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今日は薬を飲み忘れたためか、日没後に疲れ果てて頭痛に悩まされたりした。その後薬は飲んだが、頭痛の原因にはカフェインの離脱症状なども混ざっているらしい。時間が時間ではあるが、誘惑に負けて風呂上がりにコーヒーを一杯飲む。気分は楽になったが、日曜の夜だというのに眠れない。他にもいろいろあったが、それはそれで。 -- Kindleでマンガを一冊購入。 第1巻の内容は、よくできた学習漫画のようで説明的な物語に終始したが、その分、普通に面白く読めた。この第1巻が刊行されたのは2015年らしい。1年ほどで人気が高まったようで、今年の初めにアニメ化が決まり、7月の放映開始に向けて鋭意製作中とのこと。アニメを見る余裕があるかどうかはわからない。 なぜこの漫画を購入して読んでみたかというと、以前からこういう物語があったらいいと思っていたからだった。 マクロコスモスとミクロコスモス:安敦誌2010年のネタなので、アイデアだけなら私が先だと主張はできるだろう。まあ、こういう作品というのは形にする作業が主で、アイデアなどというのは人を集めればいくらでも出るものなので、アイデアだけの先権など主張しても仕方がないだろう。私の擬人化のアイデアにしても、若いころに見た「驚異の小宇宙 人体」という美しい番組に影響を受けたものなので、同じような影響を受けた人は世に多いだろう。そういう他愛もない思い付きを実際の作品として読めるというのは幸せなものだ。 この作品が私のものと似たようなアイデアに根差しているとするなら、まだ作品には登場していないとみられる神経系とのやり取りを見ることができるか、というのが今後の楽しみということになる。戦闘、戦術、作戦のレベルまでは免疫系が完備しているが、戦略レベルになると神経系の影響を受けるようになる。 大戦略レベルでは戦いというより政治に近い世界となり、脳関門の向こう側にいる中枢神経たちが下す、わけのわからない判断が個々の戦局を左右するようになる。その判断は、前線の細胞たちの想像を超えた高度な謀議の結果であるとも言えるし、うらはらに現場への無理解と怠惰の結果でもある。前線は中枢の判断に時に煮え湯を飲まされながらも耐え忍び任務を遂行することになる。 命を賭して敵と戦っている細胞からは「現場じゃ今も細胞が死に続けているんだ」という叫びも出るが、個体寿命より短い寿命を持った循環器系の細胞などそもそも使い捨てられる運命であり、最長寿命が個体寿命とほぼ一致する心臓や中枢神経などの細胞と末梢の細胞とでは、見るべき対象が異なる。脳の保身と言われても、それが文字通り人間個体の「保身」につながるのであれば、それも体細胞として正しい働きには違いない。中枢神経が遺伝子の奥技「恋の病」にでもかかれば、心臓まで巻き添えにされて、身体はお医者様でも草津の湯でも治せない危険な状態に陥る。 「はたらく細胞」がそういう社会派ドラマにまで育つのかどうかは分からないが、財布と相談しながら読み続けていきたい。
by antonin
| 2018-03-26 00:48
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