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人類の恒久平和を願い、戦争には断固反対する。 なぜか。それは、戦争というものが、人間としての総力を否応なくさらけ出し競い合わせる場であって、そういうところに放り込まれたら私は一発で死んじゃうか無能を晒して侮蔑の底に沈んじゃう自信があるからだ。平和な世の中なら「あんた面白いね」で済んでしまうところが、戦場では身も蓋もない実力勝負の連続で、正義だなんだというのさえ、人心を掌握するための技巧でしかない。嫌だ。そんな世界は嫌だ。 そういう、極々個人的な理由から戦争反対だ。ただまぁ、こういう私のような奴が一定数生き残っているということは、逃げ回る奴らにも何らかの競争優位があったということなんだろう。勇猛果敢な兵士を集めた精鋭部隊が天才的指揮官を敵にして全滅するということもある。それを横目に逃げ回った弱虫が、なんとか戦禍を逃げ延びて、平和が戻ったところでのうのうと暮らすということも、有史以前の人類史では珍しいことではなかったんだろう。 経済戦争も戦争の一種なのだとすると、やはり戦うのは面倒だ。著しい戦果を挙げる英雄だとか、厳しい戦局でも弱音を吐かず粘り強く戦う猛者は輝かしく見えるけれども、ある程度を超すと、勝手にやってくれ、こちらを巻き込んでくれるな、と思う。この戦争が終わったら、というのは死亡フラグだけれども、世界的経済戦争の前線も、早いところこの極東から中印の先へ去ってくれと思う。 二流の働きをする労働者に、笑いながら惜しげもなく二流の対価を払えるような、ゆるい生活に戻りたいじゃないか。賢い消費者になるとか、経営感覚とリーダーシップを兼ね備えた一流の労働者を求めるのも頼もしいが、そんな奴ばかりじゃ世の中は窮屈だ。 ある程度隆盛を極めた文明が衰退すると、文明の後継者たちは、良き官僚となる。その官僚たちを支配するのは、よそから攻めてきた蛮族の王と相場が決まっている。五胡に支配された漢人たちもそうだし、ゲルマンに支配されたローマ人たちも同じだ。平氏や源氏の支配を受け入れた後の公家たちも似たようなものだったかもしれない。 こういう過程で、文明の辺縁の人たちは、単に蹂躙されて結構悲惨な目に遭う。ヴェネツィアがあんな干潟の沖にあるのもそういう事情があるし、大日本帝国末期の琉球もそういう具合だったのだろう。だからまぁ、衰退が常にハッピーというわけではもちろんないのだけれども、どうせ衰退するなら優雅に行きたいものだと思う。どうせ人口が維持できなくなった時点で文明も維持できないというのもわかりきっているのだし。神話的栄華の時期を過ぎたソクラテス時代のアテナイにも、少子化対策のための施策があったとかなんとか。 まあいいや。寝る。 ▶ PAN SONIC VAKIO album(1995) 07 Hapatus - YouTube
by antonin
| 2014-06-04 00:49
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