの原子に激突しながら、しかし核融合を起こすほどのエネルギーもなく、減速していく。最終的に十分減速すると、第1作のターミネーターばりに周囲の原子から電子を奪って、ヘリウム4の単原子分子としてその場に留まるようになる。

そういうふうにしてできたヘリウムが、地質学的な時間で地層の中に蓄積されると、天然ガス中のヘリウム、という形で採取可能になるのだろう。だからまあ、ヘリウムが欲しければ、アルファ崩壊性の放射性同位体(RI)を集めて封じておけばいい。よほど大量にRIを集めないと実用になるほどの量のヘリウムは採取できないだろうけれども。

昔々の学生実験で、溶液中から溶存ガスを除去するのにヘリウムパージなんかをやっていたけれども、今はそのパージしたヘリウムをちゃんと回収しないと怒られてしまうらしい。世知辛い世の中である。個人というのは、貧乏には耐えられても貧乏臭いのには耐えられないものだが、組織というのは貧乏臭いのには耐えられても貧乏には耐えられないものだから、勢いそういうことになるのだろう。

--

最後にweb logなど。

Meteorites

「隕鉄 シュテーテン」で検索。

以前、「ウッドマン・シュテーテン模様」という言葉で何か書いたが、本当は「ウィドマンシュテッテン模様」というらしい。あらまあ。ナカ点すらないのか。

それはともかく。上記サイトによると、現存太陽系の1世代前にあった原始太陽系の生き残りみたいな物質が、稀に隕石として落ちてくるらしい。地球にある各種元素ができるには恒星内部での核融合反応が必要で、それが恒星爆発により一度ぶちまけられて、その一部が再凝集して再び恒星になったのが今の太陽で、カスを集めたのが地球のような惑星だという。特に鉄より重いような重元素の合成には超新星爆発の強烈な圧縮が必要で、地球表面にもウランなんかがザラに分布しているのも、先代の太陽が派手に爆発した証拠となるようだ。

その前のビッグバンの温度シミュレーションから、宇宙の晴れ上がり後に生成された元素は、水素が3に対してヘリウムが1くらいの割合で、それより重い元素は全て恒星反応によるものらしい。そういう歴史をいろいろと抱えながら隕石が落ちてくるというのは面白い。隕鉄の出どころは火星と木星の間に分布する小惑星帯で、小惑星帯の出どころが昔あった中規模の惑星の衝突による崩壊だったりすると、いろいろと想像が湧いて、これも面白い。

iStone 鉱物と隕石と地球深部の石の博物館からカーボナタイト - iStone

ここに出てくる、「熱した墨汁のような溶岩」というのも、一度見てみたい。赤くなくても、触るとやけどすることには変わりない。

地球に大陸と大洋がある理由は、ジャイアントインパクトがあった時に原地球にぶつかった方の天体(テイア)の表層を形成する岩石層が、半分は飛び散って月になり、半分は地球に落下して大陸になったのではないかと思っているのだが、どんなもんなんだろう。マントル対流があるから、そういう事情がなくても大陸は出来るのかもしれないけれど。

--

さて、寝よう。もう4時か。
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by antonin | 2013-10-11 04:01 | Trackback | Comments(0)

遺言

今日、こういうのを読んだ。

もし明日死ぬとしたら、という問題設定について - 脱社畜ブログ
僕が最近思っているのは、「5年後に自分の人生が終わるとしたら」ぐらいの問題設定が、多くの人にとっては一番建設的ではなかろうか、ということだ。明日死ぬとか、あるいは1週間後死ぬとかだと、行動はやはりどうしても刹那的にならざるをえない。1週間後死ぬと決まっているのに、勉強をしたりは普通しないだろう。何かやりたいことがあったとしても、それをするために勉強や入念な準備が必要なものについては、諦めるしかなくなる。



一方で、5年という期限設定だと、ある程度腰を据えて死ぬまでにやっておこうと思うことに取り組むことができるようになる。もちろん、そんなに長い時間があるわけではないので、無為に過ごしたり、やりたくないことに時間を使ったりはできない。ただ、やりたいけれど能力が足りないというのであれば、その能力を身につけるために時間を使うことだってできる。人によっては、5年間のうちの最初の2年間を勉強に充てるとかもありだろう。



