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某所でピックアップされていたのでやってみた。 右脳育成 右脳チェック 未来スクールパスパルMIRAI:静岡県の学習塾、英会話教室、右脳トレーニングのMIRAI ●あなたの頭脳タイプ <Db型> はぁ、社長ねぇ。まだ平社員ですが。まだというか、もう会社員辞めようかと。適当に資格でも取って、やんわりと世間を漂いたい年齢になってきました。家族は迷惑だろうが。 確かにアルベルト・アインシュタインの叙述などを読むと、思考パターンに近いものを感じる。けれども、彼は集中して取り組む「天職」を若くして見出したから天才と認められ大成したが、私はそうではなかったし、そもそも範疇として似ているだけで質はずっと低いのだからして、同じような成果を挙げるのは無理だろう。ちなみに全く反りが合わないのがトマス・エディソン。1日3時間しか眠らない奴とは一緒に仕事はできない。 安敦誌で散財記として記録しなかったが、昨年に例のショッピングモール内の書店で岩波現代文庫の本を買った。 「中国喫茶文化史」 布目 潮渢 著, ¥1,260(税込) この本は要するに中国茶の歴史に関する本なのだけれども、著者の布目さんは唐代を中心とした中国史のエキスパートで、特に文献学に豊富な経験を有していて、そうしたバックボーンを駆使して中国における喫茶文化史を解説してくれる。その中心軸に据えられるのが、唐代の「茶経」という文献で、現在では宋代の版本が残されているという。 そしてこの茶道の源流とも言える「茶経」を著した陸羽という人物がまた変人で楽しい。茶経以前の茶の歴史というのはほとんど知られておらず、茶が流行したので高い税金を掛けたら不評だった、という程度の記録しかないらしい。それが一躍、茶の産地のランク付けから茶葉の加工法、それに湯の立て方から茶道具、茶室に至るまで事細かに規定された茶経が著されるに至る。この本は、陸羽の一代記と読むことも可能である。 陸羽は仏法僧に拾われた捨て子という出自になっていて、それが経典を読み進めるうちに儒家の書に出会って仏法に満足しきれなくなり、ついに寺を飛び出す。しかしなぜか劇団の主演俳優かつ演出家のような役についていたり、それが中央から左遷させられてきた人物に認められて正式に学問を修めている。同様に中央からやって来る知識人となじみ、楷書の美を打ち立てた顔真卿からは「三癸亭」という庵を贈られたりしている。 まぁこの陸羽という人は詩や演劇に秀でている芸術家肌の人なのだけれども、社会の主流から外れ、適当に文字でも垂れ流し、あとは知人に文物を贈ってもらいながら細々と生きられたらいいなどと思う。けれどもまぁ、人にそうさせるだけの才能が無ければ単なるホームレスとなって終わりだろう。困ったもんである。 何かいい食い扶持はありますですかねぇ。
by antonin
| 2007-02-24 21:08
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