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そうそう、大規模災害には軍隊を使うのが一番経済的。って、そういう話を昔書いた記憶があるなあ、と思った。最近は昔の引用ばっかりだが、ものを考える力が低下しているので仕方がない。 11年前か。あれから変化があったことというと、リチウムイオン電池の普及だろう。他にも優秀な二次電池はいろいろあったが、普及した技術には開発リソースが集中するので、多くの用途で現代の二次電池はリチウムイオンに収束しつつある。その分、リチウムイオン電池というカテゴリーの中での多様性は上がっているけれども。 スマホなんかは完全な基地局端末にしないで、緊急時だけでもアドホックネットワークを作れるようにすると災害耐性が上がるのだろうが、それはそれでセキュリティ面で難しそうな気がする。花火大会の会場に通信各社が持ち込んでいる移動基地局みたいなものを冗長化するほうが、対応としては妥当なのか。Windows XP の教訓は、自動化による安易な便利さの導入は悪用も容易にしてしまいセキュリティ問題につながるというあたりなので、中央集権的なネットワークは多少不便でも価値があるのだろう。 昔は停電時の照明を確保するというのは難しいことだったのに、今では誰もがLED照明を何かしらの携帯装置の一機能として持ち歩いており、しかも日常的に充電を怠らないような使い方をしている。こういう「ユビキタス」な装置に緊急時のインフラを支える仕組みを持たせておくという考え方も、悪くはないのだろう。 夜間電力でお湯を沸かし昼間に利用する電気給湯器を使っているが、普通の湯沸かしポットがあれに近い蓄熱方式を持っていれば、1日くらいだったらお湯を供給できる。充電からのオンデマンド加熱でも構わない。平常時のエネルギー効率なら蓄熱式のほうが高そうだが、1日以上の蓄熱は難しそうだ。充電方式なら節約してうまく使えば3日くらいはエネルギーを保持できるだろう。マキタの無骨なコーヒーメーカーが話題を呼んでいたが、ああいったバッテリーを標準化した直流機器が一般家庭にも普及すると面白い。太陽光充電が使えるともっといい。 発電所でもなんでも集中化したほうが一般に効率は高いが、分散配置したほうが障害耐性は高い。プロパンガスが災害に強いというのもそういう性質だろう。他にも、緊急時に病院などがEVやPHVから電力のボランティア供給を受け付けられる仕組みなんかはあってもいいのかもしれない。軍備が究極の災害時インフラであり続けるにしても、民生機器にもある程度そういう能力を持たせることは可能だろう。風呂を沸かすほどのパワーにはならないだろうが、急場をしのぐ手段は多い方がいい。
by antonin
| 2018-06-24 17:35
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