また、別な理由で人間が予測できるのはせいぜい5年ぐらいが限界だろう、というのもある。それより先のことは、考えても想定通りは行かないので、5年スパンぐらいで人生を区切って考えるというのは決して悪いやり方ではない。

なるほどね。うまい条件設定だと思う。で、自分がもしも5年後に死んでしまうならどうするだろう、と考えてみた。結論として、今のままで良いということになった。30代までに数回は三途の川のほとりに立ち、周囲の支えもあってようやくここまで来たという感覚があり、このペースであと5年生きてお陀仏というのは、実は理想の人生という気がする。上の引用部分にもあるが、人間が予測できるのはせいぜい5年くらいというのがあって、自分の場合も5年以上未来の生活というのは想像がつかない。

社会情勢というのは統計的なあれやこれやで漠然と予測が利くけれども、唯一無二の個人についてはこの統計的手法が使えないので、全く想像がつかない。自分は、無意識に5年先くらいまでを見て生活していたんだな、というのがわかって面白かった。日々の生活に追われていて、それ以上を考えずに済んでいる幸福ということでもあるかもしれない。で、逆に80歳過ぎまで自分が生きる状況というのを想像すると、なんだかゾッとして、自分はあまりそういう事態を想定していないということがわかる。

自分のコドモたちに白髪が生えたり皺が目立ったりして、生意気で愛想の無い孫が生まれていたりするかもしれない。知っている人はどんどん先立ち、自分自身の身体にも大小の不具合が目立つようになる。思考力は徐々に衰え、昔話が多くなり若い人に疎んじられ、昔は目をキラキラさせていた最新ガジェットも意味が理解できずに手が出せなくなる。人に頼られる機会というのはすっかり無くなり、徐々に赤ん坊のように周囲に頼る生活になっていく。改めてこういう想像をすると、厳粛な気分にさせられ、老いた人との関わり方を再考させられる。

平均寿命が長い今の時代、あんまり大往生というのは自分にも周囲にも負担が大きい。若くして死ねば、多少面倒な奴でもある程度は惜しまれつつこの世を去ることができる。50歳前後というのは、死に時としては理想的な気がする。そういう時期に自分は死ねず、長生きしてしまうかもしれない。統計的に見るならそちらのほうが普通だ。私の場合は、そちらの場合のほうを真剣に考えてみるべきなんだろうと思う。死ぬ瞬間というものは色々な感覚が巡って恐ろしいということを私は知っているが、それは別に20歳でも100歳でも大きく変わらないものだと思う。

一方、普通に明日死ぬなら今日をどう生きるべきだろう、というのも考えてみた。結論として、遺言を書いておいたほうがいいだろう、ということになった。たとえばこうして駄文を書き綴っているBLOGサービスにしても、外からSPAMコメントは付け放題である一方、親族によるコントロールができない状態になってしまう。自分が突然死んでしまった場合にそれを知らせて欲しい人の連絡方法なども、あまり自明ではない。利用しているサービスのパスワード一覧や連絡先リストなどを作っておき、そのありかをわかりやすく伝えておく必要があるだろう。

他にも月額や年額で利用料が自動引き落としされるサービスなどもいろいろと契約しているので、必要のなくなったものを速やかに解除できる連絡先のリストも必要だろう。もちろん、貯蓄や保険金類を適切に受け取るのに必要な書類などもまとめておく必要がある。明示的に契約した個人加入の保険だけでなく、健康保険などから支給される給付金の請求手続きなども事前に調べてあると便利だろうし、不動産の名義を書き換えたり相続税をどうこうしたりという面倒を誰に任せるかという手配もあるといいだろう。

