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明治政府が優秀な人材を集めるために始めた恩給制度が、名前を変えて今に続いているものが共済年金で、それを真似て民間企業が始めたのが厚生年金なのだという。国民年金は少し性質が違うけれども、現役時代の給料が高いほど年金額が多く、原資を現役世代の稼ぎに依存するという年金制度の基本的な性格は、この恩給制度に由来するという。 日本の財政の問題点は、大きく2点からなる。ひとつは、人口ピラミッドが本当にピラミッド形をしていた多産多死の時代に合わせて設計された制度が、少産少死の時代になって機能しなくなっていること。もうひとつは、旧大蔵省の過剰な強権を嫌って各省庁が導入した特別会計が、国家予算として審議を受けない裏帳簿となって国内の経済を圧迫していること。 この二つの問題点を凝縮したようなものが年金問題で、このあたりをきれいに解決できないと、表帳簿である一般会計の借金問題を増税で解決したとしても、国家財政全体の問題は解決しない。松下政経塾のビジョンにそこまでの将来像があるのか、ちょっと調べてみたい。 野田さんは案外に食えない人らしいので、今は消費税増税以外のことまで気が回らないようなことを言っていても、余り周囲を刺激しないようにしつつも改革の着地点の像は持っているだろう。TPPにこだわって見せたのも、実は税制問題からマスコミの目を反らすためのブラフだったのでは、などと想像すると楽しい。そこまで狸かどうかはわからないけれども。 手始めに、最高額紙幣から私利主義の象徴のようなあの人の肖像を外すあたりから改革してくれると痛快だが、あえてそういう刺激的なことをしないのがドジョウ流らしいので、まあ気長に観察していこうと思う。
by antonin
| 2012-01-04 22:50
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