by antonin
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「日本ブログ協会」 なんとも怪しげな団体である。 アメリカでblogというシステムが作られ、個人の発信する情報があふれ始めてから程なく、日本のweb日記がblogのシステムを取り入れ、トラックバックやRSSなどの道具が使えるようになった。そして、大手ポータルサイトがこぞって無料blogサービスを始めたのが今から2年ほど前。今ではすっかり定着した感がある。(実は私の妻も育児日記を始めたらしい。) そんな段階になって設立されたこの団体はなんなのだろう。"http://www.fmmc.or.jp/japan-blog/"というアドレスからも明らかなとおり、「日本ブログ協会」はFMMC、つまり「財団法人マルチメディア振興センター」という、これまた怪しげな団体の傘下にあたる。このMFFCの役員構成を見ると、 理 事(理事長) 白 井 太 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・フロンティア 代表取締役会長 (元郵政省事務次官) となっていて、旧郵政省とその関連企業から、それぞれお偉いさんが集まっていることがわかる。 国家公務員も人間なのであって、私は天下りそのものが悪いとは思わない。中央官庁の国家公務員は年次が進むほど人員が削減されることに(慣習的に)なっており、退官後もキャリアを生かしつつ安心して働ける職場を提供することは有意義だと考えるからだ。 しかし、優れた経歴を持つOBが集まり、得体の知れない財団法人を作って、果たして役に立つのかどうだかわからない事業を形ばかり運営することで、年金代わりの給料をもらって安泰、というのはやはり納得できない部分がある。妬み半分ではあるが、やはり有能な人には大きな仕事をしてもらいたいという希望もある。 翻って、「日本ブログ協会」である。なんだか個人会員を募集している(会員登録ページはセキュリティーホールがあり現在停止中)らしいが、日本には昨年時点ですでに延べ3百万人を超えるblog人口がある。(総務省発表資料) この段階でいったい何を望んで設立されたのだろうか。サイトにある設立趣旨は曖昧で目的もよくわからない。以前、ネットがらみの犯罪の温床はネットの匿名性である旨の意見を聞いたことがあった。その解決策として、子供も含めた国民に実名を名乗ったblogを始めさせることが有効である云々という意見もあったが、まさかそういうものを推奨していこうという団体なのだろうか。 実際のところ、「そこまで考えていない」というのが正直なところなのではないだろうか。批判だけをしたくはないのだが、「日本ブログ協会」という旗印が何を目的にしているのか、どうしても私には理解できない。 「財団法人としては何かしておかないといけないな」 「ブログというのが流行っていると聞いたぞ」 「じゃあブログ協会を作って事業者から登録料を取れるようにしよう」 なんていう流れじゃないことを願う限りです。
by antonin
| 2006-03-08 00:23
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Comments(2)
Tracked
from ブログで情報収集!Blo..
at 2006-03-10 23:12
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by
andantino at 2006-03-09 23:04
http://www.fmmc.or.jp/japan-blog/info/index.html
なんてヘマやっちゃてるとなぁ・・・・ ネットはド素人ですよね 火傷しないうちに・・・・以下自粛。 と いいたくなったりする・・・。
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by
antonin at 2006-03-11 01:39
まぁ、人間のやることですからミスはありますが、結局web受付は廃止になって、メールだけになってしまったというあたり、なんだか重症のような気がします。
「日本ブログ協会公式ブログ」とかはないんでしょうかね。
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