明日死ぬというのをリアルに想像するとき、一番心配なのはそういう面倒な事務手続きで、あとは適当でいい。死んでしまった側にとっては墓とかは特に要らないが、残された側にとって拠り所が必要だったり社会的体裁が必要だったら、どこか安くて安心なところを探してあると便利かもしれない。両親ともに健在なので、妹夫婦に両親の世話をお願いする代償みたいなものも確保しないといけない。自分が早死にしてしまったら自動的に両親の財産の相続権を放棄するような手続きもしておいたほうがいいのかもしれない。自分の分は妻子に回すしかないだろう。余裕もないし。遠くにある父の実家の土地は家の名前を継いているうちのコドモがコミットしているほうがいいのか。そこは迷う。

死ぬまでに自分が自分のためにしておきたいこと、というのは特に無い。もう大抵のことは済ませた。BrainFuck処理系の実装ができなかったのが心残りだが、あの世での楽しみということでいいかもしれない。時間だけはいくらでもありそうだし。コンピュータサイエンスの大家もだいぶ鬼籍に入っているから、あちらにもマイクロプロセッサやコンパイラくらいあるだろう。あの世の存在を信じるのは妄想だが、死の前日ぐらいはそういう妄想が許されたっていいだろう。

というわけで、本気で明日死ぬとは思わないが、いつ死んでもいいように手はずを整えておくのはいいことだと思った。気が向いたらやっておこう。もし間に合わなかったら、面倒掛けてすまないけどよろしくやってください。
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by antonin | 2013-06-11 01:08 | Trackback | Comments(0)

続・巨大数への冒険

以前、テトレーション(tetration)とかペンテーション(pentation)という、加法・乗法・指数という連鎖の更に上を行く計算について考えてみたことがあった。

安敦誌 : 巨大数への冒険

これは、特に参考資料を使わずに、記号表現だけは既存のものを借りてきて、アイデアを元に素朴な算数を展開したものだった。個人的にはこのレベルでも十分に冒険だったのだが、世の中には近代的な装備に身を包んで本格的な冒険を展開している人がけっこういるらしい。ちょっと面白い文章を見つけたので拾っておく。

巨大数論(PDF)

今のところ話の流れを追う程度しかできていないが、非常に丁寧に書かれているので、真剣に読み解けば理解できそうな感じはする。この文書によれば、テトレーションやペンテーションというのは「原始帰納関数」といって、爆発的に増大する関数の中では一番基本的なものに過ぎないということだった。話は「2重帰納」という、ペンテーションなどの作り方とは質的に異なる関数の作り方を経て、最終的には(時系列的には「最終」ではないようだが)「計算不可能関数」の領域まで到達している。

テトレーションやペンテーションを調べていた流れでグラハム数というのも名前だけは目にしていたが、この文書のおかげで、その位置付けが見えてきた。グラハム数自体の解説としてはこちらの記事のほうがわかりやすい。

(第53回)“9の(9の9乗)乗”グラハム数の麓へ立つ(前編)(1) | 続・数学~その遙かなる風景・日本~ | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン

こういう議論をしていると、「宇宙って小さいなあ」という気分になってくるからどうかしている。数学では「たかだか有限個」というような表現を見かけるが、それがいかに恐ろしいものかというのも実感できる。

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上の文書に「ヒドラゲーム」という言葉が出てきたが、理解できなかったので検索して調べてみた。日本語では答えが見つからなかったので英語で再検索してみると、簡単な説明とJavaアプレットで実際に遊べるページがあった。

The hydra game « Mathematics and Computation

The Hydra game

このアプレットの方で、ちょっと遊んでみた。中学生の頃には学校帰りによくゲームセンターに寄って、縦スクロールシューティングゲームに「たかだか有限個の」50円玉をつぎ込んで遊んだものだった。その時に培った秒間13連射の技術を使い、ノートPCのスライドパッドを連打してみた結果がこれだ。

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ヒドラゲームというのは、ヒドラの頭を切り取って、最終的に全ての頭を切り取るというゲームだが、困ったことに動体に直結した頭以外は、切り取った頭の付いていた首から新しい頭が再生してくる。この再生してくる頭の数というのが、ゲーム開始から切り取った頭の個数と同じだけになるので、序盤はかわいいが後半になってくると再生してくる頭の処理がどんどん増えてくる。

