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またですか!!! はい、すみません。またやってしまいました。しかも今回はちょっとひどいです。 まずは、またしてもAmazon.co.jpにて。 「コーラン」 <上><中><下> 井筒 俊彦 訳, 各 ¥735, ¥735, ¥798 (税込) しかし、一神教の聖典にはまとまった現代日本語訳があっていいですな。大蔵経すべてとは言いませんが、主だった仏典の現代語訳があってもいいような気もします。神道も、古事記以外になにか読むべき書はあるのだろうか。 で、コーラン(クルアーン)は民に戒律を示すことを旨としており、旧約新約の聖典に比べて物語性に乏しく読みにくいという噂なので、ガイドブックとして一冊併読することに。 「コーランを知っていますか」 阿刀田 高 著, ¥580 (税込) そして、ちくま学芸文庫のベストセラーを眺めていたら面白そうな本があったので衝動を抑えきれず購入。 「算法少女」 遠藤 寛子 著, ¥945 (税込) 解説によれば、 安永4(1775)年に刊行された和算書『算法少女』の成立をめぐる史実をていねいに拾いながら、豊かに色づけた少年少女むけ歴史小説の名作。とのこと。真実は小説よりも奇なり。ムスメが「少女」と呼べる程度になったら読み聞かせてやろう。 「ドーキンス VS グールド」 キム・ステルレルニー 著, 狩野 秀之 訳, ¥1,050 (税込) 有名な学術論争に関するドキュメンタリー。グールドもドーキンスとともにチャールズ・ダーウィン以来の生物進化史の常識を鮮烈に覆した逸材。私は進化とは遺伝子のネットワークがボルツマンマシン式に環境に対し「学習」するプロセスであると解釈しているので、グールド説もドーキンス説もともによく理解できる。お気楽に楽しめそう。 あとはいつもの古典コレクションをチョボチョボと。 「武士道」 新渡戸 稲造 著, 矢内原 忠雄 訳, ¥420 (税込) 「学問のすすめ」 福沢 諭吉 著, ¥588 (税込) あと夏目漱石と紫式部に手を出したらお札コレクションですな。近代日本の心。夏のボーナスが出たら近世に手を広げてみたい。 「大学・中庸」 金谷 治, ¥693 (税込) できれば四書五経はコンプリートしたい。読み通すかどうかは別として、引く機会はあるだろう。同じく金谷さんの「論語」も持っているが、やはり時々眺めている。当然に説教臭いが、この時代に真剣に説教してくれる頑固なおじさんというのも滅多にいないので、私はこれを読んで将来子供に説教をしてやろうとひそかにほくそえんでいる。冷や酒と親の小言はあとから効いてくるのだ。 そして最後にCDを一枚。 「リムスキー=コルサコフ 交響曲全集」 エフゲニー・スヴェトラーノフ, ロシア国立交響楽団, ¥1,995 (税込) ロシア5人組仲間の曲のオーケストレーションに手を加えまくり、後世のオリジナル主義者には何かと不人気のニコライですが、私は好きですよ。 そして、BOOK OFFでもやらかしてしまいました。今では反省しています。 「美しい国へ」 安倍 晋三 著, ¥350 (税込) 首相の論理を読み解くために読みたかったが、印税を納めるのが癪だったので古本にした。 「バカの壁」 養老 孟司 著, ¥350 (税込) 養老先生には印税を納めてもよかったのだが、Amazon.co.jpのユーズド価格が¥1であるところを見ると今ごろ古本市場でかなりだぶついているのだろうから、古本で買ってみた。この本はそもそも読む予定ではなかったのだけれども、ここ3ヶ月くらいで「これがあのバカの壁ってやつか!!」と実感することが多かったので、ついに購入。「バカ」の語感が悪すぎるが、きっと人間認識の限界という哲学の古典的問題を解剖学の見地から論じたものなのだろう。 今回は買わなかったが気になる本に、「99.9%は仮説」と「なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?」がある。前者では、科学理論など所詮より良い説明が現れるまでの仮説が全てだと信じていた私には「残りの0.1%はいったい何!?」という疑問があるし、後者は自営業者の節税対策が書かれているようなので、いい知恵があったらパーマ屋のオヤジである父に吹き込んでやりたい。が、ともに価格に納得がいかないので古本市場で探すつもりである。 しかし、BOOK OFFでも衝動買いをしてしまった。自分にバカヤロウと言いたい。 「図解『階級(ランク)』のカラクリ」 インタービジョン21 編, ¥300 (税込) 職業の資格や、食品に規定されたランクを列挙してある、雑学本。それぞれは調べればわかる単なるデータであるが、これだけ集まると壮観。「王様文庫」ってのは初めて手にした。 「オスマン帝国の栄光」 テレーズ ビタール 著, 富樫 瓔子 訳, ¥750 (税込) テキストもかなり豊富に盛り込まれているが、とにかく図説が多い。画集としても価値がある。現在のトルコ共和国では日本が大変親しまれているが、日本はこうした友好国をもっと大切にしなければいけないと思う。日本とトルコは、東洋と西洋が出会う東と西の窓なのであって、もっと知識を共有してみるのもいいように思う。 -------- 最後に久しぶりのコーナーを。 今日の漂着地:「iwatamの個人サーバ」より「コラム: カネの時代の終わり」 「知識バカ」を検索していて漂着。検索結果にはさぞ悪口が並んでいるだろうと思ったら、そうでもなかった。開き直って言うが、私は知識バカである。知識は人並みより余計にあると思うが、間違っても聖人君子ではないし、子持ちだっていうのに仕事はいまだに半人前だ。だがしかし、私にはこれくらいしか取り柄がないんだから、バカでも知識がないよりは幾分マシなんじゃないかと思っている。 ただ、自分が理解していることを他人に理解させたり、相手が理解できないということを自分が理解したりすることの極端な難しさに、最近強いストレスを感じている。そこで、ネット上で知識バカ仲間を探したらいましたよ。上記サイトのコラムはどれも珠玉の作品ばかり。読んでいて心が洗われます。「本棚」の欄にも私の蔵書との重複がやや見られ、親しみがわく。 ちなみに私は塩野七生さんも同類なのではないかと睨んでいる。だって、この本を読んでいるとやはり心洗われるのだ。「フツウの男をフツウでない男にするための54章」とあるが、物心ついたころにはすでにかなりフツウを逸脱してしまっている男にとっては、この54章はまるでソルヴェイグの子守唄のように優しく響くのだ。セクシーな男に関する章ではちょっと理想と現実のギャップに苦しむのではあるが。 さて。今日も遅くなった。寝よう。 おやすみなさい。
by antonin
| 2007-02-08 00:53
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Comments(5)
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B705
at 2007-02-08 18:21
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バカ万歳!!
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antonin at 2007-02-09 05:34
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B705
at 2007-02-09 17:56
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じゃあ、バカ漫才ってのは?
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antonin at 2007-02-09 23:26
うーん、賢い人がバカの振りをしているのは楽しいね。
ただのバカがテレビに映っているのを見るのは苦手。
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B705
at 2007-02-09 23:44
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確かに。それは、アホウといって区別しては?(方言によっては、まずいかも)。
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