そうは言っても、このゲームは「たかだか有限回」で終わることになっている。しかし、ここでもやはり「たかだか有限回」の、言うは易く行なうは難しの罠にかかってしまう。上の状態では、2348ステップで頭の残りが43個となっているが、問題は残った頭が全て胴体に直結していないということだ。ここから、首を1個切り落とすと、胴体のあたりがこんなふうになってしまう。

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切り落として消えた1個の代わりに2348個の頭が再生し、全部で2390個に増えている。説明も読まずに始めてみたが、ちょっと絶望的な感じになったのでやめた。胴体に直結して再生しない頭を刈るのは最後に回したほうが良いのに、序盤からそれをやってしまったのが良くなかった。もう少し簡単な初期配置から再アタックして、多段の部分から切り落としてみた結果がこんな感じ。

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50ステップあまりで残りの頭2200個ほどが全て胴体に直結した。結果、2279ステップで頭が全滅した(このプログラムでは胴体は残ってしまうらしい)。スタートサイズが9くらいなら、なんとかクリアできるようだ。

巨大数そっちのけですっかり遊んでしまったが、計算理論の片鱗に触れることができて面白かった。また気が向いたらこちらの方面にもちょっかいを出してみようと思う。

--

ところでなぜ巨大数に再び気が向いたかというと、まともなアクセス解析が回復したからだった。「テトレーション」を検索して安敦誌にやってきた人があったので、ついでに巨大数を調べていたらこういうことになった。以前はブログペットの高性能なアクセス解析を参照して自己満足に浸っていたのだが、ブログペットがサービス廃止になってしまい、しばらくふてくされて更新もろくにしていなかった。

しかし最近、ある程度それを代替するアクセス解析パーツが使えるようになり、再び詳細な検索ワードを知ることができるようになった。やはり、静かながらも反響があるというのは楽しい。
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by antonin | 2011-02-23 23:47 | Trackback | Comments(1)

雑記

weblog的なブックマークを少し。

Wikipediaでジェットエンジンの項を読んでいたら夜更かししてしまった。既に知っている情報も多かったが、無駄な蘊蓄が多くて面白い。用語定義に対する学者的執着ぶりが感じられる記述にも、目元が緩む。

次に、検索で比較的上位に上がっているページも読み始めて、更に夜更かしになってしまう。

参考資料(機体関連)

基本が分かりやすく説明されていていい。

ジェット機の原理に対する疑問がふたつあって、ひとつは「連続系のジェットエンジンで、なぜ高温高圧のガスは前方ではなく後方だけへ噴射するのか」というもの。おそらく後方のタービンは前方の吸気圧縮系に比べて通過抵抗が小さく出来ていて、結果として高圧のガスは後方へ抜けていくのだろうという予測を立てていたが、調べるとだいたいそれで正しいということがわかった。

もうひとつの疑問として、「飛行機ではジェットエンジンが後方へ噴射する気流の反作用が推進力となり、その推進力の一部と主翼を使って気流を下向きに曲げる反作用で鉛直揚力を得ているが、エンジン出力を下向きにすることで主翼をなくしてもエネルギー的には等価なのではないか」というものがあった。考えてみると、そのとおりに軸出力で直接鉛直揚力を得ているヘリコプターという乗り物があるのだが、垂直離着陸できるメリット以外では飛行機のほうが効率が良さそうに見える。このあたりの数値もだいたいのものが示されていて参考になった。

旅客機などではエンジンコアは相変わらず高温のジェット噴流を噴出する仕事をしていて、まず第一にそれを2次タービン(モノによっては3次タービン)を回し、その力を大径のファンに伝えてバイパス流を作り、推力を増すところに使っている。そして第二に、機体側に主翼を置くことで出力の更に一部を下降流の発生に使っているのだが、荒っぽく考えると、主翼もまたエンジンシステムの一部(巨大な固定フィン)であると解釈できる。そうなると、内部に燃料を満載してエンジンコアをぶら下げた主翼そのものが高性能エンジンであるということになるわけで、主翼後方の気流全体がエンジンの噴出流ということになる。

だからまあ、旅客機だってエンジンが斜め下方に気流を噴出して飛んでいるシステムだと言っても嘘ではないということになるわけだった。かなり強引な解釈ではあるが。


疑問が解消したところで、上記ページのURLを削ってトップページをひらくと、航空官僚たちの余生の楽しみのような文化的ページが登場した。

日航財団-JAL FOUNDATION-

俳句や旅行関係のページは読む気も起こらないが、中には面白そうなものもあった。

大気観測の最終的な目的(PDF)

しかし「こんなことをやっています」という情報は多いが、「こんなデータが取れました」という情報はほとんどない。やはりタダでは出せるものではないのだろうか。

--

あと、過去の考古学的発見で「人類の祖先ではないか」と見られていた類人猿化石の多くが、実は人類の直系祖先ではなく近縁種だったということが次第に明らかになってきているが、そうした近縁種が相次いで絶滅していった原因が、現生人類の祖先に殺されたか、あるいは生存領域から追い出されたため、というような話もある。残ったのはゴリラかチンパンジー程度の知能を持ったものだけで、それ以上に知的な存在は人類にとって脅威であり、したがって人類の増殖とともに滅ぼされた、なんていう仮説があるらしい。

もしも本当にそんな経緯が有史以前に潜んでいるならば、論争では結論を出し難い問題については必ず戦争で解決するという人類の特徴も、進化論的に「それ以外の戦略をとったものは滅びた」というお墨付きのある性質ということになって、こりゃなんともならんわな、ということになる。なんだかありえない話でもないような気はする。今度はこうしたあたりを調べてみたい。

そういう人類の排他的な成長の過程で、あるいは今はなき近縁種との交雑が起こったために、現在に残るような人種の別が残った、などと考えるとロマンティックではあるが、実際のところは、海面上昇などで地理的に隔絶された状態で、別々の遺伝子プールとして進化を遂げる期間が一定以上存在した、というだけのことなのだろうな。

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ディジタルとアナログってなんだろう」のときに書いた煮え切らない結論が、「『「区別できない』という能力」の考え方で幾分すっきりしたものに書き換えられそうなので、余裕があったら改訂版でも書いてみようかと思っているが、あまり余裕も気力もないので、ひょっとするとまた予告倒れに終わるかもしれない。

予告倒れといえば、こういうことを書いたことがあった。
尖閣ビデオとか
しかしまぁ、ネットライフとリアルライフ間の軟着陸というのも、そろそろ検討しないといけないかな、という感じはする。10年前と違ってネットなんて誰でも見ますからね、もはや。タイムリミットは、ムスコ1号がGeekになるまで、というところか。このあたり、小市民がネット上で実名をどの程度使うべきかというあたりとも合わせて、近いうちに何か書くかもしれない。

で、やっぱり何も書かずにウダウダしているうちに、ちきりんが答のようなものを書いていた。

ネットのちきりん・リアルな私 - Chikirinの日記

あちらはあくまで実名と仮名は切り離して、それでいてリアルとネットの融合は進めるというアクロバットを目指しますよ、という宣言をしていた。当方はあまりそういうアイソレーション管理をする気力もないし、ネット・リアルのどちらにも守るほどの無形財産は持っていないので、まあ適当にやってりゃよろしいんじゃないでしょうか、という気分になっている。でもまあ、安敦誌をリアルライフに融合したところで誰も喜びはしない気もするので、現状のまま中二病的何かをgoogle先生の記憶空間の中に垂れ流し続けていくのだろうとは思う。隠しはしないが、といって自分からは紹介しない、という程度に。
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by antonin | 2011-02-20 01:50 | Trackback | Comments(0)

口から先に生まれたヤツ

昔、TVチャンピオンという番組で優勝した人が、小学生に「変」って言われて、それに対する返事が「何かひとつの事を極めていくと、変になるんです」みたいなことを言っていて、なるほどなぁと感心したことがあった。これもそういう例のうちに入るのかも知れない。

日本の研究室で開発された「発話ロボット」が残念な方向から世界中で話題に - 涙目で仕事しないSE



いやぁ、映像的にも音声的にもすごいですね、これは。素晴らしいという意味じゃなくて、辞書的な本来的意味で、「凄い」。

 この動画、研究の成果そのものではなく、「気味が悪い会話するロボットの口(Creepy video of talking robot mouth )」と言うタイトルで公開されています。そして、「奇妙」だとか「気持ちが悪い」と言う方向のみで話題になっているようです。

 いや、研究自体は至って真面目な物ですよ。このまま開発が進めば、発声出来ない身障者に希望の光を照らすことが出来るかもしれません。

 それにしても・・・、むき出しの肌色パーツを通してたどたどしく発せられるこの音声から漂って来る不気味さはどうにかならなかったんでしょうか。そして、なぜ、全く意味を成さないと思われる鼻のパーツを取り付けてしまったのでしょうか。

いや、そうじゃないんですよ。鼻には意味があるんです。人間の声というのは、声帯で発生した倍音の多いノコギリ波形の音源を、喉と舌と顎と唇の筋肉を動かすことで、気道の形を変化させて、音声伝達の特性を変化させることで発せられているんです。で、舌の根元の方で、口へ抜ける音と鼻へ抜ける音の配分を変化させたりしてますので、鼻腔の形状を再現してやる必要があるんです。

というわけで、意味のない鼻が付いているんじゃなくて、意味のあるパーツだけで発声装置を作ったらこんなふうになっちゃったわけです。それで各ポジションの気道の締め具合が可視化できるように、喉の周りが透明な樹脂で作られているという、純粋に研究目的の装置であることがわかります。この装置はどうやら舌先や歯までは持っていないみたいなんで、"t"とか"th"とか"f"とかの子音は出ないでしょうね。

しかしまぁ、気持ち悪いよなぁ。

--

今日の異口同音:「ユンケル口蹄疫」(5410件)

筋弛緩剤が足りなくて、安楽死すらできずにかなり恐ろしいことになっているなんていう話も聞きました。迅速に収束するといいですね。
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by antonin | 2010-05-14 13:18 | Trackback | Comments(0)

文字の海

大正新脩大藏經テキストデータベース ホーム

「大正新脩大蔵経」がネット上に公開されていて、有り難いやら恐ろしいやらという感じで、ダラダラと眺めてみた。密教部の儀軌だとか、妙法蓮華経だとか、長阿含経だとかを流し読みしてみる。それぞれの文章の意味はだいたいわかるのだけれども、経典として何を説いているのかまではわからない。システム設計の詳細について知識のないまま、文法上だけは理解可能なソースコードを読んでいるような感じに似て、内容の理解には程遠い。

密教の域に達するには阿闍梨の伝法を乞うしかないのだけれども、顕教の範疇であれば、文字の論でもそれなりのことは知ることができる。それにしたって分量が多すぎるわけなのだけれど、まあ玄奘三蔵さまが天竺から命懸けで仕入れた以上の仏典が自宅で手軽に読めるのだから、福智は無辺なれど、ボチボチ読んでいったらいいんじゃないかという気もしている。

大蔵経のような、書かれた年代もまちまちで外来語の音写を多数含むような漢文のデジタル化というのは、いろいろと厄介な問題を含み持っていて、よくぞここまで達成されたなという気がする。学術的成果ではもちろんあるのだけれども、それが宗教的聖典であるという動機なくしては、ここまでの仕事はやはり成されないような気もする。

英語を中心とした表音文字のシステムでは、音素ないし音節ひとつに対して文字コードが与えられていて、それが連なってできた単語の表記をどのようにするかというのは表示側のタイポグラフィー技術に任されている。一方漢字というのは一文字が一単語を成していて、つまり単語ひとつに対して文字コードが与えられるスタイルになっている。そしてタイポグラフィーの問題はフォントセットが一手に担うことになっている。

そういう問題があって、特定の時代の、特定の分野でのみ使われる文字が「発見」されたりすることが、漢文の世界ではときどき発生する。大蔵経などはそういう厄介な文字の宝庫であり、たいていは一般的な文字に置き換えることが可能なのだけれども、それには単語としての漢字をどの意味に読み取るかという解釈研究が必須になってしまう。"color"と"colour"にそれぞれ固有のコードを付与するエンコードシステムを想像してみると、それがどれほど厄介なものかわかるかもしれない。

しかし逆に考えると、現代中国語というのは単語単位で一意のコードを持つという、世界でも珍しい言語エンコードシステムを持っているとも考えられるわけで、ひょっとするとコンピューターによる自然言語処理では今後最先端を走る可能性もありうる。まぁgoogleあたりじゃ既に、各国言語の単語単位で一意の内部コードを与えて処理したりしているのかもしれませんが。

ちょっと面白いのが、超ウラン元素の命名について。私が中学生のころに使っていた教科書では、原子番号の一番大きな元素は確かローレンシウムだった。ちなみに中国語では命名されている全ての元素に対して一文字で表記できるような文字が定められていて、ローレンシウムには「鐒」という字が当てられている。ところが、世界各国の素粒子物理学の研究所が粒子加速器を使って重元素を合成し、ある程度確実なデータが取れたところで命名権を主張している。粒子加速器の発達に従い、命名された元素も徐々に増えている。

ちょっとWikipediaで調べてみたところでは、原子番号111番のレントゲニウムあたりまではUnicodeで文字コードが定められているらしい。化学物質の命名に関する国際的な規約を作っているIUPACが元素名と元素記号を定めると、中国の「国家语委复函全国科学技术名词审定委员会」というところが、それに相当する漢字を定めるらしい。それが中国語のローカルコードやUnicodeに反映されるプロセスまではわからないが、とにかくそういうことは現在も起こっているらしい。

錀 - 维基百科,自由的百科全书

第111号化学元素中文定名为“钅仑”-国家对外汉语网

真言宗でお世話になるサンスクリット語の文字は、伝来当時の悉曇文字による縦書きというスタイルをとっているけれども、そのほとんどはデーヴァナーガリー文字という現代インドで使われる文字で表記可能らしい。古代の漢詩を現代中国語で読むとそれなりに韻を踏んでいて美しく響くのだけれど、仏典にある真言を現代ヒンディー語の音で読んでも、やはりそういう神秘的な響きになるのだろうか。一度聞いてみたい。
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by antonin | 2010-04-30 02:08 | Trackback | Comments(0)

短縮URLとハノイの塔

似てる、というか、考え方として同じだよね、という。情報ブロックに対して登録順に通し番号をつけていくだけで、ハッシュテーブルさえ持っていればどんな情報の圧縮もできる。グローバル・ネットワークが当たり前に存在する現在ではそれが当然のような顔をして使われているという。

まあ、これに関しては多くを語る方が無粋という気がするので、リンクを再掲。

TextPage/Misc/Tower of Hanoi

せっかくなので、これも短縮URLで。

http://j.mp/aiPuCi
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by antonin | 2010-04-15 12:39 | Trackback | Comments(0)

google mars

ってのがあったのか。おそらく火星大気による影響なんだと思うけれども、可視光より分解能の高い赤外線観測画像があって、これが面白い。オリュンポス山なんかは可視光の結果と大きく変わらないのだけれど、氷が融けてひび割れたような地形が特徴的。赤外分光像で見ると、明らかに流体が流れた地形がある。

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この地形の「上流」にも湖の岸が決壊したような地形があって、決壊の拍子に大規模な土石流が発生したという説明がつく。

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と思ったら、左の地形の土砂沖積面よりも、右の湖地形の最低部分のほうが標高が低い。

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むしろ左の地形にも右と同じような地形が元々あって、そこに土砂が流れ込んだというような解釈のほうが自然なようだ。そういう目で全体的な地形を見てみると、もっと大局的な源流地が見つかった。

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左上には火星最高峰のオリンパス山があり、それに寄り添った3連山の中腹に、地熱で溶かされた氷河が流れ出たような地形がある。その流れが右上方にある「海」地形へと流れ込む途中で、先ほどの湖地形のうち左側を構成していた窪みに一度流れ込み、そこから更に低い地方へと流れていったような流線が確認できる。

どう見ても、かつて火星には液体の流れがあったらしい痕跡があるのだけれど、そういう研究結果みたいなものはどこかに公表されているんだろうか。検索してみると、こういう地形を「アウトフローチャネル」と呼ぶらしい。古い時代から観測されていた「溝」(これがイタリア語から英語に翻訳されるときに誤訳されて「運河」になってしまったらしい)も、このアウトフローチャネルの主流になっていて、上の写真では画面右下を経て、やはり右上の海地形へ流れ込んでいる。

この海地形の「海底」部分にも面白い形状が見られる。一般的な隕石によるクレーター地形に周りに、衝突熱で氷が溶けたような、いびつな輪郭ができている。

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もしこれが本当に氷と水による地形形成の結果だとすると、火星の北半球の地下には、多量の氷が眠っていることになる。もちろん、火星の低重力のせいで水分はほとんど宇宙空間に放出されてしまったという可能性もあるが、どちらかというと、地球にもかつてあったといわれる全球凍結の状態にあると考えた方がいいのだろうと思う。

つまり火星の大地の大半には、ある程度の深さに水分が氷の状態で含まれていて、それが火山活動などによってときどき溶け、土石流のような形になって低いところに向かって流れて行くのではないか。それが温室効果の不足からいずれ再氷結してしまい、その上が砂塵や隕石の破片などで覆われていくのだろう。

そんなことを考えながら、google Earthの火星マップを見ていたのだが、気がついたらgoogle Earthが消えている。google Earthはローカルにインストールするアプリケーションなのだが、アンインストールしていないのに勝手に消えてしまう現象というのがあって、これで2回目になる。Vista x64 + WOW64環境なのだけれども、何か相性でも悪いのだろうか。

まあ面白いし実害もないのでいいだろう。天球観察なども面白い。Hundreds of galaxiesなんて場所を見ると、宇宙って広いんだな、と思う。
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by antonin | 2010-04-07 02:44 | Trackback | Comments(0)

だまし絵の街

ネタがないので、寝かせたまま放置していたのを発掘。

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最近はあまり利用していないけれども、Ajaxが話題になった頃、google mapで世界各地の航空写真を眺めて遊んでいたことがあった。あまり地理には詳しい方ではないのだけれども、それでも自分で旅行した土地などはいくらか土地勘があるので、上空から眺めて町並みを思い出したりしていた。まだ行ったことのない土地なども眺めてみて、中には解像度の上がらない場所などもあったのだけれど、中には建物の一つひとつまで詳細に見ることができる地方の町などもあって、それなりに楽しめた。

一生のうちに一度は行ってみたい場所というのがあって、そのうちローマには行くことができたけれども、まだプラハだとかサンクトペテルブルクだとか火星などには行ったことがない。火星はともかくとして、チェコの街並みくらいであればgoogle mapで十分カバーできるので、いくつか名前だけ知っている街を探して表示してみたことがあった。

その中で「チェスケー・ブジェヨヴィツェ」(České Budějovice)という日本人には耳慣れないだろう名前の街を眺めていたら、面白い映像を見つけた。そのときのスクリーンショットが残っているので貼ってみる。

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ちょっと奇妙な感じの見た目になっている。おそらく別の角度から撮影した航空写真を合成したのでこういう事になったのだと思うが、道路を境にしてあまりに綺麗に合成されているので、かえって面白いことになっている。さっきこの場所を見てみたら、写真データが更新されているらしくこの現象は解決していたが、同じ街の別の場所ではやはり似たような角度違いが残っていた。興味のある人は周辺を探索してみてくださいませ。

České Budějovice - Google マップ
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by antonin | 2010-04-06 23:48 | Trackback | Comments(0